最新の記事一覧 月別記事一覧 テーマ別記事一覧伝統の野菜を守れと母の日に 口あけかじる本届きたり青柳の 天白川の 石に出で 身を温める 命のふたつ深煎りのガテマラの豆苦味濃く砂糖ひとさじ南欧の風雨あがり花芽のぞきてオリーブの濃き葉のみどり風にゆれおりトンネルをぬけてみどりの風入れる父の買いくれし少年サンデー暗闇にごつごつ石の濡れていて足探りつつ「妖怪隧道」渓谷の鉄路の跡を歩みゆく光と闇をひとつまたひとつ赤レンガくすむアーチのトンネルにレールは消えてけむりの匂いかろうじて出でて水のむ水瓶の底にくっきり日があたりおる胸ぬちに思い出せないつかえありくしゃみひとつを待っております長靴に泥はね残し雨あがり畑に出でたる五月の顔よ上をみてじっとしておるまっくらな卵のころを思い出すのか無量なるみどり音たて降りつづく土打つ雨の五月一日びわの実の小さき粒の寄りあいて時を待ちおり鳥たちもまた名を問えば紫の花にこたえおりオオルツボとて球根は毒柔肌の 白き包める 柏餅 痩せたいと言う せつなからずや木の上で葉っぱを少し食べて寝てときどき地面これでいいのだもの言わず まどろみつつも 薫風に 浮かびほどける 白雲ひとつつい先の水のなかったあいち池 今日はたっぷり満ちておるなり雨上がり通勤前のつつじ道まっすぐ伸びて色尽きぬなり<< 前ページ次ページ >>