先週から続いた雨が週末は一転して夏日に。
その中での猛暑日の予報がでた日曜日、涼を求めて谷川岳の一の倉沢へポタリングに出掛けてきました。
下道を2時間、谷川岳ロープウェー駐車場に。
約15年前に、息子たちの大学進学を機に、夫婦で本格的登山をはじめ、まず最初に挑戦したのが谷川岳・・・。そんなことを思い出しながらハイキングコースをポタリングで一の倉沢へ。
一般車両通行止めの国道291号のハイキングコースは、涼風が吹き抜ける新緑のブナ林が続き、気持ちよくペダリングして進みます。途中にはギンリョウソウがあちこちに。
そして景色の良いマチガ沢に。双耳峰、谷川岳のトマノ耳とオキノ耳が前面に望めます。
さらに2km進んで、目的地の一ノ倉沢に。
日本三大岩場の一つとされ、アルピニストを惹きつけてやまない絶景は圧巻です。
残雪の雪解け水の河原で涼みながら、コンビニで仕入れた飲食で、暫し絶景カフェタイムを。
約1時間ほど絶景と涼を楽しみ、戻ることに。
始発の電気自動車がちょうど一の倉沢に到着。もうサンダルでも来れるスポットに・・・。
そして、谷川岳駐車場から6km下った湯檜曽川近くにあるそば処 角弥へ。
11時開店前の30分前に着くとなんと営業中で、週末は激混みなので開店時間を前倒ししているとのこと。おかげで待たずにすぐに入店できました。
お店は今から約250年前、新潟県長岡市にて創業し、戦後、群馬県水上町湯檜曽にて営業を続け、その後、平成元年に現在の幸知店に移転したとのこと。
新潟伝統のそば店なので、へぎそばがメインですが、ここはふのりは入れてなく、器のへぎで提供するへぎそばです。
今回は、先ずは香エールビールとノンアルコールビール、それに生姜の唐揚げとお通しのおつまみで、体の中も納涼に。
そしてへぎそば3人前と、野菜天ぷらハーフサイズを。
冷水でしっかりと締めたおそばは適度にコシがあり、またつややかなのでのど越しが良く、ちょっと多めだったかもと反省した3人前もきれいに食べきれました。ごちそうさま。
3か所ある駐車場がほぼ満車となり、整理券が配られ始めたお店を後にして、藤原湖そばにある奥利根民俗集古館に立ち寄ってみました。
着いたときは定休日の札が下がっていて、諦めて帰ろうとしたとき、シニアカートで館主がやってきて、開館して頂けました。
築300年の古民家内は、奥利根地方の民具や民俗資料が所狭しと配置されていました。
藤原地区の中心に位置したため、当時は行商たちの宿として、また集落の集会所としても使われていた民家だったとのこと。
二階も民具、農具などが埋め尽くされていました。天井裏もしっかり作られています。
藤原地区に伝わる藤原彫りは、豊かな木材を冬場の収入につなげようと、江戸時代中期に始まったらしく、のみで筋状の削り跡を菊花形に残す特徴があります。お盆などが有名で献上されるほどのものだったとか。
この熊のはく製は、館主が集古館を始める際、当時の宝川温泉社長から贈られたもので、昔宝川温泉で迷子の子熊を育て、その熊と露天風呂に一緒に入浴できる宿として貢献した熊とのこと。
大きな栃ノ木を使って一本彫りにしたヒグマ親子。
宝川温泉に勤めた北海道出身の方が趣味で仕事の合間に掘られたとのこと。迫力ありました。
雪深い大利根川源流地の美しくも厳しい自然の中で、先人達のたくましい生活の様子を少しだけ垣間見ることができました。
さて、今回は4月に乗り換えた私のSUVに続き、主人も今月にミニバンから軽SUVに乗り換え、そのちっちゃな荷室にチャリ車載ができるかを兼ねたドライブでもありました。
発注して約1年も納車待ちした待望の軽SUVは、何とか折り畳んで車載でき、引き続いてのポタリングライフが楽しめそうです。
~いつも訪問下さり、ありがとうございます~