2021年といえば「鬼滅の刃」です

昨年冬は劇場版アニメが流行りましたが,今年に入ってもまだまだ話題の尽きない「鬼滅の刃」。

 

 

炭治郎が来ている着物の模様。

市松模様といいます。

昔からある伝統的な模様ということもあって,商標登録が蹴られたりで最近また話題になっています。

あっちこっちでパチモン出現で,そう考えるとちょっと気の毒ですが,シンプルな幾何学模様ゆえに難しいですよね。かつてどこかで存在していたのは間違いないでしょうし。作者の方も(誰?)どこかで見たことがある図柄を参考にしてキャラの着物を決めたということも充分あり得ます。

エヴァンゲリオンでベートーベンの第九のテーマが流れますが,仮にあのメロディーがエヴァンゲリオンの代名詞的になったとしても,第九のメロディーの著作権がエヴァンゲリオンに認められる事はないのと同じってことですね。 (ちがうかな?w)

 

 

 

 

先日授業で生徒さんからこんな質問が。

 

[問題]

1辺が1cm の白と黒の立方体を,市松模様状にならべて各段を作り,それを1段,2段・・・として下の図のように作っておき,それらを8段目まで重ねます。(●のところをそろえる)重ねあげた立体の表面積で黒が表に出ている部分の面積の合計は?

 

 

 

四谷大塚の過去問練習だったんですが,今年は鬼滅の刃流行ってるし, もしかしたら何処かの中学ででるかもね? なんて話していました。

 

 

炭治郎の着物は白黒論法

上の市松模様は,「白黒論法」というテーマとしてたまに出題されるネタも含んでいます。

 

★白黒論法とは?

正方形状の部屋があり,たたみ4畳(1マス=0.5畳で8マス)の広さがある。

(黒く塗ったところには柱が立っている)

この部屋に,布団を敷き詰めたい。布団の大きさは1畳分(2マス)とすると,

4人分の布団を敷き詰めることは可能か。

 

8÷2=4だから,4人分の布団は敷けそうな気がするけど・・・?

 

[考え方]

この部屋に「○×」を市松模様状につけていきます。

(○×が逆になっていてもOKです)

このように印をつけてみると,○が5個,×が3個になります。

布団はかならず○と×のペアで敷かなければならないので,

どのような置き方をしても○が2個あまってしまいます。

「したがって,布団は敷き詰められない」となります。

柱がこの位置だったら,敷き詰められます。

試してみましょう。 ニコ

 

他にもいろいろネタが・・・笑

炭治郎だけではなく,禰豆子の着物も幾何学的には中学受験との相性バッチリです。

ていうか,これは毎年でますね。鬼滅関係ない グラサン グラサン グラサン

この模様は「麻の葉」というんですね。

 

 

 

冨岡義勇は,

 

「亀甲」模様

図形的には,麻の葉とあんまり変わらないかな?

 

 

この子はただの正三角形なので,問題としてはないかな。

 


あと,鬼殺隊の階級が 十干 (甲(きのえ),乙(きのと),丙(ひのえ)・・・)に則っているとか,主要キャラが 十二支 (禰豆子=ネズミ的な)をモチーフにしてるとかファンの間ではいろいろと考察がされているようです。

 

十干や十二支はあまり馴染みがない小学生も多いと思いますが,鬼滅の刃で身近に感じるようになった人も多いと思います。

 

先生という人種は,こういう時勢にちなんだ問題を作りたがるものなんです。 ニヤリ

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2021年は二酸化炭素犯人説元年となるか

 

2021年ノーベル物理学賞を真鍋淑郎さんが受賞されました。おめでとうございます。

 

温暖化の仕組みを数値によりシミュレートするモデルを開発し,また将来の温暖化を「予測」する技術の発展に貢献したということですね。

 

受賞そのものはおめでたいことですし,日本出身の科学者(アメリカ国籍ですが)の受賞は日本を景気づけてくれるのでそれ自体は良いのですが,今回の物理学賞の受賞は学者界隈ではけっこう驚きを持って受け止められている様子です。

気候モデルに関する論文を読むと,まだまだ未完成な部分もあったり,モデル作成者の調整による部分が大きく影響する(恣意的な調整を含む)というような指摘もあるようです。

素人目ではありますが,そのような意味で,まだ完全な科学的な決着はついていないようにも思えますが,今回の受賞決定。

 

 

https://www8.cao.go.jp/cstp/project/envpt/pub/GW_report/02_02_50.pdf

 

 

 

ノーベル平和賞については以前から恣意的で政治的であるということが度々指摘され,批判もありましたが,今回の物理学賞の発表については同じような,「政治的な匂い」を感じてしまうんですがね・・・チーン

 

今年,気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は第6次評価報告書で,「人間の影響が,大気・海洋及び陸域を温暖化させてきたことには疑う余地がない」と,これまでの表現(第3次「高い」,第4次「非常に高い」,第5次「極めて高い」)から一歩踏み込んだ形に変えられました。

そのことに呼応した形での今年の真鍋氏の受賞だったではないか?というような見方も出来るように思います。

また,昨日Googleは,今後気候変動を否定するサイトへの広告配信を停止すると発表し,世界が「二酸化炭素犯人説」を正式に採用し,その空気に抗うことが事実上不可能になったのが2021年という年です。

 

Googleは議論自体を封殺するというようなことは明言していませんが,ワクチン肯定がポリコレ化

され,議論自体が封殺されつつある昨今の言論空間を鑑みるに,今後二酸化炭素についての議論も同じようにならないという保証はできません。

 

科学がカネで左右されるようなことがあってはならないと思いますが,こと,この温暖化という問題に関しては残念ながら,政治やビジネスと絡んで,ものすごい数の利害関係者が背後にいます。いまさら,二酸化炭素が犯人じゃなかったという事になれば,大損害を被る人が大量に出るわけですし,環境問題が生業になっている人達は職にあぶれてしまう事にもなります。そのような大人の事情も地球温暖化問題(特に二酸化炭素関連)の背後にはあるのだということも知っておく必要はあると思います。

 

まあ,コロナやワクチンの問題にせよ,二酸化炭素の問題にせよ,全部「カネ」が絡むことによって,もしかすると真実がねじ曲げられているかもしれない。そういう可能性も考慮しながらニュースを見るということもメディアリテラシーという意味では重要なことだと思っています。

 

 

2022理科時事問題はどうなる?

以上のようなことはさておき,中学受験生としては,ノーベルは賞は理科の時事問題で出題される可能性が非常に高い分野です。

今年は,IPCCの第6次報告の話題もありますし,二酸化炭素がらみの話は,しっかり押さえておく方がよいでしょう。

 

用語としては,「カーボンニュートラル」なんかも説明できるようにしておいたほうがよいかもしれないですね。(トヨタのCMでいつも出てきますし・・・グラサン

 

[要注意用語]

・温室効果

・温室効果ガス(効果とガスの違いは明確にしておきましょう)

・化石燃料

・カーボンニュートラル

・燃料電池

・バイオマス

・エルニーニョ現象

・ラニーニャ現象

 

こんなところでしょうか。

 

 

[ノーベル賞受賞者(近年)]

 

2015年 

梶田隆章(物理学賞,ニュートリノ振動の発見)

大村智(生理学医学賞,寄生虫による感染症の治療法(イベルメクチン))

 

2016年

大隅良典(生理学医学賞,オートファジーの解明)

 

2017年

なし

 

2018年

本庶佑(生理学医学賞,免疫の働きを抑える分子の発見とガン治療への応用)

 

2019年

吉野彰(化学賞,リチウムイオン二次電池の開発)

 

2020年

なし

 

2021年

真鍋淑郎(物理学賞,気候モデリング,温暖化予測)     

 

 

ちなみに,これまでの受賞は殆どが受賞された方達若い頃の研究結果に対するもので,それが20年,30年後の受賞になっています。彼らが研究していたのは,日本が経済成長しGDPがアメリカに次いでいたころの話です。

 

今後,日本のノーベル賞は5年に一回出るか出ないか?というようなことも言われています。

日本の貧困化,後進国化を思わせる嫌な予測ですね・・・・笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

97年の消費増税から続く失われた25年はこういうところにも影を落としているのです。

 

 

 

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もはや人災の様相を呈してきたコロナ禍

 

皆様,夏休みお疲れさまでした。

 

もう何度目だという緊急事態宣言。

そしてリモートor分散登校で2学期が始まりました。

 

とりあえず第五波の終わりは見えつつあるものの,菅首相は総裁選にほっかむりして,自分の保身一択の解散に踏み切るようですね。ドクロドクロドクロ

 

冬の第6波に備え,今こそ医療体制の再構築が急務というこの時期において,感染対策の空白を作ろうというワケですから,ほんと政権は国民のことを考えていません。

 

今朝になってひっくり返したとの報道。

総裁選の対立候補の出方によって,どのタイミングでも解散できる余地を残したということなんでしょうか。どっちにせよ国民の窮状を尻目に権力争いに腐心しているということに変わりありません。

 

2022年冬を予想してみる

さて,今年の冬の様子をシロウトなりに予想してみると,昨年の比にならない絶望的な受験シーズンが到来しそうな予感しかありません。

 

 

理由① 冬の感染者は夏の5倍だった(2020年)

 

昨年夏頃,東京は数百人の感染者で大騒ぎしていた頃がもはや懐かしさすら感じますが,全国でたしか1500人ぐらいだったと思います。

いったん落ち着いて,冬の第三波が10000に到達するかどうかという感じでした。

緊急事態宣言の発出・解除が感染のピーク・ボトムとの相関が低いとのデータもあり,結局,人流よりも季節性要因が大きいという見解も出てきています。

 

 

上記リンクも上昌広教授は,第五波前に季節性要因による感染の拡大を主張しており,実際にその通りになりました。

 

緊急事態宣言の効果はどんどん失われており,第6波で発出したとしても効果は限定的でしょう。(政府は本格的なロックダウンを検討中ということですが,補償なきロックダウンなど有り得ないわけで,いまだにプライマリーバランスの黒字化を骨太方針にねじ込んでくる財務省を黙らせてから言ってほしいものです。寝言は寝てから言えと。)

 

緊急事態宣言を出そうが出すまいが,冬の感染者は必ず増え,その規模は昨年が5倍。

感染力の強いデルタ株が9割近くを占めた今,昨年の倍率を超えることになっても何の不思議もありません。つまり,全国で10万人規模。東京だけで2万以上となります。

 

 

理由② コロナは空気感染しているという事実

 

日本の感染対策は,感染が拡がり始めた当初の「クラスター対策」「飛沫感染防止」「3密回避」という方針をほとんど変更していないまま今に至ります。

 

 

数日前にようやく大手メディアがこの事実を取り上げたことが波紋を拡げていますが,海外では空気感染が主感染経路というのは,もはや常識となっており,飛沫感染を主とする日本の感染対策は,周回遅れもいいところです。

空気感染が主経路ということは,冬の密閉された空間は最悪ということになり,電車,教室,人があつまる場所は軒並みアウトです。

また,飲食店を中心に設置が進んだアクリル板などは,換気の観点からいうとむしろマイナス効果であり,即刻見直しが必要です。

 

こちらの事例では,朗読の際に一時的に先生がマスクを外したことで,教室の後ろの方の生徒まで感染したということです。マスクを外していたとはいえ,飛沫が飛ぶことは気を付けていたでしょうし,ドアと窓も開けてあったということですから,普通にイメージ出来る「風通しが良い」というような換気ではぜんぜんダメで,すこし風のある時の屋外レベル(2,3mの風が吹く程度)の換気が必要との見方もあります。

 

理由③ 高齢者のワクチン効果は今冬には切れる

果たしてワクチンは効果があるのか?むしろ感染を拡大させる原因になっているのでは?という疑問をもたざるを得ない事例が国内外問わずいろいろと聞こえてきています。重症化率・死者数はたしかに減っているように報道されていますが,ワクチンの効果・安全性に疑問を呈する声は意図的にかき消されているような印象も拭えません。それは置いておくとしても,ワクチンの効果が3ヶ月ほどしか持続しないのではという事実も見えてきました。

今年春頃に接種済のほとんどの高齢者は半年以上経過することになりますから,抗体の減少はさらに進みそうです。

また,高齢者の方が抗体価減少のスピードが若い人に比べて早いというような結果も報告されており,第6波という本命の波に対して,もっとも抵抗力の弱い人達の抗体が切れるという最悪のタイミング。

ワクチンの接種順についてはいろいろと意見がありましたが,選挙の票田を気にしたために高齢者を優先した,というようなことも囁かれています。

これで高齢者の抗体が減少し,高齢者の感染拡大と重症化が増えるかもしれないわけで,そうなると菅政権のやることなすこと裏目に出るという・・・もはや笑うしかないですねグラサングラサングラサン

 

 

2022年受験はどうなるのか

以上を踏まえた上で,今年の冬の受験は,去年にもまして厳しいモノになりそうだということが容易に想像出来ます。

昨年度は,子供には感染しにくい,空気感染も「疑い」というレベルだったものが,いまは明らかに空気感染優位になり,子供達を起点にしたクラスターが至る所で起こっています。

電車に乗っての大勢の受験生の移動,換気設備の増設などいまから間に合うべくもない教室。(まさか寒風吹きすさぶような野ざらし教室でやるとは考えられませんし・・)

 

ということでの僕の大胆予想は,昨年見送りになった9月入学議論(5月,6月受験)がまたぞろ息を吹き返すのではということです。(5月ならテントなどを設置した上での屋外受験もできなくもない・・・)

 

僕はかねてより9月入学の方がメリットが大きいという事を主張してきましたが,この状況に至っては,真剣な検討をせざるを得ないのではないかという気がします。

 

てか,もうほんとにどうすんの?これ。ゲローゲローゲロー

 

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