今年も残すところ僅か2Wに・・・。
本来なら一年の疲れを癒しに温泉宿に一泊したいところですが、今月は主人が役する年末年始の地区行事準備で日曜日は全て埋まっていて、今年は諦めです。
そこで日帰り湯に切り替えて、のんびり秘湯で一年の垢落としをしてこようと・・・。
選んだ温泉は、長野県県境の三国トンネル前にある法師温泉長寿館(日本秘湯を守る会)へ。
法師温泉の開湯時期は、地形より1200年前の開湯と推定され、長寿館HPでは弘法大師巡錫の折の発見とあり、宿の開業は明治8年の歴史ある温泉場。
そんな法師温泉は、山奥にあり、日本の古き良き温泉文化や原風景、自然を大切に守るという理念のもとに集まった温泉旅館の会「日本秘湯を守る会」に加盟していて、情緒豊かな温泉です。
日帰り入浴は11時からで、営業開始前に宿周辺を散策。
本館につながる混浴の「法師の湯」の屋根は一面、苔に覆われてて歴史を感じます。
温泉宿に沿って流れる清流の法師川。因みに露天風呂周辺区間は渓流釣り禁止だそうです。苦笑
温泉最奥には薬師堂が祀られています。ここから三国山へ4.5kmの登山道もあります。
11時営業開始となり、営業待ちで並んだ入浴客、約10名と一緒に入館します。
受付して土産物コーナー、休憩室を抜けて奥に進みます。
女性専用風呂の「長壽の湯」へ。(風呂画像はHPから借用)
建物は檜の柱とヒバ張り造りで、湯舟は小さいですが、純度100%の源泉が、下に敷き詰めた玉石の間から自然湧出して、常に新鮮な湯を楽しむことができました。
主人は混浴の「法師の湯」へ。(風呂画像はHPから借用)
鹿鳴館風建物は国の有形文化財に登録される美しい造りで、映画のテルマエロマンの舞台になったり、古くは高峰三枝子と上原謙の国鉄フルムーンCMでも有名に。
混浴ですがタオル禁止なので女性には厳しい中で、当日は勇気ある女性が一名いたと・・・。驚
無色透明のカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(石膏泉)を名湯を、小一時間のんびり堪能し、一年の疲れを癒しました。
宿泊客の場合、法師の湯は午後8時から10時までは女性のみの入浴時間が設定されているので、次回は宿泊で入浴したいと思います。
日帰り湯のあと、ちょっと遅めのランチへ。
今回のお店は、たくみの里付近にあり、大滝屋旅館直営のお食事処五郎兵衛やかた。
こちらの地域が実家という主人の友人が教えてくれたお店で、今回で2度目の訪問です。
この古民家は、1850年頃の養蚕農家住宅を昭和57年に移築改装し、先祖の名前を店名に。
店内には古い金庫が。昔国鉄後閑駅に勤務していた店主が駅の金庫を預かったとのこと。
そんなお店で人気メニューの五郎兵衛うどん定食と、釜飯定食を注文。
五郎兵衛うどんは、幅広の麺に芋がら・椎茸・鴨肉などをのせ味噌仕立ての汁で煮込みます。
定食なので、雑穀飯・みそおでん・刺身こんにゃく・冷奴・小鉢がセットが付きます。
釜飯定食の釜飯は、椎茸、舞茸の旨味がごはんに浸み込み、素朴な食材がほっとします。
こちらには冷奴・刺身こんにゃく・椀うどん・小鉢がセットになっています。
どちらの定食も、田舎のおばあちゃんが作るような懐かしい味で、美味しくてしかも安い。
今回の週末は、情緒豊かな温泉と、素朴な郷土料理を、堪能した一日となりました。
さて、当日は暖かい日となり、全国21地点で最高気温が12月の観測史上最高を更新したそうで、遠い将来は冬という季節がなくなるかも・・・。地球沸騰化は現実ですね。
~いつも訪問下さり、ありがとうございます~