パッと撮影した写真でもフレームの仕上がり歪み具合や木パーツのやっつけ感、スチールパーツの荒さなど明らかにただキレイなトイガンレベルを超えてます。
そしてAK系では唯一の実サイズフレーム同寸という設計を達成する為にメカボは後端が短くなったVER.3改のような専用メカボとなってます。
このメカボ、数mm短いだけなのですが専用設計で品質も悪く絶版なのでケースが割れたらほぼ電動ガンとして復活させるのは厳しいかと思われます(汗
今回はピストンクラッシュしたという本体を別の方が修理したらさらにおかしくなった、という事で持ち込まれた不動品の56式ですが、メカボを開けると何やらマルイ系パーツが、、、
ラックギア数も1枚少ない15枚コッキング仕様。
そうなるとセクターギアの枚数も違う訳でギア互換性もほぼ無しとなります。
今回はピストンクラッシュが元で、ピストンのみ破損、その肝心のピストンはまだ市場在庫あるのでそちらを使用してノーマルパーツに戻し修理する事としました。
しかしながら軸受は7mmでベアリングという非常に危うい仕様なのでこちらはメタル軸受、樹脂軸受のハイブリッドとして組み直します。
(7mm外径は明らかにベアリングが持たない)
ノズルも割れているのでエアシールタイプで組み直し。
RSはダイキャスト、樹脂パーツが全般作りが悪いので経年劣化でダメになりやすいです(汗
ギアはノーマルですがそれに合わせてシム調整、メカボ自体は応力割れ対策など含めた全般的な加工を追加してます。
RS特有のこのダイキャストの色。
この艶のないマットなグレー色のダイキャストは比較的、経年劣化で崩壊するイメージがあります。
この色は全体的に高評価とされているVFCもそうで、ヨウス的にはこの2社のような色をしたメカボケース は使いたくないですね(笑
メタル軸受はタイト系なら国産、ルーズめなものなら海外製を選択。
タイトすぎてもギアの作りが荒いと色々トラブル出るのでやはりバランスです。
ギアも同じく使い分け。
国産ギアは高価ですが特にライラクスはピニオン含めて価格以上の性能を発揮します。
(強度、耐久性、静音特性など)
Jアーマメントは国内メーカーの海外製造パーツで、製造レベル自体は海外製品ですが品質は良いです。
SHS系海外ギアはそれなりですが耐久性は高いです。
今回はピストンヘッド も交換可能なので紹介。
上のDCI製は側面吸気型で初速安定に効果が高いです。
下のZCは安価ながらカスタムとしてのパーツがすべて付属します。
精度が悪いので追加加工が必要ですがコスパがすごいwww
その他の穴開き系ピストンヘッドはどれも似たり寄ったりなので国産が好きな方はライラ製もしくはKM企画のペンタホールピストンヘッドがオススメです。
メカボもひと段落し、この仕様で組み上げたところ、まさかのマガジン装着不具合が発生。
よく見たらマルイ製チャンバーに変更されてました。
実はマルイ系AKとRSではチャンバー給弾パイプ長が違く、RSのが短いのです。
なのでRSにマルイマガジンを挿すとロックがかからなくなってしまい、マルイAKにRSマガジンを挿すと給弾不良が発生するという困ったオチになるのです。
確かにチャンバー自体はマルイ製の方が信頼性も上ですが、RSのヒレなしマガジンが使えなくなったりするともったいないところがあるのでそこは元のRSチャンバーに戻しました。
高額な電動ガンの価格帯となるRSと言えどもモーターはあまり良くないのでこちらは信頼のマルイ EG1000Sへ交換します。
そして56式特有のスパイクバヨネット、こちらはフィールドでも外した方が良い場合などあるのと、ベトナム戦時モデルはここがマイナスネジとなっているので、、、ヨウスニクス製56式バヨネットボルトに変更。
(ヤフオクで好評発売中!)
という事で、ライトながらじっくりと仕上げたロングライフカスタム、完成しました!
メカボは柔らかいスプリングで0.2gの初速を80台中盤とし、できるだけ負荷の少ないメカボとしました。
先ほどのバヨネットボルトはヨウスニクス製に変更。
ネジ式となるのでベース部品から取り外しができるようになります。
https://twitter.com/yousunics/status/1408185141424377858?s=21
ベトななこ様RSリアルソード 56式自動歩槍
— yousunics @ 11/20.21千葉NTホーム戦ラスト! (@yousunics) 2021年6月24日
ピストンクラッシュからの作動不良でパーツ供給に不安のあるリアルソード ですがメカボケース以外はパーツ供給もなんとかなり無事修理完了
(互換パーツが予想以上に無くてビックリ)
バヨネットは簡単脱着とリアル化からヨウスニクス製マイナスボルトに交換 pic.twitter.com/nMsamRVToW