30歳、独身男の独り言 -3ページ目

2009/10/07 №9

面談のような形でMと話をしてみた。


彼女が言うにはこの仕事に興味があるという。


経験はないが頑張っていきたい。


そう言った。


終わった後、Nとも話をした。


今までのあまりにも不甲斐ない仕事ぶり、


店長という立場の意味、


友人でもなんでも、誰かをここへ入れるという責任、


そして言った事はしっかり責任をもって行動してほしいと。


総じて社会人としての責任とは? といった感じの内容だ。


私からのお願いである約束事にしては


Mとはそこまで仲がいいわけでもないし


お互い、仕事に対してはしっかりと白黒つけたいので守れます。


と言いきった。


あとは、もっと現実的な売上の問題である。


いくら人が必要でもお金がなければ給料は払えない。


払える見込みが無ければ雇う事自体が無責任になってしまう。


時間はあまりないが今月の結果が全てである。


売上のために私が手伝うことも可能ではある。


ただ、それでは意味がないのだ。


会社がどうにもならなくなった、借金もできない


そのような時、社員にお金の工面を期待するだろうか?


それで根本的に解決するのか?


多分しないだろう。


その問題を解決させるには経営者の努力以外にはないのだ。


この売上の問題も他力本願ではいけないのである。


それぞれがそれぞれに役割があるのだ。


自力で達成できるか出来ないか。


それが結果であり責任でもある。


Mを雇いたいという気持ちよりも


Nの意識に何かしらの変化を期待していた。


無論、達成できれば言うことはない。


しかし、達成出来なくても得れるものはあるはずである。


結果に対しての容赦をする予定はないので


未達成となればMの入社の話は流れる。


Nにとっては今が踏ん張り時なのである。

2009/10/06 №8

周りに田んぼしかないような田舎に


突然できたインテリアショップに興味をもって


看板も広告もないところへ意外と人は集まってきた。


売上は当初からあまりあてにはしていなかったのだが


8月で約40万程。


それでも諸々差し引いてもアルバイト一人位雇うことは


出来る売上だろう。


その頃、ネットショップはなんとかオープンさせたものの


売上なんてほとんどないといっていい状態だった。


そんなこともあったのだろう。


Nはネットショップでの売上よりもインテリアコーディネートで


売上を上げられないかと考えたようだ。


実際、売上もやる気も無しで給料を払うよりは


違う方で売上を上げてくれるのであれば言うことはない。


その後、静観していたのだが


前の会社の時からのコネでいくらかの仕事をとってきた。


結果的に8月はコーディネートの仕事で60万近くの売上だ。


彼女もその仕事にはやる気もあるようだ。


そんな折にNの方から相談があると言ってきた。


実は以前の会社にいた同い年の子、Mをうちへ入れたいと言う。


Mは店舗のオープン時も手伝いという形で来ていたので


知らないわけではない。


ただ、遊びの集まりと仕事では全然違うのである。


Nには一つの課題と一つの約束をすることで


それが守れるのであれば了承するということにした。


店舗での売上、コーディネートでの販売と


思いもかけない所での好調さが一度はやめようかと


思っていたのが遠い過去のように


希望へと変わっていた。


そのためにはスタッフは必要だった。


しかし、また同じようなことになるのであれば


Nも辞めさせた上で新たにやる気のある人と


進めていきたい。


だからこそ、Nに出した課題に対して、彼女がどう応えるかが


自分の答えでもあると思っていた。


その課題は非常に単純だ。


まず、来月にはコーディネート、店舗、ネットショップの3つの


合計売り上げを150万円以上にすること。


あくまで合計なのでどれに集中するかは問わない。


約束も非常に単純だ。


どちらかが何かの理由で会社を辞めなくてはいけないという時


だったら私も辞めると言い出すような子なら


最初から入らない方がよい。


この仕事がしたいという気持ち、この仕事で成長したいと思えるか。


Nがいるから何でもいいから仕事をしたくて、なんていうのであれば


こちらからお断りする。


入るからにはそれは約束してほしい。


よく話し合って判断させてくれ。


それだけである。


その話から数日後、NがMを会社に連れてきた。

2009/10/05 №7

オープン初日、金曜日ということと


一切の広告をしなかったというため閑古鳥状態。


まぁ、仕方ない。


翌日、一応友人たちには声を掛けてあったが


仕事やら家庭のことやらであまり期待はしていなかった。


夕方近くになっても寒い状態は続いていたのだが


5時を回ったあたりから徐々に友人、知人、その友達といったように


人が増えていった。


もちろん、NやTの友人達もである。


思いがけない盛況ぶりに一つの達成感を感じつつ


ネットショップのオープンが間に合わなかった悔しさとで


複雑な日となった。


彼女たちは人員不足、経験不足といった所謂ベンチャー企業の弱点を理由に


5月の途中からネットを諦めて店舗の仕入れ、ディスプレイに集中していた。


そのディスプレイ、仕入内容もオープン3日前に私が全て入れ替えて


無事オープン出来たという事実からも実際は仕事という仕事を


出来ていなかったのは否めない。


一か月遅れでネットショップがオープンしたのだが


販売商品じつに20点という体たらく。


決算月ということもあり、5月中旬以降ほとんど


まともに手伝えなかったとはいえ


なんのためのスタッフなのかを考えさせられた。


Tも去り、またNと一人という状況になったのだが


彼女のスタンスに変化は見られない。


家族だ、友人だ、付き合いだと言って定時前に帰宅することも


多くなった。


そんな彼女を見ていて、この事業は失敗だったな、と


オープン間もないというのに自分の中で


事業撤退という事が浮かぶ。


いくらか損したがまだ本体への影響は微々たるものだ。


そんな言い訳を考えながら夏を迎えた。