やわらかな光 ~ヤングパーソンクラブの部屋~ -2ページ目

やわらかな光 ~ヤングパーソンクラブの部屋~

ヤングパーソンクラブ a.k.a. ヤンパクラ


こんにちは、ヒャクモトです

アルバムタイトルは「EARLY TIMES BEST Vo.2」ですね、前回は失礼しました。

今日は「Sutando bai yuu」の紹介です。
曲名の英語表記ではなくローマ字表記です。
ローマ字表記は一昔前は見かけましたが、最近は見ないのでちょっと新鮮です。ゴールデンボンバーの担当パート(Vo-karuなど)を思い出しました。


・曲構成
サビ、イントロ、Aメロ、Bメロ、サビ、サビ(ラララ…)、サビ
約1分45秒のうち、半分近くがサビです。わりと変な曲だと思います。
音源では前の曲からの無音部分が少なく、いきなりサビが始まるので、聞く機会のある方はご注意ください。


・コード
サビ:D→B→G→A
Aメロ:D→B→G→A
Bメロ:G→D、G→A
ギターはAメロがミュートピッキング、Bメロがオープンコードで変化つけてます。ドラムは四つ打ちで軽快です。


・歌詞
貝が好きな男がgirlfriendのことを思って作ったストレートなラブソングになってます。
”こっちにおいでよ(こっちにおいでよー)”の所は
歌うときにTOKIOを意識しましたがあまりTOKIOぽくはできませんでした。


・制作経緯
3月中旬にメンバーが揃わず、僕とFさんだけスタジオに入ったときにできました。
僕の考えた曲ネタまとめを演奏してみて、Fさんが使えそうなところをサビとしてピックアップし、
AメロとBメロを追加して、今の曲の形に仕上げました。大体8割ぐらいが完成したように思います。
後日の練習でベースとドラムで肉付けしました。

サビは初期段階では
”命の限りに気持ちを伝える、身の程知らずでずっといたいのさ”という歌詞でした。
自分で考えたものの、ストレートすぎて恥ずかしいので
その後にツッコミをいれる歌詞繋げていました。

そのストレートさを膨らませて、Fさんが歌詞をつけた形になります。
2人での練習後に高松のびっくりドンキーにて、
30分程度でほぼ今の形の歌詞をするっと書き上げたのでびっくりしました。

僕のサビから始まった曲だったので、ボーカルは僕の予定でした。
4人で初めて曲を合わせる時に、僕はギターを弾いており
Fさんは担当の楽器がなかったため、なし崩し的にFさんがボーカルになりました。

4/23のインパルスフェスの出演が決まっていたため、
フェス向きの曲にしようということで、四つ打ちにしました。
しかし、僕もFさんもあまりフェスにいったことがなく、
お互いのフェスに対するイメージもうまくかみ合っておらず、
そのため、曲に妙なズレが生まれてるような気がします。


インパルスフェスの1バンド目の1曲目を飾っています。
お客さんは頭の上に?が浮かんでいるような反応でした。

個人的には面白い曲だなと思っていなすが、
他の方はどのような反応をされたのかよくわかっていないので
ご感想をいただけるととても嬉しいです。

この曲のライブの際は、Fさんがダンスを披露していますで、ぜひご覧になってください。
一緒に踊ると楽しいと思います。

ライブではラララ…の部分は僕だけですが、
音源では歌う人数が増えているので、聞く機会がありましたらお楽しみに。

今回はこの辺までです。
次回は6/5に更新する予定です。

ヒャクモト


「Sutando bai yuu」 歌詞
力の限りで君を抱きしめたこれからも二人ずっと一緒だよ
つないだ手を離さない 離さない これからもずっと

誰もいない海岸で 貝殻拾って集めてた
アワビにサザエにホタテ貝 食べられるものだけ持っていこうよ
girlfriend つまりきみのこと いつもいつも眺めてた
本屋にパン屋、パチンコ屋で 君が誰かと会ってる時も

うつむいてばかりで泣いているんなら こっちにおいでよ(こっちにおいでよ)
大きな貝殻 だけど食べれない ちょっと小さいけどおいしいやつ

力の限りで君を抱きしめたこれからも二人ずっと一緒だよ
つないだ手を離さない 離さない これからもずっと

(ラララ…)

力の限りで君を抱きしめたこれからも二人ずっと一緒だよ
もう嫌だ。

なんで俺だけ怒られるんだ。係長もパクラ君もべろべろだったくせに(パクラ君は呑んでないけど)、僕だけ怒られるなんて・・・。

でも、怒られただけで済むってのも意外だなぁ、首になってもおかしくない気がするけど、保健室で横になってる。テレビでは静かなるドンが流れている。少しづつ酔いのさめてきた体に、部長がくれたスポーツドリンクが染みる。あまじょっぱくておいしい。

「お~い、パクラ君、岡君、今日はそろそろお開きにしようか、終礼しよう。」

吉田係長が赤く染まった顔でやってきた。

「はい!今日はありがとうございました!明日からも宜しくお願いします!」



色々あったけど、なんとか無事に社会人一日目が終わった。明日からも頑張ろう。

「!!!」

「うん、そうだねパクラ君、明日からもよろしくね、じゃあまたね」

そう言って俺はタイムズに停めてあったアクアに乗り込み、家に向かった。

家の近所、弁当を買おうとスーパーマーケットに寄ろうとしたとき、警察の検問に捕まった。

しまった、俺は酒を呑んでいたんだった。

社会人として絶体絶命のこのシチュエーション、そこで信じられないことが起こった。
*先日より始まりましたヒャクモトメンバーによる曲解説ですが、アルバムタイトルが誤っておりますのでここに訂正いたします。

×・・・EARLY BEST TIME vol.2(早いベストの時間 → 朝マズメ??)
○・・・EARLY TIMES BEST vol.2(初期ベスト第二弾)


「いやぁパクラ君、ナイスフォローだったよ、ほんと。社長も絶対喜んでたって」

「!!!!」

「うん、僕もそう思うよ。」

極楽物産での荷物積み込みを終えた僕たちは、もらったお小遣い(1万円も!)でサイゼリアに来た。ここなら3人でどれだけ飲み食いしても1万円でおつりがくる。もっとも、パクラ君は円盤型のパンのような「フォッカチオ」ばかり食べるので、財布の心配はしなくていい。吉田係長はまだ昼の3時だというのにワインを飲んでいる。

「ここだと居酒屋より安いしさ、ソフトドリンクも飲み放題だから一人でよく来るんだよね」

「えっと、、、今って仕事中ですよね?」

「そうだよ、4時くらいまでゆっくりしたら会社に戻ろう。あとは感想文を書いて明日の連絡をしたら終わりだから!あっ、お姉さん、ワインおかわり!あとソーセージ盛り合わせ!

「!!!」

「じゃあ僕はわかめサラダ!」

初めての入社式、初めての営業、そして初めてのサボタージュ。今日が社会人第一歩だなんて、僕はついてるのか、ついてないのか、、、もう考えることはやめた。吉田係長にすすめられるままワインを飲みほした。

「ふいー、じゃあそろそろ行こうか」

顔を真っ赤にさせた係長がよろよろと立ち上がる。パクラ君はお酒を飲んでいないのによろめいている。僕は飲めないワインを無理したせいか頭が痛いし、もちろん足元はおぼつかない。店員に心配されながらも三人ほうぼうのていで階段を下り、1階の自動販売機で水を買った。

「お前ら、気を付けろよ、副課長はくそ真面目な人間だからな、昼間っから酒なんでバレたら首がとぶぜ」

「!!」

「えっ」

首が飛ぶぜって、まぁ普通に考えたらそうだろうけど、、、酔いのせいもあり今の状況が全く理解できない。僕は入社式の日に、昼間から酒を飲んでいる、それだけだ。何かがおかしいけれどもう何がなんだか分からない。考える暇もなく係長はどんどんと歩を進める。ネクタイもシャツもぐしゃぐしゃで、時折地べたに倒れ込んだりしている。あーあ、高そうな靴もぐしゃぐしゃだ。

複雑に入り組んだ地下道を抜け、自社ビルに到着した。気持ち悪い、限界、吐きそうだ。

係長に目をやると、さっきまでの酩酊が嘘のよう、緩めたネクタイも元通りきっちりと絞め、背筋もまっすぐになっている。
Tシャツ姿だったパクラ君も気が付けばブレザーに着替えている。
俺はワインをこぼしたワイシャツに腕まくりしたジャケット、ネクタイはどこかへ置いてきたようだ。

まずい、これじゃあ俺だけ酔っ払いみたいじゃないか(実際に酔っているのだが)。僕の心配もよそに、係長は事務所のドアを勢いよく開けた。

「よし、じゃあ研修室に戻ろうか・・・吉田、ただいま帰りました~!!今日は極楽物産で在庫管理のSTP化と、物流効率化MMTについて学んでまいりました!」

「!!!」

「え~、べ、べ、勉強してきました!」

事務所にアルコールの香りが充満する。どうやら僕の息のようだ。先輩社員の視線が突き刺さる。


ど、どうしてこの二人は酔っぱらっていないんだ?

送ればせながらその疑問が頭に浮かんだ瞬間、部長の怒鳴り声が飛んできた。
はじめまして、ヤングパーソンクラブのギターとボーカルのヒャクモトです。
このたび6月に「EARLY BEST TIME vol.2」を発売する予定です。

この機会にせっかくなので収録曲の紹介をできたらと思い立って、書いてます。

今回は新体制になって初めてできた「ダンガム」を紹介します。

・曲のコード(ギター)
イントロ単音:GEGAAGED CDEEDC
Aメロ:なし コードはC
ブリッジ単音:AGC AGC AG CCC
サビ:C→C→Am→G
アウトロ単音:AGC AGC AG AGC AGC AG CCC

・歌詞
歌詞はほとんどFさんが作るので
ここの文章は僕の解釈というかたちに近いのであしからず…

この曲の歌詞は
ロボットアニメ ダンガムとパチンコ屋ナイダムの
それぞれファンである男女のお話です

男の方は地方のマイルドヤンキーという設定です。
「今日は俺のお誕生日!」というフレーズが
年をとっても無邪気なまま男性という感じが出てて好きです。

マコトとコマツは男が良くつるんでいる地元のお友達です。

ナイダムはもともとパチンコ屋のダ◯ナムでしたが、
実在するお店の名前であり、昨今の状況を配慮した結果この形になりました。
ダンガムはもちろん機動戦士ガ◯ダムからです

女はまともそうなことを男には言っていますが、
アイドルになりたがっており、パチンコ依存症です。

お互いどっこいどっこいのいい感じのカップルだと思います。

・曲
Fさんの作曲です。
曲作りに行き詰まって苦しんだ末に出てきた曲とのことです。
だけども、いい意味で能天気な曲で、演奏していて楽しいです。

イントロのギター単音の音階は、
夕焼けこやけで日が暮れて~と同じになってますね、
書いてて気がつきました。

・演奏
現在ライブではMINISTAR(ほぼネックだけのギター)
http://www.electroharmonix.co.jp/ministar/ を2本使っていますが、
当初の演奏スタイルは、キーボード、ベース、ドラムで、
ギターは入っていませんでした。

新体制になってからの練習は
最初リコーダーや鍵盤ハーモニカなど、色々楽器を導入してみようとしており、
この曲は最初、カシオトーンで弾いていました。

練習を重ねるにつれ、僕が2本所持していたMINISTARを、Fさんと僕の2人で使う方向性が決まりました。

ギターの音がペラペラなのと
MINISTARのしょぼい見た目が一致しててええなぁと思ってます。

はじめて2本のギターで演奏した時は
うわ!俺らめっちゃバンドしてるやん!って興奮しました。笑

今回はこの辺までです。
別の日に他の曲を紹介していきます。
ではではー(^^)/

【ダンガム 歌詞】
1番
あなたは今日も休みなのに 朝から見るのねダンガム
同じビデオを毎日見せられるのって辛いわ

今日は俺のお誕生日 けどお前は行くんやなナイダム
同窓会とかゆうても その手の動きでわかるで

そうでしょ そうでしょ そうで
そうでしょ そうでしょそうで しょー

いけ いけ GO ダンガム
それは漫画の話でしょ
いけ いけ GO ダンガム
それよりバイトに行きなよ
そうでしょ そうでしょ そうで しょー

2番
こないだ約束したように 今日こそ行こうよ買い物
仕事の疲れと言っても 4時間ぐらいのバイトでしょ

こないだパチ屋の階段で アイドルになると言うてた
タバコも止めると言うてた マコトとコマツも聞いてた
そうでしょ そうでしょ そうで しょー

いけ いけ GO ナイダム
それはパチンコの話でしょ
いけ いけ GO ナイダム
それより仕事に行ってや

そうでしょ そうでしょ そうで
そうでしょ そうでしょ そうで
そうでしょ そうでしょ そうで しょー
吉村社長に連れられて、僕らは極楽物産の事務室に入った。
正面から見た工場の印象とは違い、事務室はこざっぱりと洒落ており、いや、正確に言うと「ナチュラル系和風モダン」の部屋にまとめられていた。
裏手の壁面はコンクリートの打ちっぱなしだけど、不思議と無機質な感じはしなかった。雨による染みも、この建物の歴史と個性を物語っているようたった。
錆びたドアを開けると(開閉は極めてスムーズだった)、12畳ほどの受付。床は地元の山で採れた天然の無垢材を使用し、防水処理としてこげ茶の塗料が塗ってある。受付カウンターも無垢材、天板はかつて近所に会った時計屋さんが作業台として使っていた真鍮製の天板を再利用したもの。受付台の奥には30畳程度の事務室があり、デスクが整然と並んでいる。奥には応接室があるよう。働く人たちはみんなオーガニックコットンで作った手触りのよさそうな生成りのシャツと手染めのジーンズをはいており、言ってしまえば制服なのだが不思議とにっぺらぼうなな感じはしなかった。おそらく、それぞれの仕事、プライベートに対する意識がそれぞれの個性を際立たせえていたように思う。

「どうや、吉田。わんぱく物産は。うちは今年は年商20億は手堅いぞ」

「社長、さすがです。うちは、零細企業ですから、社長のとこみたいにはいきませんよ。でもまぁなんとか新入社員も二人入りましたし、社用車もBMWにできましたよ」

「失礼します。」

そう言って事務の女の子がコーヒーを持ってきた。グアテマラの契約農場で採れる豆のうちわずか数パーセントしかないプレミアムビーンズを使用した深煎りコーヒー。口当たりは柔らかく、喉を通るとすっと香りが鼻に抜ける。町のコーヒーショップだってなかなかこれだけのものは飲めない。カップもよく見れば地元窯元の銘が刻まれている。

「どうや、うちのコーヒーはうまいやろ、ガッハッハ」

「はい、とってもおいしいです。口当たりもすごくいいし。。。いい豆使われてますよね!」

「いやぁ、前の方がおいしかったですね。出がらしみたいだ。」

「せやろ、今回のは売りものにならない豆の屑で作った出がらしコーヒーなんや。若いもんはまだまだ舌が肥えとらんのう」

「えっ・・・(照)」

俺は恥ずかしくてうつむき、顔を挙げられなかった。突然のことで心臓がドキドキしている。トイレに行くと言って席を立ち、気持ちを落ち着けるおまじないをしよう。

廊下でさっきの女性とすれ違った。

「ごめんなさいね、社長、いっつも新人さんにはこういうことするのよ。」

「えっ、あっ、いえ、大丈夫です。いや、、、大丈夫ですよ。びっくりはしましたけど。」

「そういえばさっき入り口のところに小学生くらいの子が来てたのよ。うちに用事があったみたいなんだけど。わんぱく物産って言ってたからあなたの会社の・・・誰かの子供さん?」

パクラ君だ。

「あ、うちの、、、私の同期ですね、、、ちょっと言って声かけてきます」

あいつ、何してるんだろう。気ままな奴だなぁ。まぁ、でも、席を離れるいい口実にはなるかな。

そう思って応接に戻ると、応接室のソファにパクラ君がいた。口の周りにケーキをつけて、係長と社長と車座になって話している。

「!!!!」

「ありがとう!ありがとうございます!」

「!!!」

「うんわかたったよ、パクラ君、おいしそうだね、ありがとう。社長、ありがとうございます。」

そう言ってパクラ君がケーキを頬張った。どうやら手で食べるのがここの決まりらしい。