世の中に健康法は数え切れないほど出回っているわけですが、その中でも特にユニークなものをひとつ挙げろと言われたら、私が推薦するのは以下の【速読脳トレＤＶＤ】になるでしょうか。
１日５分！脳波で実証！物忘れ＆認知症予防 速読脳トレ呉真由美（著） 検証 辻下守弘（監修）
一般に速読という手法は、文字どおり本を速く読む為の技法であると認識されているわけですが、こちらの書籍では、その簡単な訓練の結果として身体に起こった様々な変化が紹介されています。
例えば記事タイトルの「接骨院通いが半減した」という４６才の男性の方の事例で言いますと、それまで５年間伸び悩んでいたフルマラソンのタイムが３ヶ月で７分も伸び、また毎週通っていたマッサージも回数が半減したのだとか。
ここで紹介されている訓練は、眼筋を動かす為の数種類の目のストレッチと、後は（通常なら読み取れないスピードで）画面上を流れていくＤＶＤの文字をただボーっと眺めるだけという、至って簡単な訓練ではあるのですが、このＤＶＤブックに記載されている、広島の医療現場で確認された認知症その他の症状で入院された方々に起こった変化は、にわかには信じられないレベルのものです。
※くも膜下出血で手足も動かず、問いかけにも全く無反応だった方が、１日３回、目の前でＤＶＤの画面を流していただけで、５か月後には自力で食事ができるようになった、アルツハイマー型認知症でリハビリ担当スタッフの名前が３年間覚えられず、徘徊も始まっていた方の徘徊が治まり、スタッフ４名の名前を憶えたなど。
何故、目からの情報の入力でここまでの変化が起こるのか不思議ではありますが、脳が身体に及ぼす影響というものは、私達が思っているよりずっと大きいということなのでしょう。
私達は普段からよく「最近身体の疲れが抜けなくて…」などと言いますが、その疲れを感じているのも脳であり、脳の機能を活性化してやると、それによって身体の機能がアップし、結果的に疲れもそれほど感じにくくなるというわけです。
実際私自身、このＤＶＤをボーっと眺めだして約１週間ほどで朝の目覚めがスッキリしだし、日々の疲れも明らかに軽減したのを自覚しています。
※その後、父の闘病が始まってからおざなりになってしまいまして、この度の再開記念に？この記事を書いています…。
さて、この手法によって腰痛その他の症状がいきなり軽減または回復するかどうかと言えば、（原因は人それぞれですし）それは何とも言えませんが、現時点で脳波や自律神経の機能に変化があることは実証されているようですので、この手法を実践されている方の中には、知らず知らずのうちに症状の回復を早めていたり、もしくは発症の予防になっているという方はいらっしゃるかもしれません。
因みに呉さんとは一度電話でお話させて頂いたこともあるのですが、年に２００回（！）ほども飛行機を利用して講演やセミナーをされているにもかかわらず、疲れを感じることは滅多になく、溜まった疲労もすぐに回復してしまうそうです。
実はこの呉さんは前回の記事でも紹介した蔦本先生とお知り合いでして、時々（本当に時々）施術を受けに来られるそうですが、回復が早いので施術もすぐに終わってしまうそうです（笑）。
お話させて頂いた際に尋ねてみたところ、一般の書籍には書けない裏話も色々あるそうなので、また次回来院される際には一度お会いして色々聞いてみたいところです。
…が、何分多忙な方ですので、一体いつになるやら（汗）……と言ったところで今回の記事を終わりにしたいと思います。
最後までお読み下さって、ありがとうございました。
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