最新の記事一覧 月別記事一覧 テーマ別記事一覧ドリアンの 棘ある固き 皮の中 妖しく匂う 滑らかな実.は坂道を 一気に駆けて 抜いてゆく 黒色ヒジャブ 翻しつつ朝まだき 高層ビルに 囲まれる 公園に聞く オニカッコーの声常夏の ツインタワーを 眺めつつ 冷やのグラスで 九平次五尺はるかなる クアラルンプールの 夕ぐれに 祝し来たれり 六十二名はくらみ、はるな コロナ三年の 忙しき 結婚、移住 二児の両親六匹の体調気性をしたためた トリセツ託して向う空港自転車に ジェイは前向き 風を嗅ぐ なにか嬉 しい 今日のはじまり野球部の 大きザックに ゆったりと ハンドルかわす 白シャツの列うつしみは なすがままなり 癌セター ながれ作業に 血を採られおり雨あがり 草むらひかり 顔を出す ジェイは晴れやか 朝の雉うち線状降水帯の 天の下 濡れるにまかせ こつばめ一羽ぐんぐんとかぼちゃは伸びて 黄の花の大き咲きたり 蜂よ早よこい天はいま大雨警報 川べゆく少年たちにに河童もまじる群れもせであるがままにていちにちがとろとろとゆく線路のようだあめに咲くあじさいみたい雨傘の彩あざやかに通学の路水無月の 庭の水がめに よろぼえる 犬と猫とがたがいに空気階段にだじろぐジルよ今しばし俺と歩こうたそがれ時をあさごとに 彩のかわれる あじさいの あめに微笑み 吾が足とめるいちじくの ケーキ届きて 雨のゆうべ 初夏の祓いと 幼らと食む<< 前ページ次ページ >>