痺れさす 世界の 誰でも | 君を殺しても

君を殺しても

THE NOSTRADAMNZ Lucifer K nemoto

またもやルシファーです。

すぐに会えて嬉しいか?
白目剥いて喜べよ。


そんなテンションですが、先日の東京に引き続き、大阪スリーマンが近づいてまいりました。


2019/01/31(木)

危険因子〜大阪アウトブレイク〜

 

 [PLACE]北堀江Club Vijon

  [OPEN/START]18:00 / 18:30 

  [TICKET]adv¥3,500 / day¥4,000 (D代別)

  [ACT]umbrella / Mr.ChickenHat Timers / THE NOSTRADAMNZ

 

 [TICKET INFO]

  発売日:先行10/4(木)21:00〜10/17(水)16:00、一般10/28(日)〜

  1.先行チケット チケットデリ→ 購入ページ

  2.イープラスチケット  http://eplus.jp

  3.当日券



umbrellaに関しては、ずいぶん昔からの付き合いになります。

友達だからとか抜きにバンドとしてすごく好きです。

 特に現メンバーになってからのサウンドとキャラクター構成は、なんか完成されてる感がありますね。


彼らの軸になってるのは、なんといっても歌だと思います。

主にメロディーメーカーであって歌い手である唯さんが、日本人の琴線に直に触れてくるような歌をうたいますね。

で、すごいのは唯さんてドラムがすごくうまくて。

メロディーと曲のグルーヴを、彼がコンサートマスターとしてグリップしていて、それでいて将くんが全くブレないシャープなリズムを刻んでいて、下は春くんがどっしり支えていて。

で、柊くんのギターが全体をグッとカラフルにしている印象を持っています。

音楽ジャンル的には彼らはオルタナティブロックとか呼ばれるているものに近いのだけど、柊くんのギターが結構ハードロック的なエッセンスをもっていて、そこまで含めてumbrellaにしか出せないバランスをもたらしているなと思っています。

あと同期モノの使い方がうまい。

彼らの曲で「Shelter」という曲が好きで、こないだ久々にやってくれてすごい嬉しかったんだけど、あのテの、あれだけでリズムトラックとして成立するような同期とバンドサウンドを混ぜてよりよいものにするのって、実はかなり難しいのです。

我々世代のヒーローだとマッドカプセルマーケッツの手法が元祖的なんだけど、umbrellaは音色のセレクトや抜き差しや使い所でもって、それともちょっと違う、でも最大限に効果的なアプローチをしているなあと思います。

しっかりとオルタナやヘヴィロックを足腰としながらも、J-POPとしても高い水準の、広く拓かれた音楽に昇華できてるから、すごい。


個人的には、ノストラダムスの影も形もなかった大昔からボンヤリと、かみむらくんとえんどうさんと春くんとぼくでバンドやったら面白そうだなって妄想してたりして。

図らずもノストラダムスという形で3/4が叶ってしまったので、そういうこと妄想してたんだよ〜て話をいつだかしてみたら「俺はumbrellaって決めてんねん」とキッパリ言ってて、超カッコいいと思った。

だから、umbrellaとやれるのはすごく嬉しい。


で、そんな春くんを伝って、突然連絡をくれたのがMIKIさんでした。

やべえ超怖いなんかしたっけぼく、とやきもきしていたら、ノストラちゃんをすごく褒めてくれて、一緒になんかやろうぜって声をかけてくれました。

まだろくに話をしたことない状態で、チェルシーホテルでMr.ChickenHat Timersのライブを観たとき、震えるくらいカッコ良くて。

「シビレる」という感覚を久しぶりに感じたというか。

やっぱりロックって、ワルくて、ヒリヒリしていて、ガキっぽくて、ロマンチックで、なんか火傷しそうな感触がするのが本物というか、ロックの本質的なカッコ良さってそういうところにあるとぼくは思っていて。

それをストレートに、でも洗練された形で見せつけられた思いがしました。


チキンハットはバンドとしての構造はumbrellaとは逆で、JYNさんのドラムが屋台骨としてがっちりあるなとぼくは思います。

一緒にやるとわかるのだけど、JYNさんは、合わせる、というよりは、こちらがぐいぐい引っ張られるようなスケール感の、強力なドラムを叩くんです。

でも、あのメンバーだからそれに持っていかれずに、YU-TAさんは自由なフレーズを自由なタイム感でミドルレンジを泳ぎ回って、じょいさんのギターがジャキジャキとトップを劈いて牛耳っていて、そこにMIKIさんのあの声が乗っかっていて、つまり全員主役なバランスになってて。

その最小公倍数の直径がバンドとしてすごく大きいから、なんか圧倒されてしまうんですよね。


話してみたらMIKIさんとぼくはルーツに共通点が多くて、たぶんロックの同じようなところが好きなんだろうな、と思います。 


そうそう、MCHTは、音楽的にどうこうというよりは、ノリとかアティテュードが「ロック」というより「ロックンロール」て雰囲気なんです。そして、パンクスだな、と思います。


THE NOSTRADAMZも含めて全バンドに共通するのは、ちゃんとルーツを踏まえた根幹を、音楽性からもアティテュードからも失わずに、楽曲としては万人にポップで聴きやすいものにできているところだと思います。


ヴィジュアル系がショービジネスとして今の形になってからは、我々のようなスタイルって邪道というか、少数派的な見られ方をしがちなんだけど、ぼくはヴィジュアル系のカルチャーとしての元々の本質って「カッコいいと思ったことを他の人に (特に日本人)にも解るような形に変換して、オリジナルなものを創る」行いだと思っています。


つまり、本当はぼくらこそヴィジュアル系原理主義者なのかもしれないですね。


だから、この3バンドは、それぞれ全バンドが、それぞれの思う最高にかっこいいロックバンドとしてのステージを、それぞれお届けできると思っています。


よろしくお願いします🖖