走る走れば走るとき | 君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

もう大きく育った息子達ですが、まだまだ教えられることが多い日々の詩です。

ふと魔が差したのだと思う


ウォーキングをしていて

体が軽く調子がいい

ちょっと走ってみたくなった


身軽にはしゃぎ回る園児を見たからか

もっと汗をかきたくなったからか

ほんの少し跳ねてみると

誰が見ても走っている姿になった


確かに僕は走っていて

前から来るバイクや車が

恐れをなして大きく避けている


いや

恐れられるほどの必死の形相じゃなく

心地よい風を感じながら

ふわりとした柔和な表情のはずだ


でも

僕に差した魔物と一緒に

走っていたのかも知れない


真相は

よろよろと走って

いつ転ぶか分からなかった

ということだろう


自分ではしっかり真っすぐ

走ってたつもりだったけど