片頭痛を考える際に重要なことは、慢性片頭痛に至っていない初期の段階では、発作時にトリプタン製剤を服用しなくても、発作期間中に我慢に我慢して、永くても3日間耐え忍ぶことで、また元通りの健康状態に回復してくることです。群発頭痛でも同様です。
なぜ、酷い発作で苦しめられながらもとの健康状態になってくるのでしょうか。
これは、人間本来に備わっている「自然治癒力」のおかげです。
一般的には、片頭痛は、約3割が自然に治癒し、約4割が症状は変わらず、残りの3割が慢性化して増悪してきます。
自然治癒した3割は、ホメオスターシス、すなわち”恒常性を維持するための「環境に対する適応力」により治癒したものです。
要するところ、自然治癒力によって治癒したものです。専門家は、トリプタン製剤のお陰で、治ったと申されますが・・・
このようなことは、ウソ・ヒャッパチです。
それは、元来、西洋臨床医学では「自然治癒力」といった概念がないからです。
こうした「自然治癒力」といった概念は基礎医学領域の概念でしかありません。
ですから、頭痛医学領域においても、このような「自然治癒力」といった概念はありません。
こういったことから、頭痛医学領域において、「自然治癒力」をどのように考えるべきかについてシリーズで掲載してきました。
そして、現在、頭痛医学領域において、このような「自然治癒力」といった概念がないために、どのような状況に置かれているかを、”日常的に感じる極く軽度の頭痛”で述べました。
半健康・半病気ってなに?? 自然治癒力の低下とは
その1 生理活性物質・・プロスタグランジン
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12635867128.html
その2 セロトニン神経系
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12635914948.html
その3 腸内環境
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12635942260.html
その4 ミトコンドリア
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12636060864.html
最終章
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12636125926.html
”日常的に感じる極く軽度の頭痛”
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12636322898.html
結局のところ、原点に帰って、「自然治癒力」とは、以下のように考えるべきです。
これは、過去に、これまで掲載していた記事です。
自然治癒力の源-ミトコンドリアの起源-
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12318941262.html
自然治癒力とミトコンドリア はじめに
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12319124136.html
”食を通じた健康” ・・自然治癒力を高めるために
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12319147439.html
自然治癒力と代謝の関係
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12319155668.html
呼吸による細胞(ミトコンドリア)活性化で自然治癒力を引き出す
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12319200128.html
自律神経の乱れは”自然治癒力の低下”につながる
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12319212386.html
自然治癒力の強化法
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12319221705.html
自然治癒力とミトコンドリア まとめ
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12319418969.html
「ミトコンドリアの低下」は、どうやって分かりますか???
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12319985724.html
このようにしてみますと、私のブログには三々五々、至る所に記事が散らばってしまい役立たずになっているように反省されます。
そこで、次回からは、これまで掲載していた「食事療法」についての記事を1カ所に集めることを考えております。すべて復刻版です。