このタイトルは小橋雄太さんのブログ「イミグラン錠・副作用なしで、偏頭痛を治しちゃえ」のなかで「病院と片頭痛」のなかで取り上げられた記事です。このなかで小橋さんは、以下のように記述されます。
小橋雄太さんは、10 年以上、閃輝暗点を伴う片頭痛に悩まされ、おまけに”トリプタン製剤”が全く効かない「トリプタン・ノンレスポンダー」でした。このため、頭痛発作時の前日と当日の発作時の状況を詳細に記録を繰り返していくことによって「体の歪み」に頭痛発作の引き金があることに気付いて、当初は整体師さんの指導を受け、この指導を毎日忠実に守り・実行することによって片頭痛を改善された状況を自らのブログ「イミグラン錠・副作用なしで治しちゃえ」で詳細に記されております。
https://ameblo.jp/henzutsunaosu/theme-10062333250.html
私達は、みんな小さい頃から「病気には薬」と教育されてます。子供の頃から「病気になったら薬と病院」と言われ続けてますから。その教育(洗脳?)から逃げれてません。
偏頭痛持ちの中でも、かなりの人が「偏頭痛には薬しかない」と思い込んでいます。
医者は、「薬は最新の医学で作られたのだから、それが一番いい」と言います。
偏頭痛持ちの中でも、かなりの人が「偏頭痛には薬しかない」と、みんな知らないうちに洗脳されてしまってます。
洗脳されてるので、医者と薬が絶対だと思い込んでしまってます。
正直なところ、このマインドコントロールは強力で、解くのは大変です。
言い方を変えると、ありがたい魔法の粉を信者に売ってるカルト教団のようなものです。
頭痛薬を飲めば一時的に痛みが和らぎますが、また必ず再発します。
薬がヤバイと思ってても、薬の誘惑に抵抗できていないのです。
「偏頭痛には薬がいい」と言われてますが、現実にあなたは健康になってますか?
最新の医学を信用するのも良いですが、単純にあなたが健康になったかを考えると...
自然に答えは出てきますね。
でも、そもそも治せない薬に依存させるような行為を「治療」とは呼ぶのはちょっと怖いとは思いませんか?
そして裏では、頭痛持ちのお金は製薬会社と病院を潤しています。
病院のエライ人の黒いベンツに変わったりします。
やがて製薬会社は薬の工場、病院は薬を売る営業所と化していきます。
病院が「薬を出す自販機」になってしまっています。病気が治ってしまったら、病院と製薬会社が困りますから・・。
しかし、あなたがその「患者からお金を吸い取る集金マシーン」、「信者に貢ぎさせるカルト教団」の犠牲になることはありません。
このように指摘されて、「病院はカルト宗教の神殿か」と思われているようです。
小橋さんは、病院をこのように評価されておられます。
小橋さんとは別の観点から考えれば、以下のようになります。
まず、頭痛専門医の方々の共通した考えとして、片頭痛は生まれつきの”遺伝的疾患”であり、将来遺伝子治療が開発されない限り治らないと考えています。
こうしたことから、片頭痛は”不思議で・神秘的な頭痛”であり、まさしく、片頭痛は”神聖な頭痛”で、凡人のタッチできない頭痛とされています。
「国際頭痛分類 第3版β版」を、頭痛診療および研究の”絶対的な基準”とされ、世界共通の言語とされます。このため、専門家には専門家としての独特な問診方法を駆使され、極めて完璧に「国際頭痛分類 第3版β版」をこの問診の中に組み込まれます。
そして、専門家にとっては「国際頭痛分類 第3版β版」は頭痛診療のロードマップであり、「慢性頭痛の診療ガイドライン」は道先案内人とされ、これに頭痛ダイアリーが必要とされます。
この3つを併せて、専門医の間では「3種の神器」と持て囃される程です。
こうしたことから片頭痛治療は「薬物療法」がすべてとなります。
まさに、「国際頭痛分類第3版 β版」とは、専門家にとっては教義・教典のようです。
学会とは、このような”絶対的教義”を信奉する集団であることから”カルト教団・集団”なのでしょうか? まさに宗教団体(カルト教団)そのもののようです。
現実に、片頭痛の医療界に”カリスマ医師”がおられることからも納得されるかもしれません。
頭痛診療・研究の世界は、まさしく”神秘性を秘めた霊界”そのもののようです。
このように、片頭痛が”神聖な頭痛”として崇め奉られることによって、カリスマ医師を教祖様として、その信徒として患者団体が組織され、日本全国から片頭痛患者さんは”教祖”様のご託宣を求めてこうした頭痛外来へ参詣されます。
さらに頭痛の専門家ですら全国各地で行う勉強会にこうしたカリスマ医師を招聘して”ご託宣”を仰ぎ、これを有り難く”拝聴”されているという構図が形成され、まさしく”カルト教団”そのもののようです。こうした、「勉強会」は一般の医師には公開されない謂わば「秘密結社の会合」を思わせます。
こうしてみれば、トリプタン製剤は”神薬”とも称されるものであり、カリスマ医師をお慕いする信者はカリスマ医師から授けられる”神薬”を恭しく頂くというあり方が”何ら異常性”もなく受け入れられているのが現実のようです。
このようにして、トリプタン製薬メーカーから”カリスマ医師”として煽て上げられ・祭り上げられることによって、医師は医師として、トリプタン製剤を乱発し、両者の利害関係が一致することによって万々歳という構図になっているようです。
とくに「頭痛学」という”自然科学”の分野において、”絶対的な基準”を設けていること自体が”異常”とも考えるべきものです。まさに、”カルト宗教”の世界でもみるかのごとき錯覚を覚えます。
その”教義”(例えば、片頭痛に関するものです)として・・
あなたの頭痛は「頭痛持ちの頭痛」です。
原因は、生まれつき、脳がちょっとしたことで興奮しやすい「脳過敏」にあります。
このため、頭の良い、聡明な方が多く、一般人とは違います
その症状は、神秘的で不思議なものです。普通の人間とは、デキが違う特別な存在です。
生まれつきのものですから、治ることはありませんが、いずれ年をとれば起こらなくなります。(まさに、神懸かり的な発想としか言えません)
頭痛と首とは全く関係なく、「体の歪み(ストレートネック)」などは論外です。
頭痛発作時には、トリプタン製剤をタイミングよく服用しましょう
このように、毎回発作時にトリプタン製剤で対処しませんと、後々、頑固な頭鳴、耳鳴り、めまいを引き起こし、極めてやっかいな状態に至ります。下手をすれば脳梗塞を引き起こすことになるかもしれません。
しかし、このようにしておれば、いずれは治まってきます。
このような”教義”のもとに、カイロプラクター・整体師・鍼灸師を排斥されます。
さらに、慢性頭痛を考える上で、最も重要とされる「体の歪み(ストレートネック)」は、まったく検証することなく”エビデンスなし”、とされます。
こうした論理そのものは、まさしく、カルト宗教・教団としか言えないようです。
「頭痛学」は”神学”なのか???
頭痛専門医は、「国際頭痛分類 第3β版」をもとに「片頭痛」をあくまでも「症状」の上から捉え、個々の現象を”総合して”考えることなく、バラバラであるということです。
この点は、間中信也先生が開設されるホームページ「頭痛大学」に象徴されます。
確かに、膨大な論文が掲載されてはおりますが、これらがお互いどのように関連しているのかという”総括”が全くありません。これをご覧になられる読者の判断にすべて、”おまかせ”されているようです。
これと同じことが、頭痛研究の場でも、存在するようです。例えば、片頭痛の領域においては、「女性の片頭痛」「小児の片頭痛」「片頭痛の発生機序」・・それぞれの分野には、昔から”大家”と称される先生方がおられ、独立した形で全てが説明され、お互いは、それぞれの”独立性”を厳守され、お互いの領域を侵さない方針のようです。
こうしたことから、慢性頭痛全般、片頭痛全般を”総括”される先生はどなたも、これまでいらっしゃいませんでした。この点は、頭痛関連の特集号をご覧頂ければ、一目瞭然です。こうしたことは、統一した研究指針が存在しないことを意味しています。
要するところ、一貫性がなく、一本筋が通っていないということになります。
また、頭痛を研究される先生方には、脳神経外科、神経内科医、小児科医、産婦人科医、麻酔科医・・と多岐にわたっています。そして、何故だか、各科の先生方は、脳神経外科医の考えに対しては、特別の感覚を持たれておられるように見受けられます。
とくにカリスマ医師と称されるメスを捨てた「脳神経外科医」にしか関心はありません。
慢性頭痛が、「脳のなかには異常のない頭痛」とされながら、旧態依然として、二次性頭痛の”頭痛の発生機序”の観点から説明を試みられます。その代表が、片頭痛は”中枢神経疾患”であるという考えで、これは「片頭痛発生器」の存在を根拠とされます。同様に、「脳過敏症候群」もこのような観点が貫かれているようです。
こうした考え方は、脳神経外科医が提唱されるが故に、脳外科医以外の大半の先生方は無批判に容認されておられる傾向があるようです。まさに、ベンケーシーの時代感覚が、現在でも受け継がれているというのでしょうか?
そして、トリプタン製剤が販売されて以降、片頭痛研究は、トリプタンの作用機序を中心として行われているようです。これ以外には、全く関心がないようです。
こうした時代において、分子化学療法研究所の後藤日出夫先生の出現は、青天の霹靂以外何物でもなかったのではないでしょうか?
このような分子化学の立場から論じられる先生は、以前の下村登規夫先生以来ではないでしょうか? 今後、これに対してどのような対応を示されるのか見物です。
このような観点の相違を認識した上で、後藤先生の著書をご覧になられれば、現在の「頭痛専門医」との考えの相違が理解されるのではないでしょうか?
私の考え方は、これまでも繰り返しましたが、頭痛専門医の基準とされる「国際頭痛分類」を離れて、現実の「慢性頭痛」の方々の”生涯経過”がどのようになっているのかという観点から、片頭痛という病気がどのようなものかを、考えるべきと思っています。
このように3者とも、片頭痛という病気を考える際の”基準”が全く異なるということです。専門医はあくまでも「国際頭痛分類 第3版β版」を基準とされ、これをまさに絶対視されます。
これまでの学会の「頭痛診療」の均てん化の理念はどこにあったのでしょうか?
外国の理念を徹底させることが、すべてなのでしょうか?
それもトリプタン製薬メーカーの論理がすべてのようです。
まさに”神学”の世界としか、表現できません。学問の世界は、それこそ、泥にまみれた、根気を必要とする世界ではなかったのではないでしょうか? きれいごとだけではないはずです。私には、全く理解不能の世界としか思えません。
この本来の目的は、「ガイドライン」を徹底させるということなのでしょうか?
こうした意味で、頭痛医療の原点をもう一度、振り返る必要があるようです。
そうすれば、その真の目的が理解できるのではないでしょうか。
少なくとも、片頭痛は本来「生活習慣病」であるはずです。
ここに”遺伝性疾患”であるという論点を持ち込むことによって、小橋雄太さんには「病院はカルト宗教の神殿か」といった皮肉を言われている始末です。
こうした、皮肉はあってはならないことです。
片頭痛は以下のように考えるべきであり、これしか今後の展望は開けないと思っております。
その基本はこれまでも述べておりますように、以下の観点です。
まず、片頭痛と緊張型頭痛は連続した一連のものです。
さらに、慢性頭痛の基本的病態には「体の歪み(ストレートネック)」が存在します。
片頭痛は”ミトコンドリアの機能障害による頭痛”です。
そして、片頭痛の大半は、”多因子遺伝”です。
その”環境因子”として、以下の6項目が挙げられます。
1.ホメオスターシス・・ストレスの関与
2.免疫(腸内環境)の関与
3.生理活性物質との関与・・脂肪摂取の問題
4.体の歪み(ストレートネック)の関与
5.セロトニン神経系の関与・・脳内セロトニン
6.ミトコンドリアの関与
このような論点から、論ずるべきです。
少なくとも「臨床頭痛学」は、自然科学の分野にある学問であるはずです。こうした世界に”絶対的な基準”を設けることそのものが”異常そのもの”であり、このような”異常性”を認識されない専門家の考え方そのものが問われなくてはならないはずです。
ということは、現代臨床頭痛学は、カルト宗教そのものであり、自浄作用の働かない陳腐な組織に成り下がってしまったということです。
このような世界は、今後発展性はなく行く末は・・・
ここでコマーシャルです。
頭痛が気になったら・・
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