『また明日とか!』 -8ページ目

『また明日とか!』

エロゲのレビューを書こう、そう思っていた時期が私にもありました

<評価:B+>


sprite前作であり処女作でもある『恋と選挙とチョコレート』をプレイ済みで、本作品もSF一切なしテンプレ恋愛ものなのだろうと予測をしており、
本作品のオープニング映像を閲覧してみると、
「空を飛んでいる」
「戦闘描写がある」
「魔法陣?のようなモノが展開している」
ストライカーユニットのような靴を履いている」
というような映像が映し出されていたために、魔術や魔法を駆使して、敵と戦闘を繰り広げる熱いバトルモノかなーと仮説を立てていたのですが、体験版をインストールし、いざ蓋を開けてみると、ガッチガチのスポコンもので、二重の意味で予想が外れるとは思いもしなかったです。
しかもゲーム内で確立された、「もし、人類が空を飛べていたらこんなスポーツがあっただろう」というようなifスポーツ。(詳しくは公式HPを見てください)


シナリオは可もなく不可もないようなスポーツを通しての純愛もの
だいぶはしょりますが、FC(フライングサーカス)というスポーツの元選手の主人公が過去にとあるトラウマで挫折し、ヒロインたちのコーチすることで、第二のFC人生を歩み、ヒロインたちとの恋愛を繰り広げていくという至極単純なものなのですが、、、
これねー恋チョコでもそうだったのですが、メインヒロイン√が正史なんでしょうね…それ以外のルートを選択すると、後味が悪い終わり方をしたり、伏線がろくに回収されなかったり、大会というメインイベントの描写も容易に省かれたり、見るも無惨な結果に終わったりするので、やはりルートによって格差が大きいのが不満です
題材として「少女たちが空を駆け、恋をする物語」と美辞麗句が並び立ててある割にヒロイン格差が大きいのってどうなの?と疑問を禁じ得ない。少女「たち」?????????


というかこのゲーム、面白いか面白くないか以前に厳しいものがある
各ルートの殆どが、
FCの練習→お粗末なデートイベント等が発生→時折、他校との合同練習という負のスパイラルが展開されるためにかなーりの食傷気味になり、嫌悪感を抱く人もいるでしょう
しかもこれ、個別ルート4つも同じことをダラダラと繰り返しているため、八月作品のごとく、睡眠導入剤としての効果がとても強烈的で、ここでプレイを投げ出してしまう人も少なからず存在している気がします
こいつらの会話が面白かったらいいんですけど、絶望的につまらない、本当に面白くない、クスリともこない
どれもテキトーに寄せ集めたような記号の集合体で、単調なイベントをこなさなければいけないのは本当にキッツイ
あとこの主人公、自分の理想論を語り、どうでもいいような持論を他人の異論反論の封じ込めに展開並びに主張する結構ウザめのタイプだったり、いつの間にヒロインに惚れられたの?のようなエロゲ特有の七不思議があったりと美少女ゲームとしての重みや価値が一切ないです、何もかもが薄っぺらい




では個別ルート評…は明日香のみでいいでしょう。後は書きたくなったら書きます。

・明日香ルート
文武両道、2年連続大会優勝者にして現在のFC最強プレイヤー、真藤一成


2年連続大会優勝者である真藤を、顔色一つ変えずに容易に屠った秀才、乾沙希


そんな、幼い頃から血の滲むような努力をしてきた秀才である乾沙希を、たった数か月の努力だけで勝利してしまう超天才プレイヤー、倉科明日香

正直、このルートの中身ってこれだけなんだよねー。
1.ボスがあらわれた!
2.ボスが裏ボスに倒された!
3.メインヒロイン、倉科明日香はたった数か月の練習だけで、持ち前の技量とアニメや漫画並 みのコピー能力でどんどん他人の能力を吸収した!
4.練習自体はシナリオに影響ないのでどんどん負けちゃいます!
5.裏ボスと決勝戦で当たる!奇跡が起こる!優勝!

なんという茶番
こんなシナリオを恥ずかしげもなく世の中に出せちゃうのって逆に潔い
見ていて、心地が良いです
永遠に続く限りのない射精のような感覚というのはこのようなことをいうのでしょう


まとめ
複数ライターの弊害で、主人公の道徳・倫理、思想が異なる点がある
試合中の声がうるさいからヒロインの音声全てオフにした
ただ、ヒロインが絶望する際の心理描写や演出はしっかりと為されていたり、ライターが考え出したスポーツの解説のために図説を用いられてろおり、ユーザー側にしっかりと簡単に理解させやすいようにしている点に関してはは好感が持つことができた
空中での立ち絵やそれに適応したBGMもよかったんじゃないですかね




「少年漫画は僕みたいな甘ちゃんには高尚過ぎてね
 なぜなら少年漫画が読者(ぼくたち)に教えてくれるのは
 友情・努力・勝利じゃなく
 最後に勝つのは能力のある奴だという
 極めて残酷な現実だからだ

 能力があるから友達ができて
 能力があるから努力できて
 能力があるから勝利できる

 そんな救いのない現実を、
 能力のある僕としては見ていて忍びないんだよ」(西尾維新『めだかボックス』)
<評価:B>
本作はまじこいAシリーズ4作目で、無印とSの続編となっています。前作やS、A-1を購入してしまったために、実質的に惰性でA-4まで購入してプレイしているという始末…。
ただ、プレイ中はテンポがよく、テキストも滅茶苦茶と言っても過言ではないほど読みやすいために、サクサク快適に楽しめることができます。やっぱみなとそふとのシステムやUIはエロゲメーカー随一。マウスジェスチャーは勿論、ウインドウの右側にカースルを持って行くとセーブ画面が表示されたり、左側にカーソルを持って行くと既読スキップの設定など表示されるのもとても魅力的です。
あと、私はテキストを読むときにめちゃくちゃ左クリック連打するために選択肢を間違えてクリックすることが多々あるのですが、しかし、「前の選択肢に戻る」という素晴らしい機能も備わっているために、不安要素は皆無です。なんでこんなにシステムのこと語ってんだ…。最近プレイしたゲームのインターフェースがゴミだったからかな?
そんなわけでシナリオは、2ルートのみ。そこから派生して個別ルートがありますが、その殆どがBADEND調のルートのため、基本的に2ルート解釈でいいでしょう。


・林沖√
主人公が「蘆俊義」の資質…武士娘の管理能力が高いため、そこに目をつけた曹一族から狙われていて、そこで主人公である大和を護衛するために林沖の梁山泊との両サイドが対峙する…という話。
しかし、まじこいシリーズのそういった設定は、毎回毎回に主人公とくっつかせるための口実であって、設定自体に重みや重要性は一切ないというのが特徴です。自分はそれを仕様だと割り切ったうえで購入しているために文句は特にないです。なお、以前に無印のときにはかな~りの酷評をした模様。今では…○○○には勝てなかったよ…。

ヒロインとは出かけたり、遊んだりして、恋に落ちていく様は丁寧に描かれていたと思います。しかし、今更黒髪ロング無個性ヒロインに魅力を感じない…いい加減キャラ被りすぎだ


・大友焔√
ほむらちゃん!運命に叛逆することをやめて、花火を作っていたの?
地元を離れ、関西方面で彼女を作ってイチャラブするという√
風間ファミリー全員で出かけて、ファミリー全員と西サイドの人たちとの友情が描かれるために、恋愛描写はイマイチ
ただ、ずっ~と主人公とヒロインだけにフォーカスを当てられているのはつまらないため、まじこいの個性豊かなキャラクターの掛け合いを見ている方が俺得なので、私的には全然オッケー
世の中には、掛け合いもつまらなく、シナリオも恋愛描写、戦闘描写も薄っぺらで、只々ヒロインが可愛いだけでそれ以外のニーズに応えれていないというゲームが多すぎる


ちなみに7,8時間程度でコンプ、ボリュームは少なめですが、低価格エロゲーなのでそこらへんはお察し
続編の『A-5』や『結城友奈は勇者である』も楽しみです
評価: C+



ここにだって、奇跡はある
主人公・矢神一馬 (やがみ かずま) は、幼い頃に森の中で、美しいエルフの女性に出会う。
エルフは、一馬に自分が身に付けていたペンダントを握らせると、「将来、私の娘を助けてあげて」 と願った。
そんな夢を、もう幾度となく繰り返して見てきた。
嘘のような出来事だったが、その時に受け取ったペンダントが、嘘ではなく現実であったことを裏付ける。
しかし、それから十数年の時が経過したが、そのエルフにも、エルフの娘にも会うことはなく、現在では気ままな全寮制の学園生活を送っていた。
ある時、吹き抜けの一番高いところをふらふらと歩く金髪の女の子を発見する一馬。
少女はそのまま力なく落下してしまうが、間一髪、一馬がキャッチして助けることができた。
次の瞬間、不思議なことが起きた。
「一馬、ひとりで走り出してどうした?」
どうやら、この少女は一馬以外には見えていなかったようだ。
その刹那、一馬はこの学園に伝わる七不思議の一つを思いだす。
“学園内を、見えない少女が徘徊している”


(『迷える2人とセカイのすべて』公式HPより引用)


いやー、これはきついよ、一言で言うと、退屈。

ルート固定なるものが存在します
個別√として、乙羽、鈴蘭、桃華、那由多、奈々と存在して、彼女たちを攻略したら、フィア√という(笑)がついてしまう申し訳程度のTRUESTORYのロックが解除される

問題点を挙げていくと…
(1)8割が共通パート
上記にも挙げたとおりの5人と、TRUEエンド概念のフィア√の展開が殆ど同じ、しかもヒロインが異なるために、既読判定がつかない。異世界に行くという場面があり、あるヒロインだけ5年前に到着してしまう――のようなこともあったが物事の本質は変わっていない。結局辿り着く結末や展開が同じだから。

(2)描写が弱い
視ることができない、しかし能力を有した主人公には視えるという少女フィア、彼女を束縛する結界が張られていて、彼女は自由に空間を行き来することができない――その為に学園七不思議を明らかにするという設定があり、その謎を解き明かすために主人公とその仲間たちはその超難関試練に挑戦する…血を血で洗う前作『11eyes』の黒騎士たちとの闘いのようなものを連想していたのですが、全然そんなことなかった。ナポレオンにチェスでわざと負けてあげたり、パズル解法を他人の力で解いたり…みたいな温くてつまらない展開に終わったりと、しかもそれをろくに掘り下げず、とんとん拍子で進んでいくモノだからげんなりさせられる。唯一の救いは「既読判定」がつく…というゲームとして一番あってはならない救い。完全に皮肉。


(3)ヒロイン全員フィア√の前座
このゲームは基本的に一本道と捉えたほうがいいと思う。(1)にも挙げたとおりにシナリオが8割同じ。フィア以外を攻略してEDを迎え、最後にBADエンド調の文字が表示される。だったらTRUEエンドのフィア√はシナリオが凝っている、力を入れているのかというと答えは否。ヒロインズ√の最期は、フィアの自己犠牲により世界が救われるというエンドだが、フィア√のみ、彼女は自分と自分の能力を乖離させ、世界を救うというオチ。このオチだけを変えただけで基本的に一本道。つまり、前座の5人をスキップして、ロックを解除し、フィア√のみ攻略するだけでこのゲームをクリアしたということになる
故に、このゲームは文字通り中身が全くないよってこと
スッカスカ
え?これってさー9000円の価値あるんですかね?ボリューム的に考えて…
延々と同じシナリオやらされて、同じシナリオを見せられる。何が楽しいの?skipすればいいじゃん!って意見もあると思うんですけど、各√ごとに伏線が張られているかもしれないからskipできねーよ。結果的にskipしてもよかったんだけど、その前情報がない



前作11eyesや少女神域も同じことやってたけどさ、それってどうなんだろうね?
確かにこれらの両立は難しい。でも内容は微妙だったけど3daysはちゃんとした複数のEND用意してたじゃん…どんどん劣化している…