イワナ釣りに行きたいのですが、最近は台風の影響か、どうも大気が不安定なのか、毎日のように真っ赤な雷や豪雨的な予報が出ているので、天気予報を見ては足踏みしているような状況です。
おいそれと退避できない奥山の源流行は、慎重に判断しないといけません。
ちょい釣りへは、ほとんど行かないのです。
1杯や2杯なら呑まないの方がよい・・・ってな感じですかね。
いいえ。それは若い頃の話であって、今では1滴でも有難く頂きます。(笑)
脂も載って来た夏イワナが食べたくて、近くの山へ。
少し涼しくなる3時半頃に家を出て、夕マズメを狙う寸法です。
いつもとは12時間ずれている。
確か入渓のポイントはこの辺りか?
もう5,6年も来ていない。
実は何十年も前に下流に大きな砂防堰堤が出来てからは、沢通しで上流部まで来れなくなって、緑の魔境と化したこの時期に入渓する人なんか居ません。
背丈を超え、咽るような草藪に突入、転げるように落ちて行く。
小沢からは目当ての渓の出合いまで沢通し下ります。
渓に降り立てば、久々の渓流の匂いや沢音に癒されます。
やっぱ涼しい。
さて、今日の仕掛けは、
自作テーパーラインのビンテージ品
一ヒロ弱、
箱出しの初めて使うハリス。
水中で目立たないらしいが、少し色がついているせいか幾分見易く、裸眼でもアイ通しが何とかできます。
初釣りの一投目、水面に毛鉤が落ちた瞬間、毎年、ドキドキします。
樹々が覆い被さるポイントが多く、しょっちゅう毛鉤を枝に引っ掛けては、むりくり引っ張り取るの繰り返し。
イワナは居るが、どうもスレていると云うか、食いが浅い感じ。
鉤を替えて真剣勝負。
一発で8寸超えが掛かりひと安心。
鉄骨と石で造られた大きな堰堤下、流れはほとんど無いがイワナが数尾溜まっていた。
8寸がスレで掛かったせいか、場が荒れてしまってその後は7寸弱が
1尾釣れただけでした。
堰堤からの上流で9寸ジャストが出た。
晩の肴はこれで十分。
もう18時を回っているので竿を出さず、脱渓ポイントまで走りイワナを確認しながら歩きます
飲み物すら持って来ていないので沢水をたらふく飲んでから、藪漕ぎで林道まではい上りました。
帰り道を歩きながら思うことは、やっぱり長い仕掛けを思い切り振り、一日中、釣りがしたい思いが沸いて来たのでした。