さてさて、
先日のライブ配信でお伝えした通り
「困った人を助けたい」という気持ちに
注意を払う必要がある、
とお伝えしました。
よくね、この仕事をしていて
なぜ無料じゃないんだ公共の所は
無料で話しを聞いてくれるのに、
と言われることがあって困ります。
私も１６年前は２,000円くらいで
カウンセリングをたくさん修行を積む
というつもりで請け負っていました。
しかしですね。
問題が起きました。
安く請け負えば請け負うほど
私がどんどん疲弊していくのです。
一体何が起きているのかというと。
安い金額であればあるほど
本気度の薄い人たちがたくさん集まる
という状態になってしまいました。
つまりですね。
今の自分を変えるつもりはさらさらない
現状を変えるのではなく他人のせいにしたい
人に周りに文句だけ言っていたい
愚痴を聞いてほしい、でも
自分からなんとかしたい成長したい
などという気持ちは全くなし
できればこの安い金額で通い続けて
ずっとカズさんに話を聞いてもらって
依存していたい
・・・
そういう人たちばかりが
集まるようになりました。
私は当然真剣に話を聞きながら
その人の悩みや問題を解決しようと
奮闘するわけですよ。
しかーーーーし!!!
そうしようとすればするほどに
話しの乖離がひどくなってしまい
解決に向けて話しを進めようとすればするほど
気づいてもらおうとすればするほど
相手はどんどん抵抗していくわけです。
いわゆる
はい、でもゲーム
というやつですね。www
これは受け入れるふりをしながらも
こちらの提案や話しを全て
最終的にひっくり返してくる
という意地悪なやり取りを
吹っかけてくることを
はいでもゲーム、Yes,but Game
と呼ぶのです。
このイエスバットは
ある意味セラピストに対して
お前の思い通りになってたまるか
あっかんべーだ!!
という感じです。ww
もちろん本人は無意識ですよ? w
しかしこれをやられるとですね。
カウンセラーやセラピストは
すっごく混乱困惑しますし
巻き込まれて翻弄されやすいです。
経験の浅いカウンセラーや
セラピストの中には
感情的に腹を立ててしまう場合も多々あります。
そうすると信頼関係は崩壊するので
カウンセリング自体が
成り立たなくなってしまいます。。
なぜそういう人たちは
そのようなことをするのかというと
関わりたいから来るだけであって
変わりたいわけではないからなんですね。
だからセラピストが力技で
相手をなんとかしようと苦心惨憺すればするほど
受動攻撃したり
マウント取ってきたりするので
ドツボにハマってしまうわけです。
私はそのような経験を何度も何度も経験し
最終的な結論は私たちはボランティア精神で
仕事をしてはいけないということ、
きちんとビジネスとして料金を提示して
お客さんの真剣に変わりたい
という意思に応えるために
私たちも最高のサービスを提供する
という最高の状態を成立させることが
ベストなのだということに至りました。
お客さんも良し
会社も良し
社会にも良し
まさに近江商人の三方よしの精神です。
その分私たちもその金額に見合うよう
満足して納得していただくような
セッションや講座を心がけています。
だから私は安売りはしませんし
まして無料サービスは２度とやらないと
心に決めています。
ただし、ここに掲載している
小杉沙織さんのように無償で頑張っている
NPO法人などの活動は別です。
１０代の青少年を
虐待や家出などの困難を抱えた子に対する
居場所を提供したり相談に乗ったり
という業務をしている人については
様々な形で応援したいと思っています。
ボランティアはボランティアの
ビジネスはビジネスの
それぞれの役割がありますから
どちらがいいということではありません。
ただ私は時間とお金の余裕がある人が
ボランティアするのがベストだと
思っているんですね。
資金の余裕や時間の余裕がないと
やる人の心が疲弊してしまうからです。
ということで
カウンセリングやセラピーに限らず
全ての仕事は誰かの困ったを助けることで
ビジネスとして成り立っています。
この意識は大事だなと
思った次第です。
さて、こちらの方はいよいよ
次回開催は年末以降になるかと思われますので
この機会にぜひどうぞ。
ではではまた。(￣∀￣)
(※協会の電話から直接は受け付けておりません)
