本日で、OCNのブログ人「頭医者のつぶやき」の記事の移動を完了致しました。
10月25日以来、記事をこちらへ移動させる作業は、日常の診療の間隙を垣間見て、さらに休日返上で行って参りました。この作業の最終段階を迎えた段階で、kaolune さんから、本日コメントを頂きました。コメントの内容を確認するまでは「クレーム」の伝言とばかり思っておりました。しかし、そうではなく、一安心致しました。
ただ、他人のブログを無断で、借用する行為は決して許されることではないと反省しています。
これまで、このブログ上で、借用させて頂いた「ブログ」は多々あります。盗人にも、”一分の理屈”があると申します。私は、ネット上で「感銘を受けた」ものは、このブログの趣旨からは、頭痛専門医の論点、以上に貴重なものと思っております。
しかし、kaolune さんは、コメントからすれば、お許し頂けたように解釈致しました。
そして、私にとって、絶大な味方を得たような錯覚を覚えております。
それは、現在の頭痛専門医は、「片頭痛は治らない」というのが基本的な考え方のようです。こうしたことから、「生理痛」と「月経時片頭痛」は同一のものであるとの”論理”が頭痛専門医から述べられております。しかし、こうした”論理”の本質を見直すべきです。ということは、「生理痛」は「片頭痛」である、それは取りも直さず、このような「生理時の頭痛」には”トリプタン製剤”を服用しましょう、ということです。
要するところクスリの宣伝でしかなく、ここには何ら理論は存在せず、他のトリプタン製剤より薬効時間が長いということだけのようです。先日も、「生理痛」と「月経時片頭痛」の記事で述べました。このなかで述べましたように、頭痛専門医の先生方が、入れ替わり立ち替わり、私の記憶する限り7名の頭痛学会でのそうそうたるメンバーが、あるトリプタン製薬メーカーの”ある、トリプタン製剤”を推奨されます。こうした薬剤が、月経時の片頭痛に有効であるはずはありません。皆さんも、このような考え方で、こうした”ある、トリプタン製剤”を処方されたはずです。しかし、こうした薬剤が効いたのでしょうか。
私も、こうした「月経関連片頭痛」に対して、これまで「頭痛専門医」が提唱される方法は、全て試みて参りました。しかし、いずれの「薬物療法」でも解決しませんでした。
ましてや、現在推奨されるある「トリプタン製薬メーカーの”ある、トリプタン製剤” 」などは効くはずはありません。どなたも、お医者さんの処方されるものとして、諦めておられるのではないでしょうか?
こうした状況にある中でのkaoluneさん の考え方は、極めて重要と思っております。
kaolune さんは「生理痛」の原因を10挙げられました。そして、私は、kaolune さんの「ブログ」に出会う以前から、片頭痛の発症要因について諸々なものを挙げておりました。ところが、この「ブログ」に出会ってから、私の考えていたことと、まさしく同一である、ということに驚愕しました。当時、「片頭痛の指導書」の作成を御依頼申し上げておりました分子化学療法研究所の後藤日出夫先生にも「kaolune さんのブログの内容」をコピイして点検して頂き、先生自身も共感されたように思っております。
こうしたことから、「片頭痛の謎」を解くのは、頭痛専門医ではなく、自分自身で「片頭痛を克服」された方々の論説に”すべてがある”と思っております。
このような観点から、特に女性で片頭痛でお悩みの方々は、kaolune さんの開設される
「kaolune のSweet Days 」は必見のものです。この中には、マスコミで”カリスマ医師”と称される医師に受診するための待ち時間を考慮すれば、このような待ち時間内でご覧頂ければ、片頭痛改善のための方向性が得られると思っております。このなかで述べられています。ここからヒントを得るべきと思っています。
慢性頭痛、さらに片頭痛という頭痛は、”カリスマ医師”が治してくれるものではないということが理解されるはずです。これは、取りも直さず、治すのは”自分自身”であるということです。
この理由は、片頭痛という病気は”生活習慣病”に他ならないからで、生活習慣病は、自分の生活習慣に起因したもので、これは”自分で治す”しかないということです。
これを、理解するためには、
「kaolune のSweet Days」 http://ameblo.jp/kaolune/themeentrylist-10024006090.html
にすべてが凝縮されているようです。 片頭痛を改善しようと思われた方々は是非とも、ご覧になられることをお勧め致します。
kaolune の申されるには、「私も生理痛があった若かりし頃、片頭痛にも大変悩まされておりまして、まさに、その仕組みを知って食や生活習慣を変えてからはどちらもなくなりました。お薬を飲むのは簡単ですが、いろんな角度から自分を振り返り、変えられることから変えてみて、再発しなくなるのが一番だと思っております。」ということでした。