今日は所用で長野にいます。
長野は蕎麦が美味いっっっ!!!
ずるずるー
さてさて、本日のテーマ
「利得」なんて解決しなくていい
ということなんですが、、
リトリーブサイコセラピーって
心理的な利得を取り扱うじゃないですか。
だから解決は
確かに早いんですよね。
でも自分の本当に抱えている痛みとは
真剣に向き合うことになるので
逃げ出してしまう人も残念ながら多少はいます。
理屈はわかっていても
今はどうしても向き合えない
という方もいます。
それはそれでいいのだと思います。
人にはタイミングもあります。
じっくりと自分の内面と対話して
向き合って利得と葛藤する時間も
大事なんであります。
こちらのブログも参考になるかと思います。
しかしこれがですね。
今まで心理セラピーをハイパーまで行って
がっつり学んでセラピストとしても
頑張ってきたけど
自分の問題がボコボコ噴出して
それで向き合えなくなって離れる
というパターンの人もたまーに出てきます。
そういう離れて行った人が
このようなことを言ってると
聞くと悲しくなります。
利得なんて誰でもあるよね
痛いところに向き合わなくても
私はあなたに優しくしてあげる
だってしんどいんだよねーわかるー
私はあなたの味方よ
あなたの気持ちがよーくわかるから
そんなところにもう行かなくてもいいのよ
それはあなたの大事な一部なの
だからそうやって自分を守っているんだから
大事にしたらいいのよ
等々。
残念ですね。
今まで学んできたものを
全て無意味だとひっくり返すということは
自分の過去を否定することにもなります。
残念ですが、
それも致し方ないと思っています。
防衛機制という視点で眺めると
逃げるという選択ですら
やはり本人自身が傷つかないように
自分を守っているのですから。
確かに
心理的な利得というものは
解決したくなければ解決しなくても
死んだりしないので
別に解決しなくてもいいんです。
ただ
問題を持つことで
得られている利点・利得
これは厳然たる事実として残り続け
自分の人生を苦しめ続けるでしょう。
その問題の辛い現実だけ
背を向けてみてみないふりする
ということはそういう意味になります。
ただ、苦しみがあまりない
利得の方が強い場合はそうではありません。
暴言暴力の別れたい夫に付き従って
我慢していれば生活が安泰で
プライドも傷つかないし
お金の心配もなく、世間体もいい
両親もいい母親だと認めてくれている、
でも本当は苦しくて仕方がない
という場合などは特にそうです。
あなたはどうしたいのですか?
私は何度も問いかけます。
現実の苦しみに背を向けていても
その利得を得られる方がいい
だからもう解決はしません
というのであれば
それはそれでいいと私は思います。
これらの利得を手放して解決したら
全てを失うと勘違いされる方も
いらっしゃるのですが
そうではありません。
むしろ親子関係も夫婦関係も
関係性が支配・依存関係の苦しみから離れて
少しずつ相手との関係性も変わってきます。
私は離婚や別居や自立や独立などをして
誰かから離れることをお勧めしたりしません。
それが解決ではないからです。
子供部屋おじさんおばさんでも
いいのです。
そこが問題ではないから。
そうではなく
自分の心の心理的距離や闇を抱えているから
今の人間関係に問題が生じているのです。
心理的な利得を掘り下げると言うことは
自分の人生を掘り下げると言うことにもなります。
利得との葛藤はしんどいでしょうが
そこがあると気づくことは大事なことです。
利得は自分を守ってきたものです。
でももう手放してもいい
私は自分の心の自由を手に入れたい
そう思った時に手放せます。
私はそういう人をずっと
応援していきたいと思っています。
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