こんな夢をみた | 君を殺しても

君を殺しても

THE NOSTRADAMNZ Lucifer K nemoto

ぼくは喫煙所で上司Aに話かけられて、何か大事なことを訊かれてるな、と思うのだけど、ボソボソ言ってて何を言ってるか全然聞き取れない。
え?え?
と聞き直すんだけど、ずっとボソボソしか聞こえない。
え?すみません、耳が悪くて聞こえないんです。はい?え?
と何度も聞き直すうちに、上司は訝しげな顔をしてどこかへ行ってしまった。

でも、何か大事なことだったっぽいので、まずいなーなんて思っていたら、Aと比べると歳も近くて話しやすい上司Bが来たので、
上司Aから大事なことを訊かれたんだけど、何言ってるか全然聞き取れなかったんすよ、何かあったんすかね?
と訊いてみたら、笑いながら何か説明してくれるんだけど、やっぱりボソボソ言ってて何を言ってるかわからない。
また、え?やっぱりぼく耳が悪くて聞こえないっす。はい?え?なんですか?
なんて聞き返し続けてたら、
お前はそういうの全部顔に出てるんだよ!
と怒られて、Bもどこかへ行ってしまった。

途方に暮れていたら、窓越しに同僚Cが驚いたように笑いながら何かを伝えようとしている。
ふと見ると、ぼくは下半身に何もつけていなかった。

恥ずかしいのでその場から駆け出したら、いつの間にかズボンを履いてて、そうだ、これはぼくが撮ってる映画だったんだ、と思いながら移動していくと、途中にモニター室があって、ガラス越しに見えた大きな液晶画面にはアダルトビデオが流れてた。
それを横目に外に出たら、鮮やかなオレンジの建物に白いペンキが塗られた鉄の螺旋階段をカンカンと登っていた。
出演者のセクシーな女性や筋肉質の男性が3〜4人で一緒についてくる。

屋上まで上がると、晴天の青空に穴が開いていた。
ガフの部屋である。
でも、きれいにぽっかり、というよりは、ふすまに指をボスッと入れたあとにザリザリと穴をおし拡げたような、いびつな穴。
下界からあらゆるものがそこにゆっくり吸い込まれていって、ああ、世界が終わるんだな、アニメのサードインパクトみたいにきれいな真円の穴が開いて景色や空気がまるで変わっちゃうような感じではなくて、こんなにのほほんと世界は終わっていくんだなあ、と思った。

出演者の男女は乱交を始めていた。

そうだ、映画を撮らなきゃ、と思ったんだけどカメラがなくて、もう死んでしまうなら乱交に参加したほうが得なんじゃないかとも思ったけど、なんだかとても良くない気がしたのでただ空を見ていました。

そのあともう一つ展開があって、それがすごい面白かった気がするんだけど、1日経ったら忘れてしまいました。

多分コミュニケーション不全を常に気にしているのと、恥をかきたくないという気持ち、恥をかくならわざとそうしていることにしたい気持ち、そして諸々欲求不満であることが夢に現れたのでしょうね。

Tokyo e.p.特集ちゃんとやるから待ってってば。