最新の記事一覧 月別記事一覧 テーマ別記事一覧朝がきて 逃げちゃう前に つかまえて 眺めてますよ まんま るお月”暗やみが ヤモリの腹を 押しつけて くもりガラスに 切り絵を作る”暗やみが ヤモリの腹を 押しつけて くもりガラスに 切り絵を作るほのぼのと 七十四歳の 恋ごころ すすきの原に 朝日が昇るよく冷えた ジントニックを もう一杯 告げるしかない じじいの決意きっと来る 信じて待てた 真っ青な 空に流れる 透き通る雲まどろみて見上げるモモよモモンガの空跳ぶごとくお腹をみせてみおぼえのある父の文字 少年が兵士に贈る春の俳句を貧しかる暮らしの中に「支那事変」 「愛国」を記す文集ありき真っ白な シラタマホシクサの 暗やみは 星めぐりの歌が 聞こえてきそうひとすじに さく曼珠沙華 おかあさん あなたが亡くなり もう十七年揚羽蝶が 一つきており コスモスに どしゃ降り雨の かわくあとさき好物の 身をほぐしつつ 酔う箸に 猫またぐほど キンメの干物ソーメンがまだ食べたいと話しつつ 庭の大葉の白い花散るこんなにも 孤独な時空よ 君がため キンパを買いぬ 金山駅に止まるごと 目で語りつつ 歩きゆく うすらに紅き 舌だしジェイは逆光に みやれば刹那 ひたひたと 憧憬のごとく 駆ける一団秋服は どこか地味色 みちのべに ロイヤルブルー 露草の花白露の いなほの海に 見えかくれ 一心に食む しらさぎ一つ秋さりの 楢の林に もののけが 嘆いてすわる さるのこしかけ<< 前ページ次ページ >>