最新の記事一覧 月別記事一覧 テーマ別記事一覧「なんで」から 「実はね」となる 休みあけ 君の言葉は 生 え変わる羽もも五歳 このごろわれの ベットにて 寝始めたり 明け風涼しシトシトと 八事斎場 保冷庫の 大箱小箱に むくろの詰まる稲妻の 一閃まどを 走るとき ジル現れし 闇にちぢまることきれし からだは軽く 硬くなる 黒毛のジルを かかえ浄めぬ少年ら 大鍋せおい 歩きたり ヘルマン・ヘッセを 呟きながらうすれゆく 心のこりか あけがたの あわき満月 林間の空たべごろは あと十日ほど 真夏日に アケビが二つ はや蔓の先まるまると黄金の毬に守られてクヌギどんぐりそろり顔出すくぬぎ木が池に根をはりもりもりと水面にしげりしらさぎの宿おむつ替え水飲ます時よるべなき悲哀のまなこに吾を見つめるいがぐりの とげとげ緑は 茶色に 開きはじめて 光る実をみゆ濡れた木はかすかに乾く蔦くだるででむし達に幸せあれよ三月ごと滞在許可を願うごと通いなれたり癌センターはコロニーに大きそだ てば樹上にて羽ばたき口つきサギ格闘す雷の とどろきわたる 雲のした 心ゆくまで 頭を掻くサギよ西のそら 大き虹たつ 半円に 空をまたいで ふた重にたちぬパチパチと 闇にちる音 少年の 手持ち花火は きらめきつ散るあの頃を 思い出すのか 横たわり ジル哀しげに 声上げてなく横たわる ジルの排泄 怒りさえ こみ上げてくる 蜘蛛が見ておる<< 前ページ次ページ >>