今朝は寝坊しててんてこまいでしたな。
申し訳なしですな。
皆様におかれましては、ご機嫌いかがでごさいましょうか。
お読み頂きましてありがとうございましょうか。
引き続きまして、2曲目「WORSHIP」にまいります。
これは完全新曲ですね。
で、明確に作曲者がいないというか、THE NOSTRADAMNZの3人でゼロから創り出した曲です。
かみむらくんが、こういう曲やりたくてさ、とドンスカ叩きだしたドラムに、えんどうさんがリフを弾きだして、ぼくが歌を乗せて、じゃあ次こうじゃね?ああじゃね?とやってくうちに、ワンスタジオでフルコーラス完成してしまったという。
ぼくもえんどうさんも、ギターもベースも歌もそこそこ最低限はできるし、打ち込みもできるし、作詞も作曲もできるヒトで、それぞれ独自に音楽を完成させることができる能力は持ってるんだけど、たぶんそれぞれやってたら絶対出てこない曲だと思う。
それはかみむらくんのドラムがないと成立しない、本当にTHE NOSTRADAMNZというメンバーの、バンドの形式でなければ生まれ得なかった楽曲だと思います。
それをいうたら全曲そうなんだけど、ゼロから、という意味ではこの曲への思い入れは自然と強いものになってしまいまさあな。
ロックバンドという形式だからこそ生まれるケミストリーの1番おもしろい出来上がり方をしたのは間違いないです。
印象的なのは、冒頭から繰り返させる
ヘイ
ハローゼア
ヘイト
ハウロウ
という掛け声ですね。
意味は特にないというか、Hで始まる語呂がいい言葉をはめ込んでっただけです。
ヘイ!、は普通にヘイ!ですね。
あなたを呼んでます。
ハローゼア、は、スターウォーズのオビワンケノービの口癖ですね。
新たなる希望のタトゥイーンのシーンで、ルークたちと最初に出会ったときに言うセリフです。
あとシスの復讐で、グリーヴァス将軍の目の前に奇襲をかけたときのセリフでもありますな。
つまりは、これからヤベーことをおっぱじめるぜ?というのを最高にオシャレに表現したフレーズだなとぼくは思っています。
ヘイト、は、憎しみ、ですね。
一単語にしたときにどういう意味になるのかようわからんですね。
でもヘイトって響きが好きなんだな。
割と義務教育の英語の最初のほうで習ったと思うけど、習ったときから好きだわ。
ハウロウ、は、ニルヴァーナのスメルズライクティーンスピリットの有名な一説ですね。
無意味なはずなのにこれだけでグランジの背景を表してるようで、かっこいいよね。
歌詞そのものは、もう皆様に対してぼくが思ってることを割とそのままストレートに書いてます。
ラップのリリックを書くようになったから、押韻を揃えることは意識されてるなあとは思う。
簡単に言えば、屈服させたいのです。
なんか圧倒的な力でもって、ぼくが右と言えば右に、左と言えば左に、究極は、死ねと言ったら死んでほしい。
でも物理的なチカラなんてぼくには無いので、それこそなんか、フォースみたいなもんでどうにかしてやりたいんだけど、練習してもなかなかできるもんじゃないじゃないですか。
したら、やっぱり演奏するしかないと思うのです。
誤解を恐れずにいうと、ショービジネスというか、その中でも特にヴィジュアル系と呼ばれるシーンに時間やお金を割ける人って、やる側も観る側も、日常生活に満足してないし、もしくはそもそもそこに満足を求めていない方が多いのではなかろうかと。
たぶん、いわゆるリアルな自分の人生に充実を望める人は、スポーツとか海外旅行とかにお金をかけるんだと思うんだ。
観るとか聴くではなく、人生そのものにもっと近いところというか、表現が難しいけど、まあ一般にリア充と呼ばれるライフスタイルを選択するんじゃないかなと思うのです。
我々やる側も、元々観る側から入ったわけだし、それでいうと化粧をして普段しない髪型や格好をわざわざ作って、ある種自分自身とは乖離のある人格で演奏してると思います。
つまり、本当の自分の人生とは少し別の次元にある、ステージ上とか楽曲上のものごとにコストと手間暇をかけているわけで。
少なくともぼくは、どこかしらそういう孤独感にも似た感情があって、それが楽曲を作って皆様に聴いてほしいと思う根源にあるように思います。
たぶん承認欲求とか言われているものとほぼ同じものだと思います。
だから、そういう我々と、観てくれる皆様は、利害が一致するんです。
演者とお客様の関係性ってそういうものだと思うのです。
ほんと、チケットやCDを買うお金や、それに割く時間って貴重なものだと思ってます。
それだけを稼ぎ出すにも、大変な思いをたくさんしてるはず。
まさしく、日々這いずり回っていると思います。
我々は、皆様の願いや肉体を享けてるのだと思います。
という、せっかくのエンターテイメントだから、それを楽しんでほしいし、もっと楽しみたいし、楽しませたいんです。
そしたらもっともっと、色々捧げてもらえると思うし、そしたらもっともっと我々の関係は深くなっていけるはずで。
それって非常に共依存的で、暴力的で、エロティックなことだと感じます。
他方で非常に真っ当で健康的ともいえる。
あなたは孤独ですよね。
誰にも言えないようなどうしようもないことを抱えてあなたは今日も泣いていることだろうと思います。
でもその肉体や時間をぼくにくださるなら、それと引き換えにぼくはぼくにできることをあなたのためにやります。
それが例えつくりものを介していたとしても、
その関係自体には嘘も本当もなく、ただそういう関係なのです。
もちろん別の聴き方のほうが気持ちよければそれでいいのだけど、自分としてはそういうことを歌っております。
ぼくも人並みには時間を重ねて生きてきたと自覚しているので、できるだけジェントルに振る舞う努力をしているつもりなのだけど、内心割とマジでそういうことを考えて過ごしているので、オレに惚れると火傷するぜ?て感じです。
それでも、懲りずにぼくのためにたくさん火傷してください。
よろしくお願いします。
なんて、どんだけ最低なんだろうね!