これまで、以下のような記事を掲載してきました。
健康を維持するためには、どうすべきでしょうか
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12281037139.html
未だに、ネット上で幅をきかす脳過敏症候群
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12281301551.html
ストレスと慢性頭痛
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12281855442.html
子供と慢性頭痛
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12282125961.html
女性と慢性頭痛
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12282184528.html
以上から、専門家と私の考え方の相違が理解して頂けたかと思います。ここでは、専門家が、これまで如何に多くの詭弁を弄していたかを明らかにしました。特に、治るべきものを治らなくしてきました。
専門家は、トリプタン製剤、PET、MRIなどの新しい医療機器(測定法)といった生命のないものに基づいて教義をつくり上げ、臨床頭痛学は、トリプタン製剤、PET、MRIなどの新しい医療機器(測定法)といった偶像を崇拝する宗教になり果てることに至りました。
さらに、専門家はトリプタン製薬メーカーおよびトリプタン御用学者の作成した国際頭痛分類第3版を頭痛診療および頭痛研究の教義・教典として臨床頭痛学を論じてきたということです。
このようにして、”二重の教義”に基づいて、トリプタン製薬メーカーによってマインド・コントロールされることになっています。
このように、専門家は、「国際頭痛分類 第3版β版」を頭痛診療および頭痛研究の絶対的な教義・教典とされます。
専門家は、「国際頭痛分類第3版」は世界で最も権威ある国際頭痛学会が作成されたものであると言って、これまで無知の私達を信じ込ませて参りましたが、その作成された経緯を考える限りは、トリプタン製薬メーカーおよびトリプタン御用学者が作成したものです。
これを「臨床頭痛学」では絶対的な教義・教典としているということです。
このことにより、片頭痛は何時までも原因不明の不思議で・神秘的な頭痛とされたままになり、一生、お付き合いし、片頭痛が起きれば、高価なトリプタン製剤を服用しながら我慢しましょう、ということです。
このようにして、トリプタン製剤が開発されて以来、トリプタン製剤によって、片頭痛という辛い頭痛が劇的に緩和されるようになったことから、いつの間にか、「病気」とされてしまいました。
本来なら、”未病”の段階にあり、未だ”病気”にまで移行しておらず、”養生”次第で治るはずのものです。
一般的には、西洋医学では、薬物療法で治療可能なものが、所謂「病気」として扱われており、そのほとんどは対症療法にすぎないものです。
このように、西洋医学の薬の多くは対症療法であり、病気を根本的に治しません。また対症療法は、自然治癒力を奪うことにもつながります。
ただし、すべての薬を使ってはいけないというわけではなく、命にかかわるときや、激しい痛みなど辛い症状が強い場合は、一時的に使うべきです。
なるべく避けたいことは、長期にわたって薬を使用することです。食事や生活を見直すことを最優先させなくてはなりません。そうすることで、今飲んでいる薬を減らすことも可能になります。
このことは、片頭痛治療を行う際に、極めて重要な点であり、食事や生活を見直すことなく、漫然と服用してはならないということです。
トリプタン製剤は、”辛い頭痛を緩和させている”だけのことです。
これまで述べてきたことから、慢性頭痛を考える際には、アメリカ流の西洋医学的な見地からでなく、東洋医学的な見地から考えていくことが極めて重要であることが理解されるはずです。
すなわち、脳のなかに異常のない慢性頭痛(一次性頭痛)は、東洋医学でいう”未病”の段階にあり、すなわち健康と病気の中間に位置しており、この”未病”は本来、生活習慣の問題点から引き起こされ、ここから病気へと進展するものです。
このような意味合いから、”未病”の段階にある、慢性頭痛とは「健康的な生活」を送ることを阻害する”生活習慣”・ミトコンドリアの機能を悪くする要因に根本的な原因があります。
このような観点から慢性頭痛を考えていく必要があります。
「健康的な生活」を送るためには、ミトコンドリアが重要な鍵を握っています。このミトコンドリアが慢性頭痛の発症に関してどのように関与しているのかを明らかにしました。
ミトコンドリアは”生物学の基本となるもの”です。
これまで、述べましたように、感染症以外のほとんどの現代病である生活習慣病(片頭痛、動脈硬化、ガン、認知症を含めて)は、「後天性ミトコンドリア病」と考えられています。ですから、片頭痛は後天性ミトコンドリア病と考えるべきものです。
しかし、こうした考え方は、製薬会社と医者の利益を守るために、一切、封印されています。
こうしたことから、臨床頭痛学の領域でも、製薬会社と医者の利益を守るために、片頭痛は後天性ミトコンドリア病とは考えないことになっています。
このように根本的に利益が異なるために、製薬会社と医者は、片頭痛は原因不明の不思議な・神秘的な遺伝的疾患とされ、これに対して私達は、片頭痛は後天性ミトコンドリア病と考えることになっています。
私達の根拠とするのは、生物学の法則に基づきますが、製薬会社と医者は、製薬メーカーの作成した「国際頭痛分類 第3版β版」を根拠としています。
このように、お互いが全く相容れない状況にあるということです。
一般の方々は、医者(医学研究者)は、私達の味方であるとの幻想を抱きがちですが、このようなことは真っ赤な偽りです。
このことを、このシリーズで明確にしました。
どちらが、正しいのかは、皆さん自身が判断しなくてはならないということです。
すなわち、どちらを信用するかは、勝手であり、それぞれの立場で判断すべきことです。
このように、学問の根本が、左右されているということを認識しておく必要があります。
これは、臨床頭痛学だけでなく、ガン治療でも、精神神経科・心療内科領域のうつ病治療、認知症治療でも同様に言えることであり、片頭痛治療だけに限られたものではありません。
製薬メーカー、厚生労働省の官僚、研究者の3者の利益がまず最優先され、現実の患者さんそのものは置き去りにされていることを知っておかなくてはなりません。
今回のシリーズの結論は、私達の身は、自分たちが守らなくてはならないということです。