「ああっ」と「あっ」 | 君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

もう大きく育った息子達ですが、まだまだ教えられることが多い日々の詩です。

どれもが3mはあったと思う

川沿いの公園を縁取るように

植えられていた数十本の木々が


50cmほどを残して

残らず切られていた


「ああっ」っと僕は

声を震わせてたと思う


でもすぐに

50cm残しているってことは

伐採じゃなくて剪定で


何年かをかけて枝葉を伸ばし

その成長をそしてまたあの姿を

見られるんだと


「あっ」と僕は

小さく声を出してたと思う


見上げた薄青い空に

白く透き通った月が頷いていた