掌 | 君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

もう大きく育った息子達ですが、まだまだ教えられることが多い日々の詩です。

いつもいる人がいないと

心が落ち着かないのは


いつも弧を描いた掌の上に

乗せてもらっているからだろう


こんな時でないと

気付けなかったのは


余りに居心地が良すぎて

掌の上だと

気付かなかったからだろう


転がってる間に

馴染むように玉になってたんだ


こぼれ落ちてしまう程に

きれいな玉になったら君は

その掌をどうするだろう