ヒズ・ガール・フライデー/ハワード・ホークス






ホークスの映画はどれも最高だが勿論これも最高。
傑作スクリューボール・コメディ!!
『リオ・ブラボー』『三つ数えろ』もそうだけれど
スクリーン内/外との呼吸と空気感の同調がハンパない。
上記は勿論、日常的で前衛的な主人公の男女の会話はそのまま
リンクレイターの『Before sunrise』『Before sunset』へと
引き継がれている事に今更ながら気がつきひたすら感動してしまった。
最高の活劇!






アキレスと亀/北野武






北野武の映画は結構観ているが
毎回観る度に作品が衰弱しているように感じてしまう。
(ピークは『HANABI』か)
特に『DOLLS』以降はそれが顕著に映る。
今回もそうだが作品を創作する事の困難さと
それが誰にも認められないという寂寥と
一種の開き直りしか描かれていない。
武の映画は【歩く】という行為が映画の核を成していた。
処女作の『その男、凶暴につき』から常に登場人物は歩き続け
ある場所に留まった瞬間、映画は唐突に終焉へと向かった。
しかし『座頭市』以降、武の映画に歩くシーンは消えてしまった。
(終盤で披露されるタップダンスは前に進む事なく
その場でただ足音を踏み鳴らすだけ)
『アキレスと亀』も歩く事を拒否しその場に留まり続ける映画だ。
主人公は歩く事を拒否しただ絵を描き続ける。
しかし何処にも進めないとしても
誰にも認められないとしても北野武の映画は歩き続けるべきだし
そうあって欲しいと思う。

TOKYO!/V.A






短編三本立て。



<インテリア・デザイン>/ミシェル・ゴンドリー
ストーリー的には安倍公房っぽい。
まあそれがどうしたんだって感じだが。
ゴンドリーはPVを撮ってればいいのに。


<メルド>/レオス・カラックス
9年ぶりの新作。
天才爆発。
とはいえ、これを楽しめるかどうかは観客次第。
人によっては非常に退屈で不快に感じると思う。
(まあ、カラックスの映画は全てそうだけど)
短編ではなくもっと長尺で観たかった。
冒頭のメルドがゴジラのテーマで
銀座を練り歩くシーンの迫力はとにかくヤバイ。



<シェイキング東京>/ポン・ジュノ
ツンデレの蒼井優にガーターベルトを履かせるためだけの映画(笑)だと思ったが

最後地震シーンでの低轟音には痺れた。
しかし、香川照之が誰もいない街を徘徊しても
全く恐怖も不穏さも感じさせないのはある意味凄い。
ていうか、ダメだろ。



e-days TOKYO!特集 カラックスインタビュー
http://e-days.cc/cinema/detail/tokyo/index.html


ハプニング/M・ナイト・シャマラン






素晴らし過ぎる。
説明のなさ、唐突さ、チープさ、全て含めて最高。
まるでヒッチコックの『鳥』。
普段、恐怖の対象でもなんでもないそこら辺にあるものが
絶対的な悪意となって襲いかかってくる。
凄い。
モデルハウスの不穏さがよかった。
なんだ、あのシーン。
やっぱりシャマランはおかしい。

映画3本。

DVD2本。

合計5本。

とうとう借金7。

本当はHEROESを観ている場合ではない。

でも観る。

9月は試写会も行きます。

頑張ります。