まず「慢性頭痛」の起点は、”日常的に感じる極く軽度の頭痛”です。
「慢性頭痛」発症のスタート(起点)となるのは、私達が”日常的に感じる極く軽度の頭痛”です。この原因は、以下の2つがあります。それは
すべての始まりは、うつむき姿勢(前屈みの姿勢)にあります
現代社会は、”活性酸素”有害物質に満ちあふれた生活環境にあります。
これらがすべてミトコンドリアの働きを悪くさせてきます。このような外部の生活環境の要因があります。これらが「酸化ストレス・炎症体質(片頭痛体質)」を形成してくることに繋がってきます。
こうした背景をもとにミトコンドリアの働きが悪くなると同時にセロトニン神経系の機能が低下しているところに”生活習慣の問題”が加わって「脳内セロトニンの低下」が引き起こされ、この両者によって「体の歪み(ストレートネック)」が引き起こされやすい状況を作ってくることになります。
これが、慢性頭痛発症の起点(スタート)となる”日常的に感じる極く軽度の頭痛”を発症させる原因にもになってきます。
私達は、日常生活を送る上で、私達は前屈みの姿勢をとる生活環境に置かれています。特に、女性の場合は、炊事・洗濯・掃除を行う際に”前屈みの姿勢”を日常的にとっています。
さらに職場では、事務系の仕事が多いためパソコンの操作を終日行うことになります。仕事が終われば四六時中スマホ・携帯を覗き込む姿勢をとっています。現代社会はスマホ全盛の時代で、歩きスマホをされるご時世です。
こうした前傾姿勢は知らず知らずのうちに後頸部の筋肉に負担をかけることになります。
ここにさらに、イスに座るとつい脚を組んでしまう、ヒールの高いクツを長時間履いている、立っている時はたいていどちらかの足に体重を乗せている、横座りをする、立ち仕事や中腰の姿勢でいることが多い、いつもどちらかを下にして横向きに寝ている、または、うつ伏せになって寝ている、長時間座りっぱなしの仕事、イスやソファーに浅く座ってしまう、バックなどはいつも同じ方の肩にかける、重たいモノを持つ仕事をしている、赤ちゃんをダッコしていることが多い、などの無意識に”おかしな体の使い方”をしていますと、知らず知らずのうちに仙腸関節がズレ、骨盤の歪みから脊椎( 背骨)の歪みが生じてきます。仙腸関節のズレは、脊柱に影響が及びひいては頸椎にまで及んで、”脊柱の捻れ”を最終的に引き起こしてきます。
人間の背骨(脊柱)はS状の湾曲を呈しています。人間は直立位を保っていますから、背骨が一直線ですと、全体重が下方の背骨全体にかかることにより、すぐに下部の背骨がダメになってしまいます。こうしたことにならないように脊柱はS状の湾曲を呈しています。S状の湾曲を示すことによって体重の掛かり方を分散させています。ということは頸椎は前に湾曲を示していることになります。ところが、頸椎が一直線で、なおかつ前に傾斜・左右いずれかに傾いて(捻れて)おれば、バランスがとれず後頸部の筋肉の片側だけに張力が常に加わることになり、これが肩こりに繋がり、この”こり”が上部へと拡がることによって鈍い痛み、締め付けられるような痛みとなってきます。
これが、日常的に感じる極く軽度の頭痛です。
日常的に感じる極く軽度の頭痛は、「体の歪み(ストレートネック)」が形成される以前の段階において出現してきています。
このようにして、日常的に感じる極く軽度の頭痛が引き起こされてきます。
すべての始まりは、うつむき姿勢です
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12295107891.html
ここに、さらに「運動不足」、「栄養のアンバランス」は「健康的な生活」を送ることを阻害する要因になってきます。
ここに、「ホメオスターシスの乱れ」・・自然治癒力の低下が関与してきます。
「ホメオスターシス三角」を形成する3つのなかの、自律神経系の調節には、”セロトニン神経系”が関与し、内分泌系は”ホルモン”と”生理活性物質”が関与し、免疫系には”腸内環境”が重要な位置を占めています。
基礎講座 4.ホメオスターシス(自然治癒力)
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12297469844.html
1)自律神経の関与
ストレスによって自律神経のなかの交感神経の緊張が持続すると、血管が収縮して低体温になり、さらに高血糖となり、解糖系のエネルギ―が主体となってきます。
慢性頭痛の場合、低体温、低酸素、高血糖の3条件で、エネルギー産生系は解糖系に傾きミトコンドリア系が働かなくなります。
慢性頭痛を治すには、高体温、高酸素、低血糖の状態にして、ミトコンドリア系にシフトしていく必要があります。
ストレスが持続すれば、マグネシウムが枯渇し、活性酸素が過剰に産生され、これらはミトコンドリアの働きを悪くさせます。
さらに、ストレスは、脳内セロトニンが低下することになります。
このため、「ストレス対策」を行うことが、「生体の恒常性維持機構・ホメオスターシス(自然治癒力)」を高めるために必須の項目になってきます。
自律神経系の調節には、”セロトニン神経系”が関与しています。
”セロトニン神経系”の機能の低下に、生活習慣の不規則・ストレス・生理周期や、“小麦、乳・乳製品、肉食に偏った食事”をとり続け、“運動不足”が重なると「脳内セロトニンの低下」が引き起こされてくることになります。
慢性的にストレスに晒されることによって、「脳内セロトニン不足」を来すことによって、痛みを制御ができなくなって、頭痛を感じやすくなります。
基礎講座 5.自律神経
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12297658093.html
2)生理活性物質の関与
”生理活性物質”のひとつの脂肪酸由来物質(エイコサノイド)は、必須脂肪酸のオメガ3とオメガ6で作られ、この摂取バランスがよくないと、局所ホルモンのエイコサノイド・プロスタグランジンのバランスを乱すことになります。
必須脂肪酸は生体膜(細胞膜)を構成しており、オメガ3とオメガ6の摂取バランスがよくないと、ミトコンドリアの機能・セロトニン神経系の機能にも影響を及ぼし、結果的に、細胞機能のバランスを欠くことになります。
細胞に物理的な刺激が加わった場合や炎症などはアラキドン酸が遊離するきっかけとなるため、いったんプロスタグランジンが産生され、炎症が起きると、アラキドン酸の遊離が促進され更にプロスタグランジンが産生されるという悪循環が生じることになります。
炎症の初期にプロスタグランジンの産生をしっかりブロックすることは、痛みを悪化させないための重要なポイントです。
プロスタグランジンの原料になるのは食物の中に含まれる脂肪です。
このため、脂肪分の多い食事を摂りすぎますと、頭痛・痛みそのものが出現しやすくなります。
基礎講座 6.生理活性物質
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12297681790.html
3)腸内環境の悪化
腸内環境はいろいろな原因で変化しますが、なかでも食生活は大きな影響を及ぼします。 欧米型の食事に偏り、肉や脂肪・砂糖などを大量に摂取すると、間違いなく腸内環境は悪化します。食物繊維が不足した「不健全な食事」では、腸内細菌のよい働きを引き出すことはできません。高タンパク・高脂肪・低食物繊維の欧米型食事は、腸内環境にとって最大の敵と言えます。
また「ストレス」や「過労」も腸内環境に深刻な影響を与えます。「運動不足」も問題です。さらには「抗生物質」などの化学薬剤も、腸内細菌に決定的なダメージを与えます。 抗生物質は病原菌をやっつけるだけでなく、よい腸内細菌まで殺し、腸内フローラを悪化させます。家畜に投与された抗生物質が肉を摂ることで体内に取り入れられ、有益菌を弱らせるようなこともあります。
腸内環境の乱れは、免疫機能を低下させ、ホメオスターシス(自然治癒力)を乱すことに繋がってきす。
実は、便秘が頭痛の原因となることがあるというのを知っていますか。
便秘が慢性化すると、それが原因で頭痛が起こる場合があります。
便秘が続くと、お腹が苦しくなったり痛くなったりするだけではなく、肌荒れでニキビや吹出物、口臭がくさいなど、いろいろな体の不調が起こってきます。
それは、便が腸内に留まることで腐敗し、有毒なガスを出すことによるものです。
便秘している腸内からは、インドール、スカトール、アンモニア、アミンなどといった猛毒物質が発生しており、これらが腸から吸収され血液と一緒にあなたの身体中を巡ります。有毒なガスや腐敗した便は適度な時間に排出されないと、再吸収といって、有毒なガスや毒素が腸の壁から血液中に取り込まれ、毒素が体にまわってしまうことで、さまざまな不調が起きると考えられています。
その症状のひとつに頭痛も挙げられ、便秘が解消すると頭痛が治る人は便秘が原因だったということになります。
便秘が続くと、体がだるくなるという人も多いのではないでしょうか。
血液に有毒な物質が混ざって全身を巡ることで、筋肉にも毒素や疲労物質が溜まりやすくなり、体のだるい感じや肩こり、腰痛などを起こすのです。
この筋肉の緊張によって緊張性頭痛を起こすと考えられます。
基礎講座 7.腸内環境
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12297697094.html
このような3つの要因の1つでも問題があれば、”日常的に感じる極く軽度の頭痛”を引き起こしてくることになります。
これらが、すべて”日常的に感じる極く軽度の頭痛”を引き起こす要因になってきます。また、これらの要因が重なり合って引き起こされてきます。
市販の鎮痛薬の弊害
私達は、このような日常的に感じる極く軽度の頭痛に対して、多くの方々は安易に「市販の鎮痛薬」を服用しています。
このような日常的に感じる極く軽度の頭痛に対して、市販の鎮痛薬を服用を繰り返せばどのようになるのでしょうか。
こうした市販の鎮痛薬すべては、人体にとっては害(有害なもの)になるのです。これらを解毒する際に、活性酸素が発生し、このためにミトコンドリアの働きを悪くさせることによって、頭痛を増強させます。すなわち、市販の鎮痛薬が原因となって後天性ミトコンドリア病を作ってくることになります。
また、これら薬剤はいずれも”化学的ストレス”となって、脳内セロトニンを低下させ、”痛みの閾値”を下げるため痛みを感じやすくさせるために、さらに、頭痛を引き起こしてくることになります。
このようにミトコンドリアと脳内セロトニンの2つのが関与して、市販の鎮痛薬によって、薬物乱用頭痛を引き起こし、かえって頭痛をひどくさせる原因になってきますので注意が必要です。
こういったことから、頭痛治療は、”薬剤乱用頭痛との戦い”といっても過言ではありません。このような”頭痛薬によって頭痛が引き起こされてくる”というジレンマがあることを知っておく必要があります。
頭痛薬が頭痛の原因??
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12293409311.html
このように市販の鎮痛薬を服用することで”お茶を濁して”頭痛を治していますと、先程述べたような「ホメオスターシス三角」を構成する3つの問題点が次々に追加され、さらに「体の歪み(ストレートネック)」が最終的に形成されてくることになり、さらにミトコンドリアの働きを悪化させることによって、潜在的に、「酸化ストレス・炎症体質」という病態が着実に進行してくることになります。
さらに、前回述べたようなミトコンドリアの機能を低下させる要因を取り除かなければ、最終的に「酸化ストレス・炎症体質(片頭痛体質)」を形成させ、「片頭痛」を発症させることに繋がってきます。
ミトコンドリアの機能を悪化させる要因
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12293423922.html
ここに、以下のような「脳過敏」を引き起こす要因が追加されることによって、緊張型頭痛から片頭痛へと移行していくことになります。
1.ミトコンドリアの機能低下にマグネシウム不足
2.脳内セロトニンの低下
3.体の歪み(ストレートネック)の長期間の持続
「脳過敏」とは・・
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12289785522.html
以上のように、”日常的に感じる極く軽度の頭痛”が、すべての「慢性頭痛」の起点となっています。
「慢性頭痛」の発症の起点となる、「健康的な生活」を送るための鍵を握るものが、ミトコンドリアであり、これが重要な役割を果たしています。
実際に、これまで、Welch KMA, Ramadan NM、下村登規夫、小谷和彦、村上文代先生らによって、日本にトリプタン製剤が導入される以前の段階から”片頭痛は、ミトコンドリアのエネルギー代謝異常あるいはマグネシウム低下によって引き起こされる脳の代謝機能異常疾患”であると報告されていました。
さらに、現在では、人が罹るあらゆる病気の90%は活性酸素が関与していると言われ、さらに、感染症以外の、ほとんどの現代病である生活習慣病(片頭痛、動脈硬化、ガン、認知症を含めて)は、「後天性ミトコンドリア病」と考えられています。
ミトコンドリアがエネルギーを産生する際に必然的に生み出されるのが活性酸素です。
「後天性ミトコンドリア病」とは、馴染みのない病名ですが、これは”ミトコンドリアの機能が低下する病気”です。
今までは、先天性の病気”遺伝的疾患”として考えられていましたが、現在では後天的な発症や、薬による副作用で発症することが証明されています。
そして、緊張型頭痛と片頭痛の基本的な差異は、ミトコンドリアの活性低下という”遺伝素因”の有無でしかありません。
しかし、遺伝病ではありません。
片頭痛の患者さんでは、緊張型頭痛の場合と異なって、遺伝素因としてミトコンドリアの活性低下が存在することから、ミトコンドリアの働きを悪くし、セロトニン神経を弱らせる要因の影響を、とくに受けやすいことになります。
ところが片頭痛のように遺伝素因としてミトコンドリアの活性低下が存在しなくても、生活習慣の問題によってミトコンドリアの働きが極端に悪くなり、さらに「脳内セロトニンが枯渇」してくれば、片頭痛と同様の難治性の頭痛を引き起こしてくることになります。
このため、「日常的に感じる極く軽度の頭痛」に対して、日常的にテレビで宣伝される通りに、市販の鎮痛薬を服用し、これまで述べてきましたような慢性頭痛の要因を念頭におくことなく、お茶を濁しておれば、必然的に、頭痛は着実に増悪の”みちすじ”を辿ることになります。
ここに、ご家族に片頭痛持ちの方がいらっしゃれば、確実に「片頭痛」へと移行していくことになってしまいます。
すなわち、日常的に感じる極く軽度の頭痛・緊張型頭痛から、ミトコンドリアの働きの悪さという”遺伝素因”を基盤として、これまで述べてきましたような「健康的な生活」を送ることを阻害する生活環境および生活習慣が次々に追加されることによって、最終的に「酸化ストレス・炎症体質」が形成されることによって、片頭痛へと進展していくものです。このような「酸化ストレス・炎症体質」はこれまで述べましたように、長い間の生活習慣などにより起こるため、特効薬を飲んだからといって直ぐに治るようなものではありませんし、特効薬などはありません。
このような発症過程を示すことを、皆さんに理解しやすいように”分析的に”述べたに過ぎません。このようなことは、私達が、こうしたことを意識されないままに潜在的に進行しているということです。ただ、表面に現れていないだけのことです。無意識のうちに形成されてくることになります。
片頭痛は”未病”の領域にあり、ミトコンドリアの活性低下という”遺伝素因”を基にして、日常的に感じる極く軽度の頭痛・緊張型頭痛を起点として、さまざまな生活習慣の問題点が重なることによって「いろいろな段階の片頭痛」へと進行し最終的に「慢性片頭痛」という難治な段階に至ることになります。 このように進行性疾患です。
このように、片頭痛では、ミトコンドリアの働きの悪さ(ミトコンドリアの活性低下)が生まれつき存在していますが、先祖代々から継承されたミトコンドリアの働きの悪さは、各人各様で千差万別です。この悪さが極端に悪ければ、片頭痛の発症時期も当然早くなり、小児期から発症します。
それほど悪くなければ、ここに生後、ミトコンドリアの機能を低下させる要因が次々に追加されることによって発症することになり、片頭痛の発症時期も当然、遅くなってきます。
30歳以降に発症することもあるということです。
一般的には、女性の場合は、初潮の始まる時期に発症してきます。これは、女性は男性に比べて元々セロトニンの脳内合成が少ないため、生理時の「脳内セロトニン」の低下が主な要因になっており、初潮の始まる時期に発症してくることになります。
具体的には、片頭痛とは、遺伝素因である「ミトコンドリアの働きの悪さ」に、生活環境および生活習慣(とくに食生活)が原因で、エネルギーを生み出す際に生する活性酸素によって自分のミトコンドリアを傷つけることによって「さらに、ミトコンドリアの働きを悪く」させて「酸化ストレス・炎症体質」を形成することにより引き起こされる疾患と考えられます。
このミトコンドリアの働きの悪さは、ミトコンドリアDNAによって先祖代々受け継がれます。そして、ミトコンドリアDNAは生活習慣および外部の生活環境によって変化・悪化することになります。
ミトコンドリアの機能(ミトコンドリアDNA)は、生活環境によって生み出された活性酸素および有害物質などの外部の生活環境要因に、食生活上の問題点、マグネシウム不足・必須脂肪酸(オメガ3とオメガ6)の摂取のアンバランス・鉄不足・抗酸化食品の摂取不足・過食に、睡眠不足や運動不足や不規則な生活などの生活習慣が加わることによって、低下してきます。
ミトコンドリアの機能が低下すれば、ミトコンドリアが「ホメオスターシスを制御」していることから、「自然治癒力」が低下することになります。
基礎講座 1.ミトコンドリアとは
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12297185913.html
基礎講座 2.ミトコンドリアが弱ると・・
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12297370193.html
ミトコンドリアの機能が低下した状態に、マグネシウム不足が加わることによって「脳過敏」が引き起こされてきます。
さらに同時に、セロトニン神経系の機能低下が引き起こされ、生活習慣の不規則・ストレス・生理周期や、“小麦、乳・乳製品、肉食に偏った食事”をとり続け、“運動不足”が重なると「脳内セロトニンの低下」が引き起こされてくることになります。
特に、不規則な生活習慣、持続的なストレス、“小麦、乳・乳製品、肉食に偏った食事”、運動不足は、「脳内セロトニンを枯渇」させ、これが「脳過敏」を助長してくることになります。
これら「ミトコンドリアの働きの悪さ」と「脳内セロトニンの低下」、さらに、日常的な前屈みの生活を強いられることで、「体の歪み(ストレートネック)」を引き起こしてきます。そして、これを改善・是正させることなくすれば、長期間これが持続することになり、これも「脳過敏」の原因になります。
このようにして、「脳過敏」が形成されてくることになります。
さらに、先程のミトコンドリアの機能を悪化させる諸々の要因、を取り除かなければ、最終的に「酸化ストレス・炎症体質」が形成されてきます。
このように連鎖して、次々に、悪化要因が追加されることになります。
このため、慢性頭痛発症当初の”日常的に感じる極く軽度の頭痛の段階から対処しなくてはなりません。そうしなければ、次々に、新たな要因が追加され、頭痛そのものが錯綜したものとなり、最終的に「慢性片頭痛」という対処が極めて困難な状態に至ってきます。
以上のような経過を辿ってきます。
慢性頭痛の発症過程
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12289601731.html
慢性頭痛の発症経過
http://taku1902.jp/sub457.pdf
以上のことから、慢性頭痛の適切な治療とは、まず最初の”日常的に感じる極く軽度の頭痛の段階で”適切に”対処”しなくてはなりません。
腸内環境を整えること、必須脂肪酸であるオメガ3とオメガ6の摂取バランスに配慮しなくてはなりません。
これをされませんと、以後、「酸化ストレス・炎症体質」をつくる素地を形成してきます。
さらに、「脳内セロトニンの低下」が次第に増強することになります。
これが、緊張型頭痛と片頭痛をともに形成・増悪させる原因になってきます。
しかし、専門家は、このような”日常的に感じる極く軽度の頭痛”をまったく無視されます。このため、片頭痛の遺伝素因があれば、いとも簡単に、片頭痛へと移行させ、さらに片頭痛を醸成・熟成させることになります。
このようにして、金儲けの片頭痛医療が成り立つことになります。
そして、緊張型頭痛を慢性化させ、こうした患者さんを苦悩のどん底へ陥れる根源になっていることを忘れてはなりません。