有名芸能リポーターの井上公造さん(64)が16日、自身の公式ユーチューブチャンネルで、来年3月末をもって東京・名古屋・大阪・福岡でレギュラー出演する番組からすべて卒業することを発表した。
理由について井上さんは「一番大きいのは体調の問題ですね。約7年前から自律神経のバランスを崩して、本番中にめまいがしたりとか膝から下が寒くなったりしたことが多くなった」と説明。本番中に倒れたり、ろれつが回らなくなったことや、番組が終わってから病院に駆け込んだこともあったという。「東京―大阪を毎週複数回、27年間往復してきたり、いろんなツケがきたのかな。12月末で65歳になるというところで、ちょっと体を休めたい」と心境を吐露した。
「引退ではない」とし、求められれば3月末以降もテレビ出演をすると語ったが、「レギュラー番組として今後続けようという気はない」とキッパリ。60歳になってから、残りの人生をどう生きようか見つめ直したことも理由の一つで、「芸能界でいろんな方と知り合って、自分の人脈の中で新しい事がチャレンジできるならやってみたい。芸能リポーター以外のことにもチャレンジしてみたいという気持ちがあります」と明かした。
このように芸能リポオーターの井上公造さんは、自分の体が”自律神経のバランスを崩して、このため、めまい・冷え・倒れたり、ろれつが回らなくなったりしたと述べています。
一般的に「自律神経のバランスを崩す病態としては、大人ではパニック障害、子供では起立性調節障害(OD)がその代表です。パニック障害とは、突発性の発作や息切れ、めまいなどが繰り返し起きる精神疾患で、自律神経などの働きが不安定になって発症し、突然の発作を恐れる「予期不安」、公共の場での発作を恐れて引きこもりがちになる「広場恐怖」が特徴です。起立性調節障害(OD)とは、循環に関する自律神経の働きが悪く、起立時に体や脳への血流が低下する障害で、全身に十分な血液が行き渡らないため、立ちくらみやふらつきが起き、疲れやすくなる。脳への血流の低下から、思考力が低下し、集中力もなくなるのが特徴です。
問題は、医者でもない芸能リポーターでしかない井上公造さんが、どうして「自律神経のバランスを崩したと判断されたのでしょうか。
自律神経の特徴は、人間の意志でその機能が左右されることがないのが特徴であり、にも関わらず井上公造さんは、こうした病態を自分で診断されたところを診れば、医師以上の特異な才覚を持った奇特な人種なのでしょうか?
どうして、このような難しい病態が自分で診断できるのかを、医師の眼から考えてみることにします。
芸能リポーター・井上公造のウラの顔 キレたらヤバい…梨元勝さんが「あいつはダメだ」と見限ったワケ
芸能リポーターの大御所・井上公造氏(64)が来年3月末をもって、「スッキリ」(日本テレビ系)「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ系)など9本のレギュラー番組を卒業すると発表した。
井上氏は卒業の理由を「一番大きいのは体調の問題」とし、7年ほど前から自律神経のバランスを崩していたと明かした。具体的な症状については「本番中にめまいがしたりだとか、膝から下が寒くなったりだとか」と説明。さらには「本番中に倒れて病院に運ばれたとか、本番終わった後に病院に駆け込んだこともありました」と話した。
薬の服用は欠かせない状態だったようで、「やはり東京?大阪間を毎週複数回、27年間往復してきた。いろんなツケが来たのかなと。僕も12月末で65歳になる。ちょっと体を休めたい」と吐露。今後はスポットでの出演依頼には応じるようだが、レギュラー番組の仕事から完全に退くという。
レジェンド芸能リポーターの梨元勝さんが2010年8月に亡くなったあとは、完全に井上氏の“天下”だった。関係者が声を潜めて明かす。
「梨元さんが大手芸能プロとケンカしてでもスクープを出していたのに対し、井上氏は大手プロに取り入った。一部で『ズブズブ』と揶揄されるほどで、本人も『僕はマスコミではなく、タレント』と公言。五分五分だったマスコミとプロダクションの関係をおかしくしたのは井上氏という見方も業界内であります。師匠の梨元さんも生前『あいつ(井上氏)はダメだ』と切り捨てています」
元サンケイスポーツ記者という井上氏の肩書きについても、続きがある。出版関係者によると「サンスポに入る前には某ヤクザ雑誌の編集長だった。その前はというと…凄腕の雀士で裏の世界で活動していたという話なんてのもあります。サンスポ以前の経歴は彼もテレビで明かそうとはしません」という。
温厚そうに見えるが、キレたらヤバイことでも知られる。井上氏は自らが代表となり「KOZOクリエイターズ」を設立。現在、テレビに出演する芸能リポーターの多くは同社に在籍している。スポーツ紙記者は「リポーター全盛期には(井上氏)は年間1億円に迫る収入があったそうです。ある種の独占企業でしたからね。ギャラもリポーター1人当たり1回3?5万円は出ていたので、井上氏はウハウハだった」と明かす。
テレビ局側はそれなりにかかるギャラと、マンネリ化を打破すべく、井上氏の息がかかっていない若手リポーターやマスコミ関係者、文化人を起用しようと動いたことがあったが、この動きを察知した井上氏がブチギレ。前出関係者が証言する。
「局のFAXに大量の抗議文書を送り付けてきたそうです。『自分の知らないところでそうした動きがあるのは心外』『私に案内がないのはどういうことか』と。その際に、ズブズブ関係の大手プロダクションの名前を出して“圧”をかけることもあったようです」
芸人の有吉弘行は自身のラジオ番組で井上氏の“引退”について「7年前から自律神経のバランスを崩して、体調が芳しくないということで…」と切り出し「でも井上公造さんのとこに『本当に自律神経のバランス崩したんですか?井上さん!』『体調どうなんですか! 井上さん! 答えてください!』って聞きに来られないから…いいですよね?」とチクリ。続けて「まあ、行かないわね、なんでかっていうと興味ないからですよ。井上公造さんが来年春で全レギュラー番組辞めようと、別に誰も興味ないから行かないだけですけど」とぶった切った。業界でも一時ヤフーでトピック採用された井上氏の引退ニュースに「今年1番どうでもいい」との声が圧倒的だった。稼ぐだけ稼いだのだから、あとはゆっくりして欲しいものだ
井上公造はなぜ重宝されたのか 付き合い30年の記者が見た時代への対応力と人間力
芸能リポーターの井上公造氏(64)が、今月16日に自身のYouTubeチャンネルを更新し、2022年3月いっぱいで東京・大阪・名古屋・福岡の全レギュラー9番組を降板することを明らかにした。「芸能リポーターからの卒業」であり、今後は肩書を持たずに「裏方」での仕事を軸に活動していくという。約30年の付き合いになる記者が、井上氏から改めて話を聞き、その生きざまを解説した。
井上氏の決断を知り、あの時のつぶやきを思い出した。「僕もこのまま芸能リポーターを続けていくかどうか分からないですね」。私は井上氏が、かつて新聞記者だったこともあり、「芸能以外のことも含めて書く仕事も考えているのかな」と思っていた。だが、そうではなかった。大きな理由は「体調の問題」。約7年前から自律神経のバランスを崩し、本番中のめまいや下半身の冷えなどを感じ始めたという。私がつぶやきを耳にしたのも、ちょうどその頃だ。
芸能リポーター歴35年の井上氏は、第一線を走り続けた唯一無二の存在だ。新聞記者から転じて約7年は、張り込み、直撃取材をいとわずに数々のスクープをものにしていた。テレビ局もその成果を電波に乗せた。だが、95年のオウム真理教事件を境に各ワイドショーが芸能ニュースを扱う頻度を減らし、芸能人のプライバシーに踏み込むスクープは「不必要」とされた。この時点で淘汰されたリポーターは少なくないが、井上氏は週刊誌、新聞が報じたニュースの裏側を伝え、独自情報も付け加えるなどし、存在感を示し続けた。
と同時に悩みや不安を抱えるタレントらと向き合い、信頼関係を築いていた。そして、「調整力」を駆使した新たなスクープ取得法を見出した。代表例が、2014年10月23日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」で実現した「矢口真里 生告白」だった。矢口は自身で起こした男性問題をきっかけに約1年5か月、地上波のテレビ番組から離れていたが、所属事務所、本人に生出演を持ち掛け、説得し、番組側にもその舞台を作ることを了承させた。そして、矢口は緊張しながらも、離婚を決めた理由、交際中の恋人のことを告白。番組は高視聴率をマークし、矢口が仕事に復帰する足掛かりとなった。
井上氏は当時のことを振り返り、「実現までには約5か月かかりました。ただ、矢口さんのような才能を持ったタレントが、あまりにも長く画面から消えるのは良くない。セカンドチャンスを与えるべきと思っていました。もちろん、私がお世話になっている番組に貢献したいという思いもありました」と明かした。
このスクープを目の当たりにし、私は「井上公造にしかできない仕事」と感じた。その後、芸能人がプライベートを話す会見は激減したが、井上氏は独自の取材網を駆使し、レギュラー番組であらゆる情報を解説。真相に迫りながら、常に「伝えられる側」の立場も考慮してきた。
今後についても言及「1つはコンサル的な仕事をやりたい」
言い換えれば、最も時代に対応できた芸能リポーター。だからこそ、64歳にしてレギュラーを9本も持てているのだと思う。「面倒見がいい」のは、芸能リポーター仲間に対しても同じで、設立した事務所に複数人を迎え入れている。そして、事務所社長の夫人も、以前から井上氏に依存しない多角的な経営体制を築いており、今春に思いを伝えられた際も、「あなたの人生だから」と理解を示したという。
「妻の行動力と理解があったからこそ、決断することができました。本当に感謝しています」
さらに井上氏は政財界、スポーツ界にも親しい人物を多く持ち、「芸能リポーターを続けて来たからこそ、いろんな方と出会えました。それが大きな財産」と表現。次のステップへのイメージも口にした。
「1つは、コンサル的な仕事をやりたいです。例えば、地方自治体、テレビ局、スポンサーと芸能界をつないで、地方発でスターをつくる。あとは、好きなハワイを元気にするための仕事にも興味があります。ただ、自分が表に出るのではなく、裏方としてやっていければと思います」
12月30日で65歳。井上氏は、師匠の梨元氏が同じ年齢で亡くなっていることも踏まえ、「まずは体を休めたい」とも話している。だが、立場を変えても信頼され、人の気持ちを思いながら、時に忙しく生きていくだろう。私は、その生きざまを時に活字で伝えていこうと思う。
◇井上公造(いのうえ・こうぞう)1956年(昭31)12月30日、福岡市生まれ。西南学院大商学部を卒業後、フリーライター、竹書房編集長などを経て、サンケイ新聞社に入社。サンケイスポーツ文化社会部記者として、事件・芸能取材を担当する。86年、梨元勝氏の「オフィス梨元」に入り、芸能リポーターに転身。テレビ朝日系「モーニングショー」などにレギュラー出演し、その後、フリーとして活動。98年には、夫人と「有限会社メディアボックス」(現在「株式会社KOZOクリエイターズ」)を設立。1メートル76センチ。血液型B。
【井上氏が出演中のレギュラー番組】
・「スッキリ」(日本テレビ)
・「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)
・「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ)
・「今田耕司のネタバレMTG」(読売テレビ)
・「おはよう朝日です」(朝日放送テレビ)
・「キャスト」(朝日放送テレビ)
・「マルコポロリ!」(関西テレビ)
・「キャッチ!」(中京テレビ)
・「アサデス。KBC」(九州朝日放送)
原田龍二、降板発表の井上公造氏を語る 宇多丸は芸能リポーターに辛辣意見
17日放送の『バラいろダンディ』(TOKYOMX)で、原田龍二が2022年3月をもってすべてのレギュラー番組から降板する意向を示した芸能レポーターの井上公造氏について語った。
■井上公造氏がレギュラー降板
番組は芸能レポーターの井上公造氏が、自身のYouTubeチャンネルで現在出演中のレギュラー番組を2022年3月をもって降板する意向を示したニュースを取り上げる。
同氏は動画の中でその理由を「7年前から自律神経のバランスを崩すことがあった」「コロナ禍もあり、芸能界が個人主義になって国民的スターが生まれにくくなっている。芸能界が盛り上がらないと成立しない仕事」などと語ったことが紹介された。
■玉袋が持論
玉袋筋太郎は井上氏について「正月になると芸能人がハワイに行ってね、必ずハワイでこうやって張っているじゃないですか。今はハワイにいけないから、そういうのがなくなっちゃうっていうのもあるんでしょうね、仕事もね」「行ったことがあるんですよね? 原田さん」と語る。
原田は「おととし、公造さんとハワイで取材を受けました。昔はいっぱいいたじゃないですか、レポーターの方たち。3、4人しかいませんでした」と変化を口にした。
■井上氏は「律義な方」
玉袋は「顔見知りになれば、井上さんここはちょっと触れないでとか、ここを引っ張ってくれたらしゃべるよみたいなやり取りはあるんですか?」と質問。
これに原田は「やり取りはないですけども、今日もですね、『バラダン』で私のニュースを扱っていただくんで、よろしくお願いしますっていうのは、公造さんからご連絡いただいてますよ。すごい、律義な方で」と語った。
■宇多丸は厳しい指摘
宇多丸は現在芸能レポーターが減少しつつある現場について「芸能レポーターって職業もさ、昔は本当にエグかったですよ。もう、人権無視としか言いようがない取材の仕方も、正直していたと思うし」とコメントする。
そして「見る側の意識も高まった中で、なかなか活動しづらいでしょうね、それはね」と厳しい意見。玉袋も「鋭い質問なんかしないでしょ。芸能界なんかナアナアなんだから」と冗談とも本気とも思える指摘をしていた。
有吉弘行、休業の井上公造氏に痛烈皮肉「井上さん! 体調どうなんですかって、来られないからいい」 | Brain
有吉はこのニュースに「7年前から自律神経のバランスを崩して、体調が芳しくないということで…」と切り出し「でも井上公造さんのとこに『本当に自律神経のバランス崩したんですか? 井上さん!』『井上さん! 体調どうなんですか! 井上さん! 答えてください! 体調が悪いんですか?』って聞きに来られないから…いいですよね~」と皮肉たっぷりにコメント。
さらに「そういう仕事されてたんだから、井上公造も来られても文句言えないはずですけど。まあ、行かないわね、なんでかっていうと興味ないからですよ。井上公造さんが来年春で全レギュラー番組辞めようと、別に誰も興味ないから行かないだけですけど」とぶった切り「興味あるからって行っていいのかって話でね。ほどほどにしてほしいなって思いますね」と芸能マスコミに釘を刺していた。
このように、井上公造さんの芸能リポーターとしての評価は様々なようです。
それでは、ここで自律神経の専門家の小林弘幸先生に意見を聞いてみることにしましょう。
「評価されたい」という気持ちが自律神経を乱す? 医学部教授に教わる、心を安定させるコツ
「頑張ったのに上司に認めてもらえない」「同期と比べて劣っているかもしれない」……仕事に真剣に向き合っている人ほど、自分に厳しく苦しくなってしまいがち。そのネガティブな感情は、もしかしたら自律神経を乱す原因になっているかもしれません。『「自律神経を整える1日の過ごし方」を聞いてきました』の著者であり、順天堂大学医学部教授である小林弘幸先生にネガティブな感情と向き合い方と自律神経を整えるコツを聞いてみました。
「評価されたい」という気持ちは自律神経を乱す
――毎日、一生懸命仕事をしていてもちょっとしたことで落ち込んでしまいます。特に、毎週行われる社内プレゼンでは、失敗したりして、うまくできたと思っても上司からダメ出しされたり、自分には才能がないなと思います。
(小林弘幸先生、以下小林)緊張して力が発揮できなかったことを悔やむ、せっかく考えた企画をダメ出しされてヘコむことは、誰にでもあることです。人は直面している事態が、現実の姿であってほしくないと願えば願うほど、心が苦しくなるものです。そんな感情を抱くのは、しっかり準備して、真剣に向き合っていたということ。まずは、そんな自分を褒めてあげましょう。
――自分で自分を褒めても、正直なところ、やっぱり頑張った分、周りにも評価してもらいたいと感じてしまいます。
(小林)たしかに、世の中は理不尽なことばかりですからね。自分が悪くても人のせいにしたり、いっていることがころころ変わったり、機嫌によって態度が変わったり、理不尽な人は多いもの。他人の評価を気にしていたら、理不尽な人に振り回されてしまいますよ。「理不尽なことが多い」とあきらめることも大切です。
――機嫌によって態度が変わるような人からの評価を期待していると思うと気が遠くなりました。「理不尽だなあ」と考えると気が楽になりそうです。
(小林)私も新米医師のときは、一生懸命に考えた論文を上司に認められずに愚痴をいっていました。また、努力すればするほど、結果が出ると信じていたので、評価されないとイライラしていました。
――先生でも、そんなときがあったんですね。
(小林)ありましたよ。でも、上司が評価してくれないと嘆いたり、うまくいかないことにイライラしたり、悩んだりしていると、自律神経が乱れてしまい、自分に悪影響だと気づきました。それからは、なにか嫌なことがあったとしても、環境や他人のせいにしないで、「自律神経が乱れている。だったら整えなくては」と意識するようになりました。
――自律神経に意識を向けることによって、落ち込むだけではなく、次はどうすればいいかと改善点を探すことができそうですね。
(小林)大切なことは、イライラしたり悩んだりして、自律神経を乱してしまわないように自分で意識すること。悩みの連鎖に陥っているときは、主観的で一方的な視点にとらわれがちなので、悩む主体を他の人に託して『「母なら」「先輩なら」「あの先生なら」「あの人なら」どう考えるか』と想像すれば、客観的な思考になり解決策が浮かぶかもしれません。
失敗したり、評価されなかったりしても、「起こったことはしょうがない」と受け止めることで、自律神経が整い、多少のことでは動揺しないようになりますよ。客観的な視点を持つためには「悩みを大・中・小に分ける」「悩みを書き出す」「時間を決めて悩む」などもおすすめです。
――なるほど……。ただ、仕事を始めたばかりなので、次から次へと仕事があって、つねに目の前のことでいっぱいいっぱい……。自律神経を整えようと意識するような、余裕を持つことは難しい気がします。
(小林)そうですよね。次から次へと仕事があり、休む暇もないと感じたときこそ、意識的に少し立ち止まってみることも大事だと思いますよ。
――立ち止まるんですか? 目の前に仕事がたくさんあるのに、さらに仕事がたまってしまいそうです。
(小林)自律神経が乱れたまま仕事を進めても効率が悪くなってしまいます。ゆとりを持って仕事に取り組んだほうが、解決策がみえてきたり、良いアイデアが生まれたりするので、がむしゃらに働き続けるよりも、結果として仕事が進んでいることもよくあります。
――なるほど。忙しいときこそ、立ち止まる。意識してみます。ところで「立ち止まる」って、具体的にどうすればいいんですか?
(小林)たとえば、ネガティブな感情に襲われたら、机の周りを片づけてみるのです。米フロリダ州立大学の研究チームの実験では、皿洗いも気持ちを込めてすることでストレス解消に効果があることがわかりました。目的意識を持っていれば、幸福感や満足感が得られるのです。私も水の流れを感じながら、汚れたものがキレイになっていく皿洗いをすることで自分の生活のペースをつくっています。ゴミを1つ捨てるだけでもいいですよ。ごちゃごちゃしたものが整理されていく様子をみているうちに、副交感神経の働きが上がって、心にゆとりが生まれます。
自己肯定感と自律神経の密接な関係
『「自律神経を整える1日の過ごし方」を聞いてきました』小林弘幸[著](日本実業出版社)
――「あの人なら」と考えることにより、逆に自分のふがいなさを実感してしまいそうです。同期入社の友だちと比べると、先輩から指示されたり、上司から意見をいわれたりすることが多くて……。自分は劣っているんだろうなと思って落ち込むことがあります。
(小林)自律神経というのはとても繊細なもので、他人と自分を比べて劣等感を持ってしまうだけでもすぐに乱れてしまいます。自分の自律神経とはゲーム感覚でおもしろがって付き合うことが大切ですよ。
――悩んでいるときにゲーム感覚でおもしろく付き合うなんて、どうすればいいんですか?
(小林)たとえば、人から指示されたり意見をいわれたりしたことが「嫌だな」「自分はダメだな」と思うか、それとも、「頑張っている自分のために意見や指示を出してくれた」と受けとるかで感情は違ってくると思いませんか?
――そうですね、「頑張ったからこそ、意見を出してくれた」と考えたほうが、心が穏やかになるし、やる気が出ると思います。
(小林)ネガティブな感情を抱くと自律神経が乱れます。怒りやイライラ、憎しみを感じると、交感神経が優位な状態になり、体が無意識に緊張してしまうからです。それが心身へ負荷をかけます。ネガティブな感情を抱いたときは、自分がどう反応するのかを冷静に観察することで「心の許容範囲」がみえてきます。もちろん、すべてにおいてポジティブ思考になれたらいいのですが、そう簡単にはいきません。まずは、自分自身の「心の許容範囲」を知ることが重要です。
――「心の許容範囲」ですか?
(小林)社会人になると、いろんな人と接し、さまざまな物事を経験します。そうした人や物、出来事に対してここまでなら受け入れられる、認められるという許容範囲というものが人それぞれにあるのです。心の許容範囲の大きさによって、物事の捉え方、人の言動に対する受け止め方が違ってくるということです。
――私は心の許容範囲が狭いから、ネガティブな感情に振り回されているということですか?
(小林)心の許容範囲は人それぞれだから、狭くてもいいのです。大事なことは、その心の許容範囲を自分で把握できているかということです。
――自分の心の許容範囲なんて、考えたことがありませんでした。
(小林)人が許せない、他人の言動にイライラする、嫉妬心が抑えられない、自信が持てない――。これらは、心の許容範囲を超えているサインです。感情のコントロールができずに怒りや不満を抱えてしまいます。
――あれもこれも……。昨日の出来事を思い出しただけでも、心の許容範囲を超えているサインはたくさん思い当たります。
(小林)怒りや不満を抱えたままだと、仕事の効率はガクンと落ちてしまいます。そんなとき、心の許容範囲を知っていれば、それに見合った生き方ができて、怒りや不満を抱きにくくなりますよ。実際、私は、自分の心の許容範囲は狭いと思っています。だから、人との接し方、仕事のやり方など、自分の限界を超えないように意識しているので、さほどネガティブな感情に振り回されないのです。
――先生も心の許容範囲が狭いとは……ちょっと安心しました。
(小林)それも、私自身が積み重ねてきた経験からわかったこと。仕事を頑張るためにも、自分の心の許容範囲をつねに意識して「これが私だ」と堂々と認めて過ごしていくことが近道です。
――自律神経の安定を最優先させるんですね。
(小林)そうですね。とはいえ、生きていれば負の感情が生まれるのは当然のこと。どれだけ自分の限界を超えないように意識していても、思いがけず、職場でネガティブな気持ちに襲われることもあるでしょう。そんなときは、自分の席を離れて、階段を1、2階分上ったり、下ったりしましょう。大きな筋肉が集まる足には多くの血液が流れています。階段を上ったり下ったりして、足の筋肉を伸縮させることでポンプの役割を果たして血の巡りが改善し自律神経が整います。
最新の研究で、運動は“細切れ”でも十分効果があることがわかってきました。エスカレーターやエレベーターがあっても3~4階程度なら階段を選択することをおすすめします。リズミカルな動きによって自律神経のバランスが整いますよ。
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小林 弘幸(こばやし ひろゆき)順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。
1960年、埼玉県生まれ。順天堂大学医学部卒業、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任する。自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導に携わる。また、順天堂大学に日本初の便秘外来を開設し、腸内環境を整えるストレッチを考案するなど、様々な形で健康な心と体の作り方を提案している。『医者が考案した「長生きみそ汁」』(アスコム)、『死ぬまでボケない 小林式グーパー体操』(光文社)などの著書のほか、「世界一受けたい授業」(日本テレビ)や「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBSテレビ)などメディア出演も多数。
最後に
井上公造さんのテレビ放送で、いつも特徴とされることは、口を尖らせてヒョットコヅラで、いかにも不満顔で、巻き舌でお話になるのが特徴です。こうした話し方をされる方の心理分析を専門家にして貰えば、面白い考え方を披露されることでしょう。
body language(ボディーランゲージ)とか、ボデイ・トークとか・・
そして、もうひとつの特徴は、女性であれば、一律に〇〇チャンとチャンヅケで呼ばれます。20歳前の女の子であれば、まだしも福原愛さんも、アイ・チャン、もう50歳も過ぎようとしている歌手の坂本冬美さんもフユミ・チャンと呼ばれます。
これが結婚でもされておられたら、ご主人はどのように思われるのでしょうか?
無神経にも甚だしいように思われます。ヒトノニョウボウヲナントココロエルノカ!!
いずれにしても芸能リポーターとは芸能人の恥部を暴き立てて、メシノタネにする輩ですから、仕方ないのかもしれませんが・・
私の感覚からすれば、一流の芸能人は、一般素人とはオーラが異なり、人種そのものが違うんです。ですから浮気・不倫をしても様になり、絵にもなります。これを一般の素人がマネしても様になるワケはなく、恥をかくだけのことです。二枚目であればまだしも、その恥部として暴けば・暴く程、他人からみれば、ねたんで物欲しそうに報道しているとしか思えません。みっともないだけのことです。
これで、この世から芸能レポーターがひとりでも居なくなれば、メデタシ・メデタシということになるのではないでしょうか?