第11章 食事療法 | 頭痛 あれこれ

頭痛 あれこれ

 「慢性頭痛」は私達の日常生活を送る際の問題点に対する”危険信号”です。
 このなかで「片頭痛」は、どのようにして引き起こされるのでしょうか。
 慢性頭痛改善は、「姿勢」と「食生活」の改善がすべてであり、「健康と美容」のための第一歩です。

食事療法の原則


 専門家の推奨されるのは、ただ単に「マグネシウム、ビタミンB2、フィーバー フュー」を勧めるだけです。ただ、これだけです。
 しかし、片頭痛はミトコンドリアの機能低下による頭痛です。ミトコンドリアの機能が悪くなれば当然、セロトニン神経系の機能低下を起こすことになります。
 こうしたことから、ミトコンドリアの機能改善と脳内セロトニンを増やすことが大切になってきます。これが、片頭痛治療上食事を考える際の基本原則になります。


 食事に関して、これまで述べてきたことを大雑把にまとめてみます。どうして大雑把という表現をするのかは、片頭痛治療上における「理想的な食事」とは、如何なるものかが明確になっていないためです。
 今後、片頭痛治療学は、まず、ここを確立しなくてはならないと考えております。


「ミトコンドリア」というエネルギー製造工場

 
 私達が食品から摂ったカロリーは、細胞内の「ミトコンドリア」というエネルギー製造工場で最終的にエネルギーに変換されどんどん消費されています。私達の全身の60兆個の細胞が生きていくために、たとえ寝ている間でも、常にエネルギーが必要です。
 私達が食べた三大栄養素の「糖質(炭水化物)」「脂質」「蛋白質」は消化され、それぞれ「グルコース」「遊離脂肪酸」「アミノ酸」になります。その中で主にエネルギーとして使われるのは、おもにグルコースです。そして中性脂肪に変わるのも、グルコースです。つまりグルコースを細胞内のミトコンドリアで使いきってしまえば、中性脂肪になることはありません。蛋白質は主に脂肪以外の組織の材料であり、脂肪は主にホルモンや細胞膜の材料となります。
 しかし細胞内でのエネルギー産生には限界があるため、糖質をたくさん摂取したり、補酵素のビタミンB1の不足があると、結果として中性脂肪として蓄積され太ります。
 また、低血糖でインスリン過剰分泌がおこると大量にブドウ糖が細胞内に取り込まれ、TCAサイクル(エネルギー製造工場)に入れなかったブドウ糖は中性脂肪に変わります。
  ビタミンB群は、「代謝ビタミン」とも「ダイエットビタミン」とも呼ばれます。
  それは、細胞内でのカロリー消費の主役が、ビタミンB群だからです。
  私達が食べたカロリーはミトコンドリアに入り、TCAサイクルという場所に放り込まれて、燃やされてエネルギーに変わります。そのときにビタミンB群が不足すると、燃やすことができません。マッチに火をつけても燃えないように、ビタミンB群がないとカロリーをエネルギーに変えられないのです。ビタミンB不足でエネルギーに変われないカロリーは、脂肪として貯金されるのです。
 ビタミンB群不足では、太るだけでなく、エネルギー不足にも陥り、体調不良や疲労の原因となります。
 補酵素の要であるビタミンB群の基質との親和性は個人差が大きく、その必要量は数倍から数十倍の差があることが指摘されています。
 細胞内で呼吸器質(ブドウ糖、アミノ酸、脂肪酸、ケトン体)がエネルギーへと変換されています。
  ビタミンやミネラルが十分にないと、エネルギーを産生できません。
  ブドウ糖からピルビン酸へと変換される過程には、ビタミンB1とナイアシン(B3)が必要です。そしてピルビン酸からミトコンドリアに入りアセチルCoAとなりますが、それにはビタミンB1、B2、ナイアシン、パントテン酸が必要です。
  脂肪を燃焼するには、まず細胞中の脂肪を運ぶアミノ酸が必要です。アミノ酸のリジン、メチオニン、セリンは脂肪を運んでくれます。脂肪が燃焼するには、たん白質、鉄、マグネシウムも必要です。
  ビタミンC不足でも、脂肪は燃えません。脂肪酸はカルニチンによってミトコンドリアに運ばれますが、カルニチンがアシルカルニチンにならないと内膜に届きません。そのためには、ビタミンCが必要です。ビタミンCが不足しても、脂肪を燃焼できないためエネルギー不足に陥り、疲労感が出ます。
  常に細胞内でエネルギーを十分に作ることができれば、体調も良く、代謝の良い健康的な体を維持できます。そのためには、十分なビタミンやミネラルの補給が必要条件です。
 一つの細胞は、10~数百個のミトコンドリアを持ちます。ミトコンドリアはチトクローム系酵素「ヘム酵素」を含みヘム鉄が材料のため、ミトコンドリアの多い臓器は鉄の赤い色をしています。貧血や鉄欠乏貧血など鉄の不足があると、TCAサイクルや電子伝達系での反応が進みにくいため、エネルギー不足で疲れやすい、強い冷え症などの症状が発現し、また脂肪が燃えにくくなります。
  体温が1度低下すると、代謝は14%も低下するとも云われています。


 このように、ビタミンB群には、B1・B2・B6・B12・ナイアシン・パントテン酸・ビオチン・葉酸の8種類があります。これらはお互いに影響しあいながら働きます。そのため「B群」として一緒に摂ったほうが効果が期待でき、多くのサプリメントはB群がまとめて配合されています。
 ビタミンB群の最大の役目は、生きていくうえで必要なエネルギーの産生を促すことです。B1は糖質の代謝を助けますので、エネルギーの多くをご飯などの「糖質」に頼っている日本人にとって重要なビタミンです。
  B2は脂質の代謝を助けるとともに、体内で過酸化脂質が生成されるのを防ぎます。過酸化脂質は片頭痛や動脈硬化を進行させる有害物質。B2をしっかり摂ることで、片頭痛や動脈硬化、さらには心疾患、高血圧など生活習慣病の予防が期待されています。


 ミトコンドリア系では、ATPを作るために、クエン酸回路を働かせます。
  この際に、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、 葉酸、ビオチン、ビタミンCといったビタミンが必要になります。
  ビタミンB2はミトコンドリアの電子のやりとり(電子伝達によりエネルギーを産生する)を円滑にします。
  腸内細菌は、ビタミンB1、B2、B6、そして、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ナイアシンというビタミンB群、さらにビタミンKを合成する能力を持っています。
  このため、腸内環境を整えることが極めて重要になっています。

 脳に存在し、精神を安定させる神経伝達物質、セロトニンの95%が腸で作られることが指摘されています。
  なぜ腸内環境を大事にしたいかといいますと、腸内の常在細菌もトリプトファンからナイアシン(ビタミンB3)を作ってくれるからです。常在細菌がナイアシンをたくさん作ってくれれば、その分を体内で作る必要がなくなって、脳内セロトニン用の材料となるトリプトファンを余分に確保できるのです。
  腸内環境が悪いとセロトニンもスムーズに分泌されないことが判明しています。
  便秘や暴飲暴食による腸の疲労状態を改善することが、幸せかどうかを感じることに大きく関係しています。


一緒に摂るとより効果的なC・Eの抗酸化作用
 

 ビタミンC・Eはともに「抗酸化ビタミン」とも呼ばれています。抗酸化とは、片頭痛やさまざまな病気の原因のひとつに考えられている「酸化」を防ぐ作用。その横綱格がビタミンEで、脂質の酸化を抑え、老化や生活習慣病の予防につながるといわれています。
  一方のビタミンCにはビタミンEの抗酸化作用を高める働きがあるため、CとEは一緒に摂るようにしましょう。また、β-カロチンやビタミンB2はそれぞれ独自の抗酸化作用を持っていますので、あわせて摂取するとよいでしょう。
  ビタミンCには抗酸化作用のほか、コラーゲンの合成に関わって血管や各種器官を丈夫にする働きがあります。シミのもととなるメラニン色素の生成を抑えることも知られています。
  このほかビタミンDは、カルシウムの代謝を助け、歯や骨を丈夫にします。血液凝固の必須成分であるビタミンKも、骨を丈夫に保ちます。骨粗鬆症の予防に有効で、治療薬としても認可されています。ただし、血栓症の人や血液抗凝固剤を服用している場合はビタミンKの摂取量が制限されますので注意が必要です。


適切な栄養バランスとは・・


 基本となるのは、ミトコンドリアがエネルギー産生を円滑に行うための食事療法にあります。三大栄養素である糖質、脂質、蛋白質を”バランスよく”摂取した上で、ビタミン、ミネラルを過不足なく摂取することが重要になってきます。

 血糖値を高める原因となる「糖質」の制限念頭におくものの、果たして、1日の糖質摂取量をどの程度にすべきかの一定の考え方がなく、漠然としています。
  これまで「カロリー制限食」として、栄養士や医師は「糖質60%、脂質20%、タンパク質20%」が推奨されてきました。
  しかし、このような「糖質60%、脂質20%、タンパク質20%」という摂取比率には科学的根拠はないとされ、どのような比率が適切なのかは明確になっていません。「人間にとって最高の健康食」としての”糖質、脂質、タンパク質の比率”がどのようなものなのでしょうか。とくに片頭痛治療上、どのような比率が適切なのでしょうか?
  極端な「糖質制限」はエネルギー代謝に影響が及ぶことが懸念されます。ということは、ミトコンドリアの働きに対する影響です。
  さらに、糖質さえ制限すれば脂質やタンパク質はしっかり摂っていいとされていますが、高脂肪、高タンパクは腸内環境の悪化を招くことになります。
  ミトコンドリアを増やすには、空腹が最も重要です。お腹を空かす程度ということを念頭に置き、このあたりのバランスを考えながら行う必要があります。
  このように考えれば、「プチ糖質制限食」のやり方で、1日3回の食事のうち、朝食だけ主食を抜くのが最も適切と思われます。こういった意味で、分子化学療法研究所の後藤日出夫先生が提唱される朝食に「万能健康ジュース」を取り入れることで「プチ糖質制限食」を行うことが最も適切と思われます。


 そして、昼食・夕食は、インシュリンの過剰分泌を来さないような食事方法を行うべきと思われます。それも、満腹にならないように、腹八分といった具合でしょうか?


 そして、片頭痛治療開始時には、もしかするとグルテン過敏症かも…と考えて、まずは2週間ほどグルテンフリー生活を試してみるのがおすすめです。これにより片頭痛がどのようになるかを試すことも大切になってきます。そのためには、


グルテンフリー(小麦を含まない)食品


●米 ●雑穀 ●餅 ●十割そば ●ビーフン ●春雨 ●米粉パン●米粉 ●玄米粉 ●そば粉 ●大豆粉 ●葛粉 ●片栗粉 ●コーンスターチ ●ベーキングパウダー ●ココナッツパウダー ●肉 ●魚 ●野菜 ●果物 ●豆類 ●芋類 ●豆腐 ●こんにゃく ●納豆 ●バター ●チーズ ●ヨーグルト ●和菓子 ●チョコレート ●ゼリー ●ポップコーン ●ナッツ


グルテン入り(小麦を含む)食品


●パン ●パスタ ●うどん ●ラーメン ●ベーグル ●焼きそば ●マカロニ ●全粒粉 ●パン粉 ●麸 ●ピザ生地 ●ワンタン ●餃子の皮 ●天ぷら・唐揚げの衣 ●肉まんの皮 ●洋菓子 ●カレー・シチューのルウ ●ビール ●発泡酒


を念頭において、小麦粉を徹底して摂取しないようにすることです。

 
   グルテン・フリーダイエット
    
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12636703932.html


 次に、脂質、蛋白質に関してです。


 原則は、腸内環境が片頭痛治療上、極めて重要な位置を占めていることを念頭におくべきです。
  高蛋白・高脂肪・低食物繊維の欧米型食事は、腸内環境にとって最大の敵です。
  このように、蛋白質の摂りすぎはよくありませんが、必要量は摂取しなくてはなりません。女性の場合、潜在的に鉄分の不足が指摘され、鉄分を野菜から摂取するには無理があり、レバーとかです、それからお肉の赤身が最も適切と思われます。
  脳内セロトニンを増やすためにトリプトファンを摂取する必要がありますが、この際、トリプトファンを効率よく取り込むためには、必須アミノ酸(フェニルアラニン、ロイシン)との含有比率が大切になってきます。このため、牛乳、鶏卵、マグロ、牛肉の摂りすぎは「脳内セロトニン」不足を招くことに繋がりますので、注意が必要です。
  トリプトファン比率の高い魚介類(カッオ、しじみ)を努めてとることが大切です。


 そして、脂質の摂りすぎはよくありませんが、脂質を摂取する際には、生理活性物質のエイコサノイドの観点から必須脂肪酸であるオメガ3とオメガ6という脂肪酸の摂取比率が大切になってきます。食生活の欧米化が深刻な「オメガ3欠乏」を招いています。
  食事の欧米化の中で摂取量が増え続けてきた油と言えば、コーン油・大豆油・サフラワー油(紅花油)などです。そして、それらをベースにしたマヨネーズやドレッシング・マーガリンなどです。実は、こうしたどこの家庭でも毎日のように使う油には、「オメガ6(リノール酸)」が豊富に含まれています。
  「オメガ3(アルファ・リノレン酸)」を多く含む油としては、シソ油・エゴマ油があり、欧米では亜麻仁油があります。
  現代人は、オメガ3の摂取源となる野菜・海藻・魚などをあまり摂らなくなっているのに対し、オメガ6の摂取量は激増しています。食事が欧米型に傾けば傾くほど、「オメガ6」だけが多くなってしまうのです。
  温室栽培や輸入によって、冬でも、トマトやキュウリ・ピーマンなどの夏野菜が食べられるようになりました。実は、「オメガ6」が暖かい地域の農作物に多く含まれているのに対して、「オメガ3」は寒い地域の農作物に多いのです。ホウレン草・シュンギク・小松菜・白菜・ブロッコリーなどの冬野菜は、よいオメガ3の摂取源となっています。


 過酸化脂質を多く含む加工食品などを過剰にとらないように配慮すべきです。
  ポテトチップスなどのスナック菓子、インスタントラーメン、ピーナッツ、マヨネーズ、マクロの缶詰(缶を開けたあと)、黒くなった古い油分には注意が必要です。
  スナック菓子・コンビニ弁当・インスタントラーメン、お惣菜など、油で揚げてから時間がたっているものは、すでに空気によってかなり酸化が進んだ食べ物です。これらを摂取することで、なお一層体内の過酸化脂質が発生しやすくなりますので、控えるようにして下さい。


 トランス脂肪酸は活性酸素と相乗して、体内の細胞を傷つけてしまいます。
  味付きのポップコーン・マーガリン・ショートニング・お菓子パイにはものすごく多くのトランス脂肪酸が含まれています。
  あなたが片頭痛になりやすい体質の場合は、特に過酸化脂質を多く含む加工食品を食べすぎる事は避けたほうが良いといえます。
  それは、ただでさえ体内で過酸化脂質が生成されやすい体質の上に、さらに食べ物からも取り入れてしまうと、完全に頭痛に拍車をかける体質になってしまうからです。
  この過酸化脂質は、体内で「活性酸素」を過剰に発生させる原因物質です。
  この「活性酸素」が脳内のセロトニン濃度の変化を引き起こし、それが脳の血管の収縮・拡張を引き起こしているのです。
  ですから、片頭痛持ちの場合は特に、この様な過酸化脂質を多く含む加工食品はなるべく食べない様にしなくてはなりません。
  このように、脂質に関しては、食べてよいものと食べて悪い物があることを知っておく必要があります。


活性酸素を除去する食物


 体内で活性酸素が過剰に発生して体がサビついた状態になることを「酸化ストレス」と呼び、その抑制は片頭痛改善のために不可欠な要素と考えられます。 
  フリーラジカルスカベンジャーは、活性酸素の毒消しをする物質です。これを増やすことによって、人体に蓄積された有害な活性酸素を無害化することができます。


 ビタミンA:ニンジン、ほうれん草、卵黄、牛乳、バター
 ビタミンC : ブロッコリー、小松菜、ピーマン、トマト、イチゴ、緑茶、ジャガイモ
 ビタミンE:大豆、落花生、しじみ、うなぎ
 βーカロテン : ニンジン、小松菜、ほうれん草、かぼちゃ、ニラなど
 ポリフェノール : 赤ワインなど
 リコピン : トマトなど
 スルフォラファン : ブロッコリー、キャベツ、カリフラワーなど
 メラノイジン : みそ、しょうゆなど


ミネラルの摂取


 また、ミネラルに関しては、マグネシウム、カルシウムの摂取バランスも大切になります。亜鉛、鉄、その他の微量ミネラルに配慮しなくてはなりません。さらに、マグネシウムは日常の食習慣・ストレスなどにより容易に不足しがちなってき、片頭痛治療上で極めて重要なミネラルであり、マグネシウムの基本摂取量も設定する必要もあります。
  また、鉄分は、ミトコンドリアのエネルギー代謝にも関わっており、女性の場合はとくに意識して、鉄分の補充を考える必要があります。


その他


 砂糖、牛乳の摂りすぎには注意が必要になってきます。
 さらに、デトックスの観点から「水分摂取」「食物繊維」の摂取方法を念頭におく必要があります。


栄養学的知識の必要性


 以上、片頭痛はミトコンドリアの機能障害による頭痛です。ミトコンドリアの機能が悪くなれば当然、セロトニン神経系の機能低下を起こすことになります。
  このため、エネルギー代謝の観点から、栄養学的側面が検討されなくてはなりません。
  片頭痛の病態から考えて、栄養学的観点から再度検討する必要があります。
  
  以上、これまで述べてきましたことは、大筋にしかすぎません。こうした詳細な点については今後、改めて検討されなくてはなりません。


 これが出来上がるまでは、当面、古来の高タンパク・高脂肪の肉や牛乳などを減らし、野菜料理に漬物や納豆などの発酵食品を加えた伝統的な「日本食」を基本ベースとして、


  1.マグネシウム補充
  2.鉄分の補充
  3.トリプトファンの補充
  4.ビタミンB群の補充
  5.抗酸化食品の補充
  6.オメガ6とオメガ3の摂取バランスを考慮する
  7.過酸化脂質、トランス脂肪酸を摂取しない
  8.水分補充、食物繊維を十分摂取する
  9.インスリンの過剰分泌を起こさない食事の摂取方法を考える
 10.過食は厳禁で、腹八分が原則です。

 


 以上を基本として、片頭痛の栄養学が構築されなくてはなりません。
  このように栄養学的にも多面的な側面があり、具体的には、管理栄養士の立場から、献立・レシピが示されるようにならなくてはいけません。
  このように、毎日摂取しなくてはならない食事のことですので、こうした栄養素、ビタミン、ミネラルの摂取のあり方の基本原則を確立しなくてはなりません。


 これが確立されるまでは、現時点では分子化学療法研究所の後藤日出夫先生の提唱される「3つの約束」を厳守し、毎日、「万能健康ジュース」「ラブレクラウト」を実践するのが、一般の方々には理解しやすいのではないでしょうか?
  詳細は、後藤日出夫著:「お医者さんにも読ませたい 片頭痛の治し方」(健康ジャーナル社)をご覧下さい。


 片頭痛がミトコンドリアの機能障害による頭痛であるといった基本原則は片時も忘れてはなりません。


 そして、「片頭痛の栄養学」とは、まさに人間の健康を追い求める究極の”栄養学”とも言えるはずです。逆に考えれば、片頭痛とは「人間の健康」から逸脱した状態と捉えるべきかもしれません。
  このように考えれば、「臨床頭痛学」とは「人間学」そのものなのかもしれません。
  現在、頭痛の専門家は、「頭痛の細分類」しか頭にないようで、これが「真の頭痛学」と言えるかどうか甚だ疑問に思っております。

 


 ここでコマーシャルです

 

  頭痛が気になったら・・
    
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12644567389.html