「自分らしく生きたい」をより実現させる! | ブルーアイランド

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(2024年1月FB掲載)

先日、任意の会「語ルシストの会」の例会が開催されたので報告と所見を兼ねて掲載します。

 

今回は、「ココロとカラダのリハビリステーションほのか」の廣瀬由貴さん(作業療法士)にステーションでの利用者支援での役割と連携に関して事例を通して話していただきました。

 

最初に自己紹介があり、宮崎市生まれで高校卒業後、宮崎市の福祉専門学校の作業療法学科に入学して専門職としての高度な専門知識と確かな技術を身につけることを教育目標に掲げている専門学校を卒業される。

2007年に卒業後、病院や施設で働いたのち、2019年に精神科訪問看護の「ココロとカラダのリハビリステーションほのか」に勤められる。

 

精神科訪問看護という仕事に従事するのは初めての経験で、作業療法士として病院や施設での役割と自宅に訪問することでの役割の違いがあり、病院での作業療法士は、主に急性期や入院患者に対する治療とリハビリテーションに焦点を当てているが、訪問看護での作業療法士は、患者が自宅や地域で最大限の機能を発揮し、自立生活を営むためのスキルをサポートするために専門的スキルを提供することが求められている、と話される。

 

作業療法士として具体的な事例を通して、単なる医療的なアプローチだけではなく、個別のニーズや希望に耳を傾け、利用者が自らの力で日常の課題に立ち向かえるように導くこと、利用者が自分の人生をコントロールし、自分の力で前進できるよう支援することを重視して、自立生活への一歩である日常生活を円滑にし、人間関係を築き、自分の価値を見出すことから始めることに寄り添って支えていくことを実践されている事例を話される。

 

ケースプランを提案することによって、その人らしい生活が可能になることを目指し、徐々に機能が回復しながら生活が整ってくることを実感できるとこに作業療法士としての仕事に誇りをもって従事されていることを実感した次第である。

 

特に大事にしていることは、利用者と密にコミュニケーションを取り、その人に最適なケースプランを策定することを目指し、事業所内の他の専門職とそれぞれの視点から利用者を評価し、情報を共有することで、総合的なケアプランを策定することを支援の最重要課題として取り組まれているのである。

 

「ココロとカラダのリハビリステーションほのか」では、利用者の支援をチーム支援として実施することにより、情報の共有が円滑にできることで、全体のケアが向上し、早期の問題の発見や適切な対応が可能となるので、危機に対して適材適所で最善の対応ができることで、利用者の生き辛さを避けることができ、安心して日常生活を送ることができるのである。

 

訪問看護ステーションにおいて、作業療法士の必要性を事例を通して実感できたことは、看護師だけのステーションとの違いを明確にし、多職種との連携による支援によって利用者の「自分らしく生きたい」をより実現させる支援スタイルを実践して、より支援のスキルを高めることに力を注いでいる訪問看護ステーションだということに共感することになる。