渓流ラーメン④ 最終形? | 作爺の部屋

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昔、山里の暮しでは野良仕事の道具や身の回りのものは自分で作ったり、直したりしてきたようです。
今流に云うとそうしたDIYや外遊びが大好きです。

GWの初日に腰をやってしまった。

話にはよく聞く、ぎっくり腰になってしまったのだ。

春先から腰を酷使していたのが、たたったんだろう。

 

何が辛いかって、立ち上がったりするとき激痛が走る、また、靴下なんか手が届かず履けない。

それと一番は山へ行けないことだろうか。

 

そんなんで大人しくしている合間に懸案だったアルコールストーブの五徳を自作しました。

 

前回の記事

渓流ラーメン③ 初アルスト自作 | 作爺の部屋 (ameblo.jp)

 

 

 

 

牛乳パックの空き箱で形をイメージ。

これ大事ね。

 

4本五徳ではゴチャゴチャ騒がしい感じなので、シンプルに3本で決定。

また、渓流の冷たい岩の上で使うことになるので、アルストを浮かし本体から熱が逃げない利点もあるかと思います。

 

 

材料は以前何かで使った手持ちの1mm厚の真鍮板

 

 

材料をケチってパズルのように罫書いたものの、ジグソーの押さえに片側の耳が掛からず、暴れて板が曲がって失敗。

結局、やり直し余計にムダが・・・あーア

 

 

 

3枚重ねてヤスリ掛け。

真鍮はサクサク削れて、アルミのようにヤスリ目も詰まらず加工性が大変宜しい。

 

 

ここで90度ひねりを入れる。

 

 

目見当で肉抜き穴を開けたので良く見れば曲がっている。

重量29g まだ抜けそうだけどこの辺で。

 

 

 

開けばこんな感じ。

 

 

燃焼中でも五徳は焼けません。

 

裏側の缶の座り具合い。

 

 

 

 

 

 

 

おまけでコーヒー缶で風防も自作する。

コーヒー缶は厚いのでホッチキスでは歯が立たず、タッカーを打って3枚繋げました。

 

 

 

切り込みに差し込んで、輪っかにする。

誰も居ない渓流なので見た目は無視で塗装はそのまま。

 

 

 

 

 
直径は鍋底より1cmくらい大きくしている。
 
風防の高さは五徳で底上げしていることもあり、鍋底まで届いていない。
鍋内に収まる高さにしている関係もあってこれが限界。
 
でも、現場では小枝や小石などで少し下駄を履かせば問題はないだろう。
それを前提に空気穴も不要
 

image

 

 

これでラーメンセット一式が1コッヘルに収めることができた。

上蓋もきっちり嵌る。

 

 

調理に必要分のアルコールは余裕を見て30gを入れ、総重量は307g。
300gは切れなかったがヨシとしよう。
 
中華の8枚風防と真鍮アルスト+十字五徳の組み合わせから比べれば、150gもの軽量化が図れた。
 
 

でもねエ~

 

缶ビ1本持てば、そんなの全部ひっくり返ってしまう。

 

まあ、これは別荷ということにしておきます。