最新の記事一覧 月別記事一覧 テーマ別記事一覧四半分 わが血を受けし 九歳の 蔵人弾けり スタインウェイを鶴橋の商店街の純喫茶迷はず頼むキムチサンドをひとめ惚れ冷えた純米にごり酒ビクトル投げからの膝十字固め暑いですすこし休もうよ水のなかジェイの目語る頑張らぬこと八匹と暮らせし君は一匹とさらりと言ひて水割りを飲む百日紅に黒きくまばち集まりてみづいろの空押しつ押されつ猛暑日の ガラス皿には 枇杷ゼリー 匙を寄せれば つるりと逃げるこの庭に午前九時ころきてくれててふてふ今日も安否確認ほそき蛇 近寄るわれは天敵か舗道にありて身動きもせず炎天の湖畔の道に亀の卵の殻しろく散る 喰らはれしまま遠方の友の訃報に香典はペイペイでねと立て替へし友空晴れて風やはらかに子育ての母さんだってお洒落をしますしろたへの羽のあふるる池の辺はいのち育む三千世界なが雨の 晴れまに出でし 池の亀 ゆるりゆるりと 風渡りゆく十五にて冬山に立ちし無二の友 君よまだまだ 語り尽くさず雨しづく ひかり織りなす 蜘蛛の網 森の機屋も 七月七日雨上がり黄の身映えてキイトンボかそけき姿 いと守りたや老ゆるとは古りし枝ゆくでで虫の登るや下るや今日もゆるゆるスッポンは邪魔だてすなと身構へて寄らば噛むぞと睨みゐるなり幼き日不吉と思ひし羽黒とんぼ神の使ひとしづかに黒く<< 前ページ次ページ >>