第10回 頭痛講座
日常的に感じる極く軽度の頭痛にどう対処するか?
私達が、日常生活を送る上で、誰でも極く軽い頭痛を経験するものです。
ネット上では、病気のサインは数多くありますが、私たちが最も不安になる症状の1つが“頭痛”なのではないでしょうか。その頭痛には上手に付き合わざるを得ない『機能性頭痛』と、脳やその他の部位の疾患のサインとして現れる『症候性頭痛』があります。実は、この症候性頭痛の中に、見逃すと生命にかかわる怖いケースが含まれているのです。未然に回避するための頭痛サインをよく覚えておきましょう。
このことは、第2回の最初に述べたことで、思い出して下さい。
ここでは、二次性頭痛という命に関わる頭痛を見落とさないようにと注意を喚起されますが、日常的に感じる極く軽度の頭痛は、上手に付き合わざるを得ない『機能性頭痛』として、ほとんどといってよい位に無視されています。
専門医が教える「今すぐ病院に行くべき頭痛」と「飲み薬で治る頭痛」の見分け方
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ac1c9b8f7d062f2e13ead4917983391f1a70a42?page=1
これが、現在の一般的な・普遍的な考え方になっています。どうしてなのでしょうか。
今回は、片頭痛の前段階の”日常的に感じる極く軽度の頭痛”について考えてみます。
これを探ることは、面白い事実に突き当たることになります。
それでは、まず、先に、このような日常的に感じる極く軽度の頭痛はどのようにして引き起こされているのでしょうか?
1.姿勢の悪さ
私達は、日常生活を送る上で、前屈みの姿勢を強制される生活環境に置かれています。
女性はなで肩で、首が細く、女性は男性に比べて筋肉の量が少ないので、筋力も強くありません。しかし、頭部は約6キログラムもあり、男女ともほとんど同じ重量です。
特に、女性の場合は、炊事・洗濯・掃除を行う際に”前屈みの姿勢”を日常的にとっています。
さらに職場では、事務系の仕事が多いためパソコンの操作を終日行うことになります。 仕事が終われば四六時中スマホ・携帯を覗き込む姿勢をとっています。現代社会はスマホ全盛の時代で、歩きスマホをされるご時世です。
こうした前傾姿勢は知らず知らずのうちに後頸部の筋肉に負担をかけることになります。
ここにさらに、イスに座るとつい脚を組んでしまう、ヒールの高いクツを長時間履いている、立っている時は大抵どちらかの足に体重を乗せている、横座りをする、立ち仕事や中腰の姿勢でいることが多い、いつもどちらかを下にして横向きに寝ている、または、うつ伏せになって寝ている、長時間座りっぱなしの仕事、イスやソファーに浅く座ってしまう、バックなどはいつも同じ方の肩にかける、重たい物を持つ仕事をしている、赤ちゃんをダッコしていることが多い、などの無意識に”おかしな体の使い方”をしていますと、知らず知らずのうちに仙腸関節がズレ、骨盤の歪みから脊椎(背骨)の歪みが生じてきます。仙腸関節のズレは、脊柱に影響が及びひいては頸椎にまで及んで、”脊柱の捻れ”を最終的に引き起こしてきます。
人間の背骨(脊柱)はS状の湾曲を呈しています。人間は直立位を保っていますから、背骨が一直線ですと、全体重が下方の背骨に掛かることにより、すぐに下部の背骨がダメになってしまいます。
こうしたことにならないように脊柱はS状の湾曲を呈しています。
S状の湾曲を示すことによって体重の掛かり方を分散させています。ということは頸椎は前に湾曲を示していることになります。
ところが、頸椎が一直線で、なおかつ前に傾斜・左右いずれかに傾いて(捻れて)おれば、バランスがとれず後頸部の筋肉の片側だけに張力が常に加わることになり、これが肩こりに繋がり、この”こり”が上部へと拡がることによって鈍い痛み、締め付けられるような痛みとなってきます。
これが、日常的に感じる極く軽度の頭痛です。
日常的に感じる極く軽度の頭痛は、姿勢の悪さに前屈みを強制される生活環境によって引き起こされ、「体の歪み(ストレートネック)」が形成される以前の段階において出現してきています。
2.便秘・・腸内環境の悪化
実は、便秘が頭痛の原因となることがあるというのを知っていますか。
便秘が続くと、頭が痛くなったり、お腹が苦しくなったり痛くなったりするだけではなく、肌荒れでニキビや吹出物、口臭がするなど、いろいろな体調不調が起こってきます。
それは、便が腸内に留まることで腐敗し、有毒なガスを出すことによるものです。便秘している腸内からは、インドール、スカトール、アンモニア、アミンなどといった猛毒物質が発生しており、これらが腸から吸収され血液と一緒にあなたの身体中を巡ります。
有毒なガスや腐敗した便は適度な時間に排出されませんと、再吸収といって、有毒なガスや毒素が腸の壁から血液中に取り込まれ、毒素が体に回ってしまうことで、さまざまな不調が起きてきます。
その症状のひとつに頭痛も挙げられ、便秘が解消すると頭痛が治る人は便秘が原因だったということになります。
便秘が続くと、体がだるくなるという人も多いのではないでしょうか。
血液に有毒な物質が混ざって全身を巡ることで、筋肉にも毒素や疲労物質が貯まりやすくなり、体のだるい感じや肩こり、腰痛などを起こすのです。
ここで忘れてはならないことは、ミトコンドリアは腸内に最も多く生息するもので、便秘によって腸内環境が悪化すれば、ミトコンドリアの機能が悪くなってきます。
3.自律神経の乱れ・・セロトニン神経の弱体化
ストレスは自律神経を乱す根本的な原因になっています。
私達はストレスが重なりますと、頭痛を肇としていろいろな体調不良を訴えてきます。
日常的にストレスの多い忙しい生き方が続いていると、自律神経のなかの交感神経が優位に働くことにより血管は収縮し血流障害(「低酸素」)と「低体温」、を招きます。
ストレスが持続すれば、”マグネシウムを枯渇”させてくることになり、マグネシウムは、体中のインスリンの作用を応援する役割を持っていることから不足すれば、「高血糖」を来すことになります。
このため、解糖系が働きやすい環境である、「低体温、低酸素、高血糖」の3条件が引き起こされてくることから、ミトコンドリア・エンジンが働かなくなり、慢性頭痛を起こしやすくしてきます。
また、自律神経系の調節には、”セロトニン神経系”が関与しています。
”セロトニン神経系”の機能の低下に、生活習慣の不規則・ストレス・生理周期や、“小麦、乳・乳製品、肉食に偏った食事”をとり続け、“運動不足”が重なると「脳内セロトニンの低下」が引き起こされてくることになります。
慢性的にストレスに晒されることによって、「脳内セロトニン不足」を来すことによって、”痛みの制御”ができなくなって、頭痛を感じやすくなります。
上記のように脳内セロトニンの低下によって、自律神経の調整がうまくいかない状態が日常的になれば、平生から、脳内セロトニンの低下が潜在的に常態化することになり、ここに生理時にエストロゲンの低下が加わることによって、生理時に頭痛が引き起こされることになります。
女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)は、月経周期でその分泌量は大きく変わります。
特にエストロゲン(卵胞ホルモン)が減ると、それに伴って神経伝達物質であるセロトニンも急激に減ります。
その時に頭の中の血管が拡張することで頭痛が起こると考えられています。
このエストロゲンが減少するのが排卵日や生理の初日前後です。
つまり排卵日や生理の初日前後にはエストロゲンが減少するためにセロトニンも減少→頭の中の血管が拡張して頭痛が起こりやすいということなのです。
女性は健常男性より 約52% 脳内セロトニンを産生する能力が低く、またセロトニンの前駆物質であるトリプトファンが欠乏すると、女性では脳内セロトニン合成が男性の4倍減少する、と言われています。
以上のように、だいたいこうした時期は、女性の場合、初潮を迎える13歳頃に一致します。こうした年代に女性の場合は、頭痛を発症してきます。
エストロゲンが低下することでセロトニン神経の機能が低下し、脳内セロトニン濃度が低下すると考えられています。
4.脂肪の摂りすぎ・・プロスタグランジンとの関与
必須脂肪酸である「アルファ・リノレン酸(オメガ3)」と「リノール酸(オメガ6)」は、体のほとんどすべての機能を調節するホルモン様物質(局所ホルモン)・プロスタグランジンの原料となる不可欠な脂肪酸です。
現在、プロスタグランジンの材料となる「オメガ6」は大量に摂取されています。そのうえ大半の人々は、肉・乳製品・卵などの動物性食品を多く摂っていますが、そうした食品には直接「アラキドン酸」が含まれています。
そのためアラキドン酸由来のプロスタグランジンが大量につくられ、炎症を悪化させるプロスタグランジンだけが過剰に生成されることになります。
現在のような「オメガ3欠乏」の状態では、圧倒的に「アラキドン酸」由来のプロスタグランジンが生成されることになります。
プロスタグランジンの原料になるのは食物の中に含まれる脂肪です。
このため、脂肪分の多い食事を摂り過ぎますと、炎症を悪化させる”生理活性物質”であるプロスタグランジンが産生され、頭痛・痛みそのものが出現しやすくなります。
実際に、このようなことは、”刺激を受け組織が損傷すると、まず細胞膜にあるリン脂質はアラキドン酸に変わり、更に体内にあるシクロオキシゲナーゼという酵素の働きにより発痛増強物質プロスタグランジンが生成される”といった場面で起きることです。
(プロスタグランジンは、熱感や腫れ、発痛の増強作用があります。)
このようにして、プロスタグランジンは日常茶飯事にみられる頭痛を引き起こしてきます。
また、生理痛や生理時の頭痛の原因にもなります。
6.電磁波による影響
パソコンを使うと、頭が重くなったり痛くなったりする。テレビを見ると、目が痛くなる、乾く、めまいがする。
キッチンやリビングの家電、蛍光灯などのそばでは頭痛、集中力がなくなる、疲れる。
電車・地下鉄に乗ると頭痛、筋肉・関節の痛み、動悸がする。新幹線には苦しくて乗れない。居る場所によって、やたらと疲れる。
家や職場の近くに高圧電線や変電所がある。携帯電話基地局やアンテナの近くでは頭痛、疲労感がある。
自動車に乗ると、疲れてヘトヘトになる、頭が痛くなる。
このような訴えの人が多くみられるようになりました。
「電磁波過敏症」
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12625529320.html
高圧電線、携帯電話の電波塔、室内では携帯電話やパソコン、様々な家電、これらが発生する電磁波によって頭痛やめまい、吐き気などを訴える電磁波過敏症の人が増えています。
現代の便利な暮らしから切っても切れない電磁波。症状として現れない限り大丈夫と思いがちですが、目に見えないからこそ分かりにくく、不安に思う方も多いのではないでしょうか。
5Gの導入整備が加速するこれからに向けて、今からご自身や家族の電磁波環境を見直していく必要があるようです。
パソコンを長時間使用して、目が痛くなったり、頭痛、耳鳴り、疲れなどの症状が ある方は注意が必要です。この症状は電磁波過敏症の症状と同じです。
これらの電磁波に被曝すると、酸化ストレス、DNA損傷、免疫異常、自律神経系の異常、ホルモンの異常、心臓血管系の障害、認識機能の異常などが発生し、筋萎縮性側索硬化症ALSなどの神経変性疾患や、脳腫瘍などのがん、流産の増加、精子数の減少など生殖機能障害につながると指摘されています。
近年は発達障害との関連性を指摘する研究も増えています。デンマークの妊婦と子供を対象にした追跡調査では、妊娠中と出産後に母親が携帯電を使うと、子どもが7歳になった時点で発達障害を発症するリスクが1.5倍高いと報告されています。また妊娠中に携帯電話を1日に7回以上使うと、将来、子供が片頭痛になるリスクは1.89倍高くなるという研究もあります。
電磁波過敏症という新しい病気も、携帯電話の普及とともに世界的に増えています。家電製品や送電線、Wi-Fiや携帯電話などの電磁波に被曝すると、頭痛や極度の疲労感、めまい、目が焼けるような感覚、血圧の異常、耳鳴り、耳への圧迫感、動悸(どうき)、吐き気、集中困難、記憶力の低下、多動、イライラ、不安感などさまざまな症状が起きます。電磁波発生源から離れれば症状は収まるが、近づくと再発するという特徴があります。
現代社会では、学校や職場、スーパーや病院、交通機関などいたるところにWi-Fiが設置されていますので、一度発症すると日常生活にも支障が出て、退職や退学を余儀なくされる人も少なくありません。電磁波過敏症発症者にとって、電磁波は社会参加を阻むバリア(社会的な障壁)になっているのです。
7.酸化ストレス・炎症体質による影響
私達が生活していく中で、以下のような要因がミトコンドリアの働きを悪くさせています。
1.生活習慣の問題
睡眠不足
運動不足
食べ過ぎ・過食
早食い・ドカ喰い・・インスリン過分泌
薬剤による影響・・とくに市販の鎮痛薬
2.食事内容の問題
マグネシウム不足
必須脂肪酸の摂取のアンバランス
鉄不足
食生活の欧米化・・腸内環境の悪化
3.生活環境の問題
活性酸素 野菜不足・・抗酸化食品の摂取不足
有害物質
4.年齢的な問題
女性ホルモン(エストロゲン)の分泌低下
ミトコンドリアが酸素を取り込み、エネルギーを作る過程で活性酸素は必ず発生します。 もちろん活性酸素が体の中で増える一方ですと、人間はたちまち死んでしまいます。
そのため、私たちの体は活性酸素を取り除く手段を持っています。
ただ、この手段では手に負えない量の活性酸素が発生したとき、活性酸素の発生が”活性酸素を取り除く手段(抗抗酸化物質)の能力”より常に優位な状態が、いわゆる「酸化ストレス」になります。
「酸化ストレス・炎症体質」とは活性酸素の発生が除去しきれないほど発生してしまう状態のことで、これらが原因で細胞が傷つけられ、さまざまな病気(炎症)を引き起こしてしまう状態・体質のことを言います。
ミトコンドリアは細胞のなかにある小さな器官で、糖と酸素を利用してエネルギーをつくり出す、いわばエンジンのような役割を果たしています。ところが、このミトコンドリアは、エネルギーを出すとき、同時に排気ガスのような「活性酸素」を発生させます。
自動車に例えると分かりやすいと思います。ガソリンを使ってエンジンを動かしたら、排気ガスが出ます。同じように、ミトコンドリアも、エネルギーを作り出したら、排気ガスと同じようなものが出てしまうのです。それが、活性酸素です。
例えば、360ccの軽自動車をブンブンふかしていたのではダメで、エンジンを大きくして(=ミトコンドリアを増やして)少ないガソリンで効率よくエネルギーを出し、排気ガス(活性酸素)の少ない良質なエンジンを積んでおくことが重要になってきます。
表1のような生活環境の影響や年齢を重ねると、このミトコンドリアの数が減少していき、さらにミトコンドリアの働きも低下していきます。
ガソリンばかり食ってあまりエネルギーが出ないような質の悪いエンジンになってしまうわけです。
少量の活性酸素は有効に役立てられますが、活性酸素が増えてしまうと、害を及ぼします。
「酸化ストレス・炎症体質」は、ぼろぼろに錆びた金属に例えられる、「錆び体質」と言われるものです。ほとんどの現代人が抱える、さまざまな慢性病や生活習慣病の根底にある慢性病の源となっているものです。
現在では人が罹るあらゆる病気の90%は活性酸素が関与していると言われています。
以上のように「酸化ストレス・炎症体質」とは、体の中から活性酸素がどんどん産生され、抗酸化作用が全く追いつかない状態で、いつも“腫れたり”、”痛みがでたり”、“熱がでたり”、”発赤したり”さらには、高血圧になったり、心臓や脳血管で血栓を起こしたり、コレステロール値が高くなったり、アレルギーになりやすかったり、風邪や癌などに罹りやすくなったり、頭痛を起こしやすくしたり、いろんな病気に罹りやすい”体質”のことです。
このようにして、日常的に感じる極く軽度の頭痛が引き起こされてきます。
現在の「頭痛外来」での対応は?
このような「日常的に感じる極く軽度の頭痛」は、専門家が金科玉条とされる「国際頭痛分類 第3版β版」では、「緊張型頭痛」に分類されています。
本来「国際頭痛分類 第3版」の目的とするところは、片頭痛を明確に定義することによって、間違いなく、片頭痛に対してトリプタン製剤を処方させるためのものです。
このため、”片頭痛と明確に定義された”「国際頭痛分類 第3版」の基準に合致しないものが緊張型頭痛とされ、いわば緊張型頭痛(日常的に感じる極く軽度の頭痛)は”ゴミダメ”的な性格の強い頭痛とされ、専門家の間では、極めて”取るに足らない頭痛”とされています。このように全く無視されています。トリプタン製剤の処方に値しないため”儲からない”頭痛とされています。
さらに、専門家には、「ミトコンドリア」・「体の歪み(ストレートネック)」・「腸内環境」・「生理活性物質」といった概念そのものが欠如していることから、このような「日常的に感じる極く軽度の頭痛」の原因については考えが及ばないことになっています。
このため、緊張型頭痛はすべて原因不明とされ、現在の「頭痛外来」では筋弛緩薬・抗不安薬・血流改善薬を処方され、追い返されるのがオチです。こういった対処をされるために、「日常的に感じる極く軽度の頭痛」のために、待ち時間4,5時間もかけて、わざわざ「頭痛外来」を受診する患者さんはいないことになります。
こうした「頭痛外来」で見放された緊張型頭痛の方々は市販の鎮痛薬に頼るしか残された道はありません。このため、頭痛の度に、市販の鎮痛薬を服用することになります。
市販の鎮痛薬の弊害・・・薬剤乱用頭痛
”頭痛薬が頭痛の原因”ってホント??と、よく質問されます。
ホントです。頭痛薬を頻回に飲んでますと”薬剤乱用頭痛”を起こしてきます。
まず、その代表的な症例を呈示します。
頭痛薬の飲み過ぎが、頭痛の原因になることってあるんでしょうか?私は10年くらい片頭痛にずっと悩まされています。そのおかげで毎食後に頭痛薬を飲むクセがついてしまいました。
頭痛薬はロキソニンを主に服用しています。パソコン仕事がメインです。
朝起きた瞬間から鈍い頭の重さに悩まされ、PCの電源を入れて椅子に座った直後にはいつものいやーな痛みが襲ってきます。
酷い時には布団から出られないほどの頭痛。これでは仕事も普通の生活さえできません。
病院に行って脳内の検査をしてもらったところ、先生からは特に原因は見当たらない、とのこと。
そんなはずはないと思って、いろんな病院を訪ねるも、みんな先生は首を横に振って「薬で様子をみてくださいね。」としかいいません。
先日、酷い先生に否定されました。
「あなた、そんなに薬が美味しいの?薬ばかり飲んでるから頭痛になるんだよ。それで訪ねて来られても困る。甘えないでください。」
ものすごく腹の底から怒りを感じました。きっとこの先生は頭痛に苦しんだことがないんだって。痛くて痛くて仕方がなく病院に訪れているのに、なんでそんなことを簡単に言えるのだろう。自分が情けなくて泣けてきました。
でも、確かに薬を飲み続けています。あまり高額な薬を服用するのはイヤなので(キツイ&高い)、ロキソニンを毎食後に飲んでいます。
とにかく今から起きる頭痛を少しでも軽くすればいい。それ一心で飲んでいます。
でも最近、胃が痛い。きっと薬の影響で胃がボロボロになってきているのでしょう。でも頭痛薬がないのは怖い。
精神的なものも影響していると思いますが、頭痛薬を飲みすぎることは危険な事でしょうか?
また頭痛薬が頭痛を引き起こしている、ってことは本当にあるのでしょうか?あの医者の言葉がどこかで引っかかっています。
どなたかお詳しい方、教えてください。はやく頭痛を治したい。本当にそれだけです。
この方の頭痛は、典型的な「薬物乱用頭痛」です。
もう1例、教訓的な症例を呈示します。
43歳の男性がズキンズキンと脈打つ頭痛に襲われたのはいまから15年前の28歳のときでした。残業や徹夜も多く、不規則な生活を送っていたことのことです。片頭痛と思い込んでいた男性は、頭痛のたびに市販の痛み止めを飲んでやり過ごしていました。
しかし、年を追うほどに片頭痛の頻度は増加してきました。週に一度から2~3回と徐々に増えてくるようになりました。そのたびに飲む薬も、効きが悪くなってきた気がします。1日2回までの服用限度を超えて飲むのが日常になっていったのです。
そんな日々が続くなか、片頭痛は治まるどころかむしろ悪化の一途を辿ります。10年が過ぎるころには、朝起きたときから夜寝るまで、1日に何度も痛みが襲ってくるようになっていました。
このころには1日に用量の倍の量を毎日飲み続ける状態に…。まとめ買いした1か月分の頭痛薬を、2週間たらずに使い切っていたのです。
そして2年前、男性をそれまでなかった頭痛が襲います。仕事が早く終わって珍しく22時に床に着いた男性は、深夜2時に左目奥の激痛で目が覚めたのです。ハンマーで殴られたようなズキズキする痛みでした。
初めて経験する痛みに慌てて頭痛薬を流し込んだ男性。やがて痛みは治まり、再び眠りに着きました。しかし、この日を境に夜中の頭痛は毎晩、襲ってくるようになります。しかも酷いときには、1晩に2回も頭痛で目覚めることがあるほどです。
起きているときに加え、寝ているときにまで容赦なく襲ってくる痛み。睡眠不足と薬の飲みすぎも手伝って、男性は仕事中にも意識がも朦朧とするようになってしまったのです。
こうして病院を訪れてみると、片頭痛と何らかの頭痛が組み合わさっているという診断。
片頭痛を薬で治療しながら複雑に入り組んだ症状を整理することになりました。
その後、男性は1年半をかけて片頭痛を克服。夜中に目覚める頭痛だけが残りました。
そして、詳しく調べてわかった病名が「睡眠時頭痛」です。睡眠中の脳の状態をコントロールする脳幹の異常が原因といわれています。
そもそも脳幹には、痛みを感じるとそれを抑える物質を出す役割があります。しかし市販薬を大量に飲み続けることで痛みが強制的に抑えられ、脳幹が本来の役割を必要ないものと勘違い。その機能に異常が発生したのでした。
睡眠時頭痛とは、睡眠中に痛みで目が覚める頭痛のこと。詳しいメカニズムはまだわかっていませんが、睡眠中の脳の状態をコントロールする脳幹の異常が原因とされています。
この男性の脳幹の異常を引き起こすきっかけと考えられるものこそ、市販薬の飲みすぎです。そもそも私たちの体は、痛みを感じると脳幹がその痛みを抑える物質を出すようになっています。
しかし、長期にわたり用量以上の頭痛薬を飲み続けると、薬の成分によって痛みが強制的に抑えられるため、脳幹が本来の役割を必要ないものと勘違いして、その機能に異常が発生します。
痛みを抑える物質を出さなくなるばかりか、睡眠中の脳を安静に保つこともできなくなり、ちょっとした刺激で脳が興奮。頭痛がおきて目を覚ますようになったと考えられるのです。
そして、原因解明の決め手となったのは頭痛が就寝から4時間後におきていたこと。私たちの脳は睡眠中はおよそ2時間おきに、深い眠りと浅い眠りを繰り返しています。そして、頭痛に襲われていたのは浅い眠りのときでした。
じつは浅い眠りのときには脳が活発に活動するため、血流が増加します。それが刺激となって、睡眠時頭痛を引き起こす一因になっていると考えられているのです。
こうして男性には、メラトニンというホルモンの働きをよくする新しい薬を処方。睡眠中の脳の状態をコントロールするメラトニンの働きをよくして、脳に安静に保つことが睡眠時頭痛のもっとも有効な治療法なのです。
これは、ある専門家がネット上で紹介されていたものです。コメントも同じ専門家のものです。某専門家が得意げにネット上に公開したものでした。
今回、ここに提示したのは、専門家の考え方がどのようなものなのかを皆さんに知ってもらうことが目的です。
薬剤乱用頭痛
このように、頭痛の際に服用される頭痛薬が頭痛の原因となってきます。
信じられないかもしれませんが、この”頭痛薬”には、皆さんが手軽に服用される市販の鎮痛薬、さらに病院で処方される非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、エルゴタミン製剤、さらに片頭痛で現在最も多く使われるトリプタン製剤も含まれています。
こういったことから、病院で処方される”おくすり”だからといって決して安心してはなりません。この点が、慢性頭痛をセルフケアしていく上で重要なことになってきます。
それでは、どうしてこうした”頭痛薬”で薬剤乱用頭痛が起きてくるのでしょうか?
まず、市販の鎮痛薬ですが、これらの鎮痛薬には、大半のものはアセトアミノフェン、とカフェインが含まれています。皆さんがよくご存じのカロナールが代表的なものです。
このカロナールは、現在では発売中止となったセデスGの後釜です。セデスGは私の片頭痛時代にはいつも愛用していた程、麻薬並みの鎮痛効果がありました。セデスG中止後は、これに代わって”SG配合顆粒”となりましたが、これは以前のセデスGと比較すれば、何も効かないというのが私の感想です。これに類似したものがカロナールです。これも同様で、大して変わりはないようです。これは”十分な薬効量が含まれていない”ためです。こうしたことから、本年2月からアセトアミノフェンを1錠中500mgが含まれるものが発売されるようになりました。私も片頭痛の患者さんに試して頂きましたが、従来のものよりは格段に効果があるとのことでした。こうしてみますと、”1錠中500mg”が鍵を握っているようです。しかし、皆さんが購入されるものには、このような有効量は含まれず、大半は、この半分以下しか含まれておりません。こうしたことから、服用しても服用しても効果がないため、つい錠数が増えてくることになります。これらにはカフェインが同時に含まれますので、カフェイン中毒になるため、薬剤乱用頭痛を作ってしまうことになります。
また、市販の鎮痛薬のなかには、最近は少なくなったようですが、アスピリンを含むものがあります。このアスピリンはミトコンドリアの働きを悪くさせるために、片頭痛の方々が服用されますと、益々、頭痛を悪化させ、薬剤乱用頭痛に至ってしまいます。
このような市販の鎮痛薬でなく、人によっては風邪薬を常用される場合もあります。
この理由は、”咳止め”を目的としたリン酸コデインが風邪薬に配合されており、オピオイドという麻薬のような成分が含まれるため、”オピオイド乱用頭痛”となってきます。
また病院で処方される非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)があります。
最近では、市販薬としても販売されています(ロキソニン)。必須脂肪酸のオメガ3とオメガ6の摂取バランスに問題があれば、その効き目を十分に引き出すことができず、つい服用回数が増えることになって薬剤乱用頭痛を作ることになります。
現在のトリプタン製剤が販売される以前は、エルゴタミン製剤が片頭痛治療薬の主流でした。エルゴタミン製剤は前兆のある片頭痛の場合、制吐剤をうまく併用することによって抜群の効果を発揮していましたが、問題は前兆のない片頭痛の場合、服用のタイミングが極めて難しく、患者さんはつい”先手””先手”で服用せざるを得なくなって、知らぬ間に過剰服用となって薬剤乱用頭痛を引き起こしていました。
現在では、エルゴタミン製剤はクリアミンとして残っておりますが、クリアミンの効能書きには、”頭痛治療薬”と銘打たれ、緊張型頭痛にも片頭痛にも保険適応となっていることから、一般開業医は頭痛診断がどうであれ、安易に処方され、極端な場合は1日3回毎食後、延々と処方され、薬剤乱用頭痛を量産させていることも忘れてはなりません。
そして、現在のトリプタン製剤ですが、片頭痛の場合、効くひとには麻薬並の絶大な効果を発揮するため、つい飲み過ぎに繋がってきます。トリプタン製剤は、大半は有効時間が短いため、片頭痛発作の持続時間が長いと、1回の服用で頭痛を抑制できずに、服用回数が増えざるを得ないという宿命にある薬剤で、市販の鎮痛薬、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、エルゴタミン製剤より以上に ”薬剤乱用頭痛を引き起こしやすい薬剤”とされていますので注意が必要です。
これまで、片頭痛診療の重鎮とされる名古屋の寺本純先生は、このような薬剤乱用頭痛の治療の難しさをこれまで訴えてこられ、特に”トリプタン製剤による薬剤乱用頭痛”を改善させる難しさを強調され、”従来の予防薬”では全く効かないとされ、最近ではボトックス治療による方法を提唱されます。そして、先生は、トリプタン製剤による薬剤乱用頭痛からの脱却にはボトックス療法しか現状ではないとされます。そして、その有効率は、1年以内で80%であり、残りの20%は脱却できないとされています。
このように、一旦、トリプタン製剤による薬剤乱用頭痛に陥れば、運が悪ければ、一生、頭痛で苦しむことを余儀なくされてしまうことを意味します。まさに、頭痛地獄の絵図そのものということです。
参考までに、寺本先生の提唱される「ボトックス治療」は現在、保険適応はなく、トリプタン製剤による薬剤乱用頭痛から脱却する唯一の方法でありながら、簡単に・身近な医療機関では受けることは出来ないのが現在の日本の状況です。
ですから、一旦、トリプタンによる薬剤乱用頭痛に至れば、治すことは至難の業です。
トリプタン製剤は、効くひとには絶大な効果があるため、つい飲み過ぎになってきます。 しかし、このような”トリプタンによる薬剤乱用頭痛”に至れば、脱却は極めて困難になるということを認識しておく必要があります。
薬剤乱用頭痛の発生機序
ところで、このような「薬物乱用頭痛」はどのようにして起きるのでしょうか?
これまでは、以下のような説明がオーソドックスのようです。
市販の鎮痛薬の長期乱用などに伴い興奮性が非常に高まった状態になるという考え方があります。こうしたことから片頭痛発作時にトリプタン製剤を勧める医師もいますが、こうした考えで、安易に服用すれば、容易にトリプタンによる薬剤乱用頭痛を作ります。
その理由は、苦しい片頭痛という痛みだけをトリプタン製剤で取り除いていますと、その根底にある病態は次第に増悪してくることになります。このため、自然と服用回数が増えてくることは避けることができません。このため、必然的に服用回数が増加して最終的には「トリプタン製剤による”薬剤乱用頭痛”」に至ります。
また、鎮痛薬を絶えず飲んでいますと、伝わってくる痛みを鎮痛薬が取ってくれますので、脳の痛み抑制センターが仕事をしなくなり、ちょっとした痛みでも、痛い、と感じるようになります。するとまたすぐに鎮痛薬を飲む、センターはますます仕事をしなくなる、また痛みを感じる、また薬を飲む、という悪循環に陥ります。
以上のようにも専門家は申されます。痛み止めを多く飲み過ぎると、脳の痛みの調節系は働く必要がなくなり、脳の痛みの番人がさぼってしまいます。ちょっとした痛みにも、さらに痛み止めを飲むことになり、悪循環になります。痛み調節系の機能低下により頭痛が毎日くるようになったと思われます。このように説明されています。
しかし、私は、以下のように考えております。
病気を治すために飲む薬や、空気中に存在する有害物質、そして食品添加物や洗剤、化粧品などに含まれる化学物質は、体にとっては異物なのです。
これらのものは、つい最近まで、人類の体内に入ることはなかった物質なので、体は異物と理解してしまうのです。
そして、異物を解毒しようと、ある酵素を出します。この酵素が働く過程で、活性酸素が発生してしまうのです。このため、過剰に服用した鎮痛薬は異物そのものであり、これを解毒するために過剰に活性酸素が発生することによってミトコンドリアを弱らせることによって、片頭痛を増悪させます。さらに「セロトニン神経」の働きまで悪くすることになります。このために「脳内セロトニン」の低下をもたらすことになります。
薬は現代の医療において、欠かせないものですが必ず副作用というものがあり、これが”化学的ストレス”になるのです。
薬物乱用頭痛の場合、このように鎮痛薬、エルゴタミン製剤、トリプタン製剤の飲み過ぎは、当然、”化学的ストレス”になって来ます。
ストレスは個人差というものがあります。ストレスに強い人と弱い人はいるのです。
ストレスに強いかどうかは生まれつきの性格や経験によって左右されると考えられてきたのですが、最近の脳科学の研究によって、そうではないことが分かってきましたのです。
ストレスに対する耐性の違いは”脳の活性化”と深く関わっているのです。
「ストレスに弱いとセロトニンの量が減少しやすい」です。
人間の体は、肉体的、精神的、物理的、化学的なストレスを受けると、脳内の視床下部のストレス中枢が刺激されるのです。そうすると、セロトニンが多く放出され、その量が減少してしまうのです。いずれにせよ、ストレスに対応するセロトニンの分泌量が少ないと、痛みを感じやすくなって来ます。これが、薬剤乱用頭痛へと繋がってきます。
いずれにしても、長期間にわたって「鎮痛薬、エルゴタミン製剤、トリプタン製剤」を飲み続けますと「セロトニンの枯渇状態」を引き起こす結果に至り、脳内セロトニンの低下は、”痛みの閾値を下げる”ため痛みを感じやすくさせるために、薬剤乱用頭痛を引き起こしてくることになります。
薬剤乱用頭痛を予防するには
このような薬剤乱用頭痛の特徴は、飲んでも飲んでも効果がなく、かえって頭痛を酷くさせることになります。そして、目が覚めた朝方から頭痛を訴えてくることになります。
こういったことから、頭痛治療は、”薬剤乱用頭痛との戦い”といっても過言ではありません。このような”頭痛薬によって頭痛が引き起こされてくる”というジレンマがあることを理解しなくてはなりません。
薬剤乱用頭痛を引き起こさないためには、こうしたお薬を”月に10回以内”に抑えることが重要となりますが、そう簡単にはいかないのが実情です。このように「お薬を月に10回以内に抑える」ためには、どのようにすべきかを考えなくてはなりません。
ここが重要なことでありながら、「お薬を月に10回以内に抑える」ための手段として頭痛専門医は”予防薬”を使うことを勧めます。しかし、こうした予防薬の効果にしても、的確なものは何一つないのが現状であるにも関わらず、このようなことを勧めます。
このように”予防薬の効果”が発揮される以前の段階で薬剤乱用頭痛を引き起します。
先程も述べましたように、予防薬といえども人体には有害なものであり、化学的ストレスとなるものです。
このためにかえって、頭痛を増悪しかねないことになります。
このように考えてみれば、薬剤乱用頭痛に至る原因は、各種の諸々の薬剤によって、ただ単に”頭痛という痛み”さえとれば、これで解決したと考えることにあります。
慢性頭痛とは、私達の生体の生活のリズムの歪み(乱れ)すなわちホメオスターシスの乱れから起きてくる頭痛です。この「生活のリズムの歪み(乱れ)」の原因を突き止めることが最も重要になってきます。この原因を自分で把握しなくてはなりません。
前半では、この点について述べました。すなわち、私達が日常的に感じる極く軽度の頭痛が、どのようにして引き起こされているのかを述べました。ですから、市販の鎮痛薬で、こうした軽い頭痛は抑制されますが、納まっても根底には頭痛を引き起こす原因は残存して消去されていませんので、次第に蓄積し、最終的に鎮痛薬そのものが効かなくなります。
トリプタン製剤は、効くひとには絶大な効果があるため、つい飲み過ぎになってきます。 しかし、このような”トリプタンによる薬剤乱用頭痛”に至れば、脱却は極めて困難になるということを認識しておく必要があります。現実には、発作時にトリプタン製剤を服用せざるを得ないことも事実ですが、必ず平行して「生活習慣の改善」を同時に行って、根底にある病態を是正させておくことが絶対条件となってきます。
こうしたことから、「生活習慣を改善」させることなく、安易にトリプタン製剤を服用すべきでないということです。
以上、薬剤乱用頭痛は、各種の諸々の鎮痛薬を頻回に服用することによって、ミトコンドリアを弱らせ、脳内セロトニンを枯渇させることによって起きてきます。
このため、こうした鎮痛薬を服用する際には、「生活のリズムの歪み(乱れ)」の原因を突き止め、必ず平行して「生活習慣の改善」を同時に行っていくことが絶対条件となってきます。これが薬剤乱用頭痛を予防すると同時に、片頭痛を根治させる方法ともなります。
逆説的に言えば、日常的に感じる極く軽度の頭痛は、じっと様子をみておれば自然に治まってくるのが特徴です。敢えて市販の鎮痛薬を服用するまでもありません。じっと様子をみている間に何が悪かったかを考えてみることです。私達はテレビのコマーシャルに洗脳されているため、早く痛み止めを飲むようにし向けられています。ですから、意識的に市販の鎮痛薬を服用さえしなければ、片頭痛患者は半減してくるはずです。
これまで、テレビのCMが毎日流れている割には、頭痛専門医は市販の鎮痛薬の弊害について述べることは全くありません。なぜなのか、こうした単純なことを考えれば、医者の本質が自ずと明確にされてきます。
このような疑問を私達が持たないために、詐欺師・ペテン師の好きなようにされているということです。
ここでコマーシャルです。
頭痛が気になったら・・
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