最新の記事一覧 月別記事一覧 テーマ別記事一覧この旅に 翼をなくす カモメいて スマホの電池 壊れて しもたじっとたえ いくとせこえて 今はただ かんばし眠る ポルトの酒樽青空に 羽をひろげて 滑りゆく カモメよカモメ 雨を見たかいいかにせん 地の果ての先 透きとおる ジントニックで 焼きホタテ食む東雲を 紅く燃やして 十字架の 地の果てに立つ 陽はよみがえるただひとり ここは地の果て フィステーラ おもい真っ白に カモメが鳴いたこの旅は 神の恵みに つつまれて サンティアゴへと 出会いいくつも巡礼も 終わり近づく 距離となる 湿りを帯びて 霧の中ゆくありがとう 妻忍ばせし 右足の 痛みを撫でる 痛み取り石名にしおう 王のタコゆえ 食べたさに 昼寝して待つ レイの公園木漏れ日に 影ゆらゆらと ひと休み 牛が牧場へ 並びて通る渓谷の 水の流れに 鐘の音 大きサモスの 修道院にぐつぐつと 豆とチキンに サフランを ルシアが煮こむ パエリアの昼村を出て 石の古道に 散りたるは 草の香残す 牛の糞かな雲のなか 果てなき坂を 踏みしめつ 足をかばいて ガルシアに入るくら雲の かみなり響く 峠みち ポンチョ被りて しばし休まん連帯の ヘルメットのよう 貝殻を ザックに付けて 歩むカミーノガレ石の 登りの道を 越えしとき ガルシアの峰 遥か眺めぬカッコーの かすかに響く 街道を 食う寝る歩く ときに洗濯巡礼に あどけなき子を 連れながら 乳母車押す たらちねを見き<< 前ページ次ページ >>