まいど、稲木です('ω')ノ
今回は、日本の国産ステルス研究機、"X-2"を製作しました。
(/・ω・)/
”X-2”とは?
まず、X-2とはどういった航空機かというと・・・
日本の防衛省技術研究本部(現在の防衛装備庁)が三菱重工業等と開発した先進技術実証用の実験用航空機。
”X-2”という形式が発表されるまでは、先進技術実証機(ATD-X)との正式名称もあり、通称として”心神”とも呼ばれていた機体です。
浜松・エアパークに保存展示されている、風洞模型
小松に保存されている、小型模型
2016年4月22日(8年前の今日)に初飛行し、2027年10月31日まで飛行試験を行いました。
現在での機体の所在の詳細は不明ですが、千葉県の防衛装備庁施設で試験に使われたとの話もあります。
STEP.1設計図作成
設計するうえで注意したこととして、いつも通り”硬めに製作すること”、”運用しやすいこと”はもちろんのことだが、今回は”実機通りの技術をなるべく再現”ということを念頭に置きました。
実機はステルス性等の革新的な技術を搭載しつつも、開発費を抑えるためT-4の座席とキャノピー、T-2のギア(前脚・主脚)を流用している。
(T-4・最新型の製作→【製作記】T-4・オリジナル仕様 製作)
(F-1(T-2)の製作→【製作記】三菱F-1、製作開始!~TRUTHを聴きながら~)
その為、作品の設計を行う際に、過去に製作したT-4のコックピット付近とF-1(T-2)のギア収納機構を流用することにしました。
また、この機体の特徴として「高機動飛行制御システムの研究試作」として推力偏向パドルを取り付けていることから、それの可動も盛り込みました。
設計完了時のイメージ図
STEP.2実製作
いつもの製作開始風景。
今回は、ちょっとパーツが多めかもしれません。
まず、尾翼と推力偏向パドルを作成。
それを基に、尾翼付近から組み立てていき・・・
先に作った尾翼を接続!
機体上部から機首部分を組み立て・・・
機体下部も組み、機体の組み立て完了!!
最後に、機体番号記載のパーツを取り付け・・・
X-2、竣工!!!
ちゃっかり、推力偏向パドルと水平尾翼は可動できます。
X-2とT-4たちを並べてみると・・・
前半分(機首部分)めっちゃ似てる・・・(;^ω^)
ステルスっぽいのがうまく表現できてるかな・・・?
(と心配しましたが、杞憂に終わったのは少し後の話。)
この作品を製作して、今まで作成した技術の集合体であるとともに、新しい技術(パーツの組み方)を考えることが出来た、良く言えば実機通りの”技術開発”をすることが出来る作品製作だと感じました。
また、いつも灰色系(暗い色系統)をエンジン付近程度しか用いない、明るい色の作品になったかと思います。
この作品は、今後多くのイベントで出していければと考えています。
いつかは、どこかの大きなイベントでも・・・などと個人的な野望を抱いています
(;^ω^)
また、多くの方々に見て頂いて”面白い”と思っていただければ、作者冥利に尽きます。
今後も、今まで以上にいい作品を作っていきたいと感じております。
では、次の記事で(=゚ω゚)ノ