「金星」とは、あなたの人生に喜びや充実感をもたらす存在です。
心を満たすという意味では月に近いですが、「月」が安心感や穏やかさなど日常的なものを求めるのに対し、「金星」はトキメキやワクワクなど非日常的なものを求めます。
また、「月」はその繊細さから場の環境に否応なく左右される性質を持ちますが、「金星」は自分の内側に取り込むものを吟味し、自らの魅力で自分にとって必要なものを引き入れる性質を持つのも特徴です。美的感性(センス)、周囲を惹きつける魅力、社交性(相手と仲良くなる方法)を表しています。
”どんなことにお金を使いたいか?”も「金星」の管轄なので、周囲からあなたにとって魅力あるモノを吟味し集め、それを纏って自分自身も魅力あるものになろうとします。その魅力が人をさらに惹きつけ、周囲と良い関係性を築くことができる。それが「金星」の役割なのです。
このことから「金星」は、
「どんなことを美しい・楽しいと感じてじっくりと味わうか」
「どんなことで自分の感性(センス)を洗練させるか」
「どんなことで自分の魅力を周囲に印象づけることができるか」
を表すと言えます。
前回お伝えした通り、「水星」も人と関係性を築くのに重要ですが、あくまでも、言葉や情報のやり取りによるものになり、そこに情緒はあまり感じられないでしょう。しかしここに「金星」が加わることで、人のアンテナにビビッと刺さるような印象を与えることが出来ます。
「人は見ためが9割」「第一印象は出会って5秒で決まる」と言われます。実は言葉よりも、見た目の雰囲気の方が、印象に残りやすいのです。
じゃあ、「自分はどのような印象を人に残すと良いのか?」「そのために日頃から何に触れて感性を高めるとよいのか?」それを示しているのが「金星」なのです。