『機動戦士ガンダムUC』の最新作
episode 6 「宇宙と地球と」が
いよいよ今週土曜日に公開となります。
UCといえば
ガンダムシリーズの中でも硬派な作品で
古橋監督自身
UCは初めから大人をターゲットにしていると以前にはっきり言っていました。
いわゆる≪大人のガンダム≫ですね。
ミリタリー要素が満載だった『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』や
男たちの生き様にスポットを置いた『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』なんかも
≪大人のガンダム≫と言ってよいでしょう。
この大人をターゲットとした戦略が
見事に大成功を収めています。
そもそもガンダムは
オモチャの販促が最重視されていた当時のロボット・アニメを一蹴すべく
リアルな≪戦争≫をロボット・アニメに取り入れたものでした。
これまでのロボット・アニメと一線を画したその方向性は
当初子供たちに受け入れられませんでしたが
いわば時代が追い付くような形でブームに火が付き
社会現象となったのです。
ここで注意すべきなのは
だからといって別に大人向けのアニメを作ろうとしたのではないということ。
富野監督が後にした
大人になってまでガンダム、ガンダムと言っているんじゃないといった発言から考えると
むしろ
あくまでも子供をメイン・ターゲットに捉えていたことが分かります。
しかし
2013年現在
≪ガンダム≫というコンテンツは大きな問題を抱えています。
それは
現在の子供達によるガンダム離れが加速しているということです。
この原因として考えられることのひとつは
≪ガンダム≫というコンテンツ自体が
子供の新規ファンの獲得に手こずっているということ。
昨年まで放送されていた『機動戦士ガンダムAGE』は
当初子供の新規ファン獲得を最大の目的として計画されましたが
親世代をも惹きつけようとした結果中途半端な内容となり
理論設定等
これまでのガンダム作品で重要視されてきた要素がおろそかにされたことなども相まって
既存ファンから大いに反発を受けると共に
新規ファンの獲得にも成功したとは言い難い結果となりました。
ここで考えなければいけないのは
≪子供のガンダム≫を新たに作るのか
それとも≪大人のガンダム≫に注力するのかということです。
しかし
この問題は≪ガンダム≫だけの問題ではありません。
最近の≪アニメ≫というジャンル自体が
子供向けと大人向けとに二極化しているといえるのです。
今や世界に誇る日本の文化となった≪アニメ≫。
その大きな支柱のひとつである≪ガンダム≫がこれからどのように変化していくのか
それともしないのか
一ガンダムファンとしてこれからも考えていきます。
