速さの導入でいわゆる「はじき」で教える先生は多いです。(特に小学校)
子供の頃,僕の先生もこれで教えていたように思いますが,
子供ながらに,あまりいい教え方とは思っていませんでした。
講師をやるようになって,それはもう確信となっています。
なにが,ダメか?
「はじき」は速さの公式は簡単に覚えられますが,
「速さ」の考え方が様々な解法へ繋がっていく重要な基本部分をないがしろにした教え方だからです。
学校の先生なら,難しいことをやる必要はないですし,「はじき」で教えても問題はあまり起こらないかもしれませんが。
塾の先生でこの教え方をするのは,マズいです。
というか,まずいないと思いますがもしいたとしたら,講師の仕事を真面目にやる気がないか,子供を舐めてると思った方がいいです。(キツい言い方ですが・・・)
速さの概念で重要なことは,きょりと時間をセットにした数量を扱っているという感覚です。
上の線分図のように,1分あたり40m進むから,60分で2400mになる
というように,必要に応じて,かけ算をするのか,割り算をするのかをちゃんと考えさせるところにポイントがあります。
「はじき」や「くもわ」など,できない子に手っ取り早くその単元を終えるために考え出されたような教え方がありますが,
どれだけ理解に時間がかかろうが,速さや割合などの重要な単元をこういう形で逃げるのは,指導者としての敗北だろと思います。
それに,ここで丁寧な理解を心掛けないと,このあとどんどん大変になるのは目に見えているのに,そのような解かせ方をするって・・・やっぱり舐めてるとしか思えません。
ちょっと過激な言い方になってしまいました
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