「頭痛を考える」 | 頭痛 あれこれ

頭痛 あれこれ

 「慢性頭痛」は私達の日常生活を送る際の問題点に対する”危険信号”です。
 このなかで「片頭痛」は、どのようにして引き起こされるのでしょうか。
 慢性頭痛改善は、「姿勢」と「食生活」の改善がすべてであり、「健康と美容」のための第一歩です。

 しばらく、ブログの更新が途絶えていました。
 この理由は、再度、文芸社の「無料出版の応募原稿」を書いていたためです。
 10月下旬には、「片頭痛の正しい知識」のタイトルで、これまでこのブログで掲載していたものを300頁前後にまとめたもので応募していました。
 ところが、文中に「トリプタン製剤」の名を挙げて本剤を批判していることが、これまた名誉毀損に相当するとされ、没になってしまいました。
 このため、再度、「頭痛を考える」というタイトルに変更して書き改めました。
 今回は、「トリプタン製剤」という表現は一切使用せずに、さらに現在、専門家の間では、今回書いた内容は、思いもつかないような発想で述べることにしました。
 ということは、以前にも「これでよいのか 片頭痛医療ー一開業医からの提言」http://taku1902.jp/sub512.pdfで応募した際には、これが日本頭痛学会を批判した文章であり、まさに名誉毀損罪で訴えられると評価され、まったく相手にされませんでしたが、今回は、学会員のどなたも思いも付かない奇想天外なものとして歯牙にも掛けない内容とし、まさに文芸社のご希望通りの内容に仕上がったように思います。

 まさに「おとぎ話・寓話」のような世界の内容になりました。
 ただ、話の筋道として、どうしてこのような奇想天外な内容となるのかの謂わば「イントロダクシヨン」が必要とされます。
 このため、現代医療の源である「西洋医学」がどのような経緯で現在に至っているのかを最初に持ってきて、これを糸口にして「頭痛を考える」を作成しました。
 しかし、今回は、現代医療を冒涜するにも甚だしいという理由で、「名誉毀損罪」以上の罪があるといって没にされるのでしょうか。このように解釈されれば、もう出版業界に見切りをつけるしかありません。


 いずれにしても、学会発表も例年のごとく陳腐な、木を見て森を見ないような枝葉末節の発表しかなく、永久的に、片頭痛は原因不明の不思議で・神秘的な”遺伝的疾患”とされたままでしかありません。
 このような論点でしかこれまで述べてこなかった理由は、トリプタン製薬メーカーおよびトリプタン御用学者の作成した「国際頭痛分類 第3版β版」を頭痛診療および頭痛研究の絶対的な基準(教義・教典)とされることにあります。

 このような製薬メーカーの作成した基準で慢性頭痛を論じれば、当然のこととして、製薬メーカーの利益が最優先されることになり、現実に慢性頭痛で苦しまれる方々は金儲けの手段でしかないことは、どなたでも、馬鹿でない限りは理解されるはずです。
 この「国際頭痛分類 第3版β版」は、国際頭痛学会が作成した世界で最も権威あるものであるといって、私達無知の人間を問答無用で服従させ・言いくるめてきました。
 結局、「国際頭痛分類 第3版β版」とは、片頭痛を症状の上で、厳格に定義して、片頭痛を間違いなく診断させることによって、片頭痛患者さんにトリプタン製剤を処方させる目的で作成されたものです。

 このため、片頭痛の診断基準に合致しない「緊張型頭痛」はまったく問題にされることもなく、無視されてきました。
 このため、頭痛研究も、片頭痛が中心になっており、それも片頭痛の病態もトリプタン製剤の作用機序の観点からしか行われてきませんでした。
 その結果、慢性頭痛のなかで最も頻度の多い緊張型頭痛の患者さんは置き去りにされ、塗炭の苦渋を味合わせてきました。
 このように、慢性頭痛とは一体何かといった論点で考えることはありません。
 さらに、片頭痛が、寝込む程の辛い頭痛発作が終結すれば、普段の元通りの健康状態にまで回復するということから「機能性頭痛」とも表現されながら、自然治癒力(ホメオスターシス)といった観点から論じられることはありませんでした。


 このようなことを踏まえて、脳のなかに異常のない頭痛とは、どのように考えるべきか、を出発点として、頭痛を取り巻くいろいろな分野の研究業績を基に想いを馳せたものです。
 このなかには、当然、頭痛領域の研究業績も含まれております。
 このように、「頭痛」を考えてみることにしました。これがストーリーです。
 このようにして、現実に慢性頭痛で苦しまれる方々のための、新たな頭痛学を構築するために今回「頭痛を考える」を作成しました。

 これらは、これまでブログで掲載していたものばかりであり、目新しいものは何もありませんが、文芸社への応募原稿として書き改めました。 興味ある方は、ご覧下さい。


        「頭痛を考える」
           
http://taku1902.jp/sub604.pdf


 なぜ、このような出版に拘る理由は、既にブログをご覧になられる方々には、ご存じのことばかりですが、なかには文字で直接ご覧になりたい方もおられます。こうした方々のために作成したものです。
 私達が日常生活を送る際に感じる極く軽度の頭痛を自覚・経験した場合の考え方を示したものです。多くの方々は、こうした頭痛に対して、安易に市販の鎮痛薬を服用されます。そして、これを繰り返しているうちに、最終的にどのような結末を迎えるのかを知っておく必要があります。
 このようにして、最初の段階で適切に対処することによって、片頭痛や慢性緊張型頭痛といった”難治性の頭痛”へ移行させないことが重要になってきます。
 さらに、トリプタン製剤が片頭痛の”特効薬”と誇大宣伝されていることから、片頭痛に移行した方々でもトリプタン製剤を服用しておれば、片頭痛が治ってしまう、と思い込んでおられる方々も未だに多く存在します。こういった方々への警告でもあります。
 いずれにしても、「頭痛薬」で、頭痛が治れば・鎮められれば、これですべてがOKではないことを認識してもらう必要があります。
 このようにして、ひとりでも”頭痛地獄”という人生最大の悲劇を繰り返してはならないという想い・願いで、今回、「頭痛を考える」を作成致しました。
 今回は、幾度も幾度も点検したつもりですが、できあがってみれば、2,3カ所誤った表現があるようです。
 いつも思うことですが、文才のなさを痛感させられ、ゴーストライターがどなたかおられないものかと切望する次第です。このような方がいらっしゃれば、素晴らしい作品に仕上がったものと思われます。慚愧の至りでしかありません。