見えない障がいをまなぼう~精神障がい~! | ブルーアイランド

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青い空を撮り続けながら、日々の出来事や出会いを通じて気づいたことを掲載するブログです。

(2024年1月FB掲載)

2月11日(日曜)に「見えない障がいをまなぼう~精神障がい~」というテーマの研修会があり、私も支援者としてパネラーで出ます。

ハイブリット開催(イベント会場とオンライン両方で開催)です。

 

息子が精神疾患に罹患したことで、見えないが故に理解されない、社会的偏見(怖い・危険)があるが故に差別されるという現実を実感することで、何とかしなければという意志を持つことになる。

 

見えない障害であるが故に隠して生きるという選択もできるが、理解されていないということからトラブルが生じ、体調を壊して入退院を繰り返すことで、生きることへの意欲を失ってしまうことにもなる。

 

見えない障がい「精神障害」であるが故に、地域住民に理解されず支援されない中で、家族として生き辛さを抱えて生きるか、社会的偏見があるが故に公にカミングアウトできず生きるという選択の中で、当事者・家族の方達は、誰にも知られず地域社会で生きることを強いられている日本の現実である。

 

見えない障害であるが故に、より理解促進を推進した施策を打ち出してほしいし、社会的偏見を助長することなく偏見を解消して公にカミングアウトできるためにも、見えない障害を、如何に見える障害にするか、地域を取り込んでの理解促進を推進することによって、理解と支えのネットワークを構築することで、見える障害として理解を得ることになると思える。

 

また、精神障がい者の周りには、多くの医療・福祉の専門職が存在しているが、その専門職の支援によって地域で公に隠すことなくカミングアウトすることを支えることで、周りの方たちに理解されることになり、不安な気持ちから安心して生活できることになるので、徹底的に寄り添った支援を推進してほしいものである。

 

地域では、地域支援として多職種連携や寄り添う支援という言葉が氾濫しているが、体現している医療・福祉の専門職がどれほどいるのか、という現実を痛感しているのである。

 

国の施策「精神障害者にも対応した地域包括ケアシステム構築に係る役割の整理」において、重層的な連携による支援体制の構築ということに、真摯にその課題に向き合っている専門職もいるが、まだまだ現実は多職種連携のシステムが地域にできていないが故に自立から取り残されている多くの精神障がい者の方がいて、家族の支えによって何とか生活している現実である。

 

という現実を、変革しない限り、希望に満ちた新たな未来を築くことはできないし、未来への希望を灯すためにも、当事者やその家族に安心感や前進への勇気を提供することが身近な専門職や支援者の使命と思える。