【
良かった点
】
シリーズ最高のスケール1988年から始まった≪ダイ・ハード≫シリーズも
本作で見納めです。
しかし
本作はこの大人気シリーズを締めくくるに相応しい最大級のスケールとなっています。
最も印象的なのは
序盤で繰り広げられるカー・チェイス。
はっきり言って
こんなカー・チェイスは未だかつて観たことがありません

車が車を踏みつぶすわ
人の乗った車をなぎ倒しながら進むわ
橋から車ごと飛び降りるわ……
もうカー・チェイスの枠を完全に通り越していますよ。
なんだかこのカー・チェイスを観ただけで
高級フレンチのフル・コースを完食した感じ。
正直なところ
お腹いっぱいです( ´∀`)
スケールが大きくて
お金がかかっている映画で最近のものといえば
昨年公開された『アベンジャーズ』を思い出しますが
それとは違う≪生の迫力≫というものをこれでもかというくらいに堪能させてくれます。
こんな映画
日本では絶対に作れません。
日本人よ

これぞ映画だっ

親子愛前作は娘・ルーシーとのやり取りがメインでしたが
今回は息子・ジャックと大暴れします。
ところが
このジャック
前作のルーシー以上に親父嫌い。
なんとも刺々しい2人の会話に
なんだか笑えてしまうところも多いのですが
ストーリーが進むごとにわだかまりが解消されていくわけです。
ジョンとジャックの親子関係と対比するかのように
コマロフ親子が登場するのですが
この対比に注目しながら観ていくとより楽しめます。
ぜひ吹替版で
洋画を観る際
≪字幕版≫と≪吹替版≫のどちらを選ぶかという問題が昔からあるわけですが
本作に限定して言えば
わたしのオススメは≪吹替版≫です。
ブルース・ウィリスの吹替えは
いろんな声優さんが過去担当してきましたが
ジョン・マクレーンの声といえば
野沢那智さんの印象が強いと思います。
しかし
残念ながら野沢那智さんは既にお亡くなりになってしまっているので
今回代わりに担当することになったのが中村秀利さん。
この中村さん
おそらく野沢さんの演技をものすごく研究されたのでしょう。
聞いていて全然違和感を覚えません。
そして
もうひとつ注目すべきなのが
ジョンの息子・ジャックの声。
演じているのは野沢聡さん。
そうです
野沢那智さんの実の息子さんなんです。
つまり
日本の映画会社さんは
吹替えにものすごく気を遣っているのです。
本シリーズにおける醍醐味のひとつであるジョンの軽口も
字幕だとかなり省略されてしまいますから
いつも字幕版でご覧になっている方は
ぜひ吹替版で観てみてください。
【
悪かった点
】
なぜホリーが出ない今回は息子のジャックに加えて
娘のルーシーも登場しますが
なぜか元・奥さん(※)のホリーは登場しません。
会話の中で名前は出てくるんですけどね。
いろいろと大人の事情があったのかもしれませんが
本作はシリーズ最終作ですから
ファンとしてはやはり勢揃いしたマクレーン家が観たかったです。
別にボニー・ベデリアさん(第1・2作に出演)でなくてもいいのになぁ。
※ 前作中において離婚したことが語られている。
【
総評
】前作は
≪時代に取り残された昔かたぎの刑事≫というジョンの印象を強調した作品であったため
いまいち≪ダイ・ハードらしさ≫が薄く
第3作を超えることはできなかったという声が多くあります。
しかし
本作はその≪ダイ・ハードらしさ≫が復活
古参のファンも大いに満足できる内容となっています。
この迫力はぜひ映画館で。
