あるべき姿 | OnedayStory 【Once again 2022~】

OnedayStory 【Once again 2022~】

失敗も成功も格好つけずにとにかく正直に書いていきたいと思います。


お久しぶりです。


以前掲げた目標も実行できてない状態でブログを書くのは気が引けましたが、
書きたくなり、書いています。


今の自分の現状を。


数年前CDをリリースするあたりで、曲のアレンジには、そこそここだわりはあったものの、
誰かに任せることは自分の中で納得のものでした。それが最良と思っていましたから。


そして今年の8月から新曲を毎月リリースすることを決めて手をつけ始めたのですが、
なんだか楽しみが無くなってしまってました。


曲作り、物作りの根本的な楽しみです。


楽しみという意味はとても深く、そこには
費やす時間や調べることや、悩むこと、
閃くこと、呆然とすることなど…
あらゆる意味が詰まっています。
ゼロから作り始める瞬間、そこには長いトンネルが現れ、そのトンネルの出口にはどんな景色が広がるのか、それが自分自身を突き動かしていきます。
途方もなく、長いトンネルかもしれない。
距離のわからないトンネルです。


ですが…
そのトンネルの先に光が見えた時、
何物にも変えられない、言葉にも表せない
感情が生まれます。


僕はそれを忘れていた。


だから新曲を作らなければいけないという
その言葉にだけ、動かされてた。


僕のスタイルを見直しました。


すると19歳くらいの頃の自分を思い出した。
その時はMDウォークマンを駆使しながら大量の雑音を含ませ、重ね録りをしていた。


絵描きで例えると毎日少しずつ色を足しながら
一枚の絵画を仕上げていく。
それととても似ていました。


出来立てホヤホヤの曲を車を走らせながら
すぐに再生し、ここがダメだ、ここ最高だと
言いながらドラしたものです。

Oneday Story。

そしてそんな雑音だらけの曲でしたが
泣いてくれた人、ずっと心に留めてくれた人がいました。
最近つくづく思う…
良い歌ってなんだろうと。

そんなヒントをくれたのは昔の曲でした。





一周して…

今後は本来の自分のスタイルで音楽製作していきます。


そして既に新たな環境で曲作りを始めています。
さすがにまたMDという訳にはいかないので
今自分が揃えられる機材で。

その環境に浸かり始めると
「そう、この感覚だ…」と、タイムスリップしたように
とても懐かしい気持ちになれました。



自分が自分の作品に感動できなければ
作る意味がない。

作り手から見る良い歌というのは自分自身が
心からそれに浸れるものじゃないかと思います。



そしてそれを
誰かが聞いてくれて共感や共鳴をしてくれたら…それ以上の幸せはありません。


僕は順序を少し間違えていたようです。


今後は作詞作曲元より編曲も自身で手掛けます。
その曲に対するイメージや細部の音を
今の自分の力量の中で形にしていきます。

生まれた曲は自分の分身みたいなものなんです。
なので最後まで愛着を持って時間をかけて
育ててやりたくなりました。


得たものを失うことは怖いです。
人は安定を常に求めている。
でも幸福感や幸せは不安定さと比例する。
新たな景色を求めて、
自分のスタイルを貫いていこうと思います。


本来のあるべき姿へ回帰です。






読んでくれてありがとうございました。