まいど(=゚ω゚)ノ

稲木です。

 

今回は2023/04/~2023/05の間に製作、2023/05~2024/06に展示運用した「F-15DJ 92-8096・アグレッサー仕様」の製作・運用についてです。

 

 

設計・製作(F-15DJ Mk.1→Mk.2)

 

 

今回製作するF-15DJは実機の保存機が国内に無いため、書籍や写真を基に設計を行いました。

ちなみに、この作品がF-15DJ系統の一番初めの作品でした。

 

 

2023/04に設計完了。

(「F-15DJ Mk.1」として)

 

この時は機体デザインを念頭に置いて設計度合いが大きい形でした。

そのため、前輪の位置が相当機首より離れた位置にありました。

 

 

 

2023/05/07

製作開始

 

 

 

尾翼組立て・・・

 

 

 

2023/05/08

F-15DJ 92-8096・アグレッサー仕様、とりあえず竣工。

 

展示中にギア(前輪・主脚)の間隔が近いことにより不安定だったこともあり、すぐさま設計変更・作品改造を行うことに。

 

 

 

設計仕様をMk.1からMk.2に変更中・・・

機首部分を1プレート厚増やす形にして、前輪をMk.1設計仕様の時より前側に移設する形にしました。

 

 

Mk.2設計仕様で竣工。

 

 

設計のワンポイント

 

 

ここでワンポイントアドバイス的なことを。

航空機の設計で悩むことは多々あるのですが、特に機体の組み方で悩む点は多いと思います。

 

写真は機首のレーダーが収まっている部分のみを仮に作りました。

現行のジェット戦闘機・練習機の組み方は、以下の組み方で設計していることが多いので紹介します。

 

 

 

構成パーツは大体こんな感じです。

 

 

 

灰色のパーツを左右それぞれ組み、黒色のパーツで挟み込む形で考えています。

これをベースに機体左側・機体右側・コックピットみたいなブロック化し組み合わせる形です。

 

この組み方のヒントになったのは、魚の調理で行う「魚の三枚おろし」です。

上記の写真でいうと、黒いパーツが魚に当たる「骨(脊椎)」の部分として考えることができたのが大きなヒントとなりました。

(・・・というわけで、家庭科の授業は真面目に取り組んでいたのが良いと思うよ・・・ということをここで伝えておきます。)

 

 

展示運用

 

 

さて、話は本題に戻して。

 

この作品は2023/05~2024/06の期間に自衛隊広報等のイベントで展示を行いました。

 

 

 

展示運用終了後は、自衛隊について広く熱く広報されておられる元自衛官の方(元アグレッサー部隊所属パイロット)に譲渡いたしました。

 

 

実機のこのアグレッサー塗装が現状1度のみ(2019/06~2024/02のみ)であるため、再度同じ塗装を作ることは現状考えておりません。

(飛行教導群で実機が再度塗装されれば、製作することは考えます。・・・作れるかはわかりませんが・・・)

 

違った塗装については、少し(年に1機体程度)製作できればいいかな、と考えております。

 

 

では、次の記事で( ´ ▽ ` )ノ

まいど(=゚ω゚)ノ

稲木です。

 

今回は2024/03/~2025/07の間に製作した「F-15DJ・ノーマル仕様」の製作・運用についてです。

 

 

設計・製作(F-15DJ Mk.2)

 

今回製作するF-15DJは実機の保存機が国内に無いため、書籍や写真(そして他に記載予定の過去作)を基に設計を行いました。

 

 

2024/03に設計完了。

(「F-15DJ Mk.2」として)

 

この段階では機体デザインを念頭に置いて設計したため、主翼の2番・8番パイロン以外の武装搭載位置はなく、アレスティングフック搭載も見送っていました。

 

 

 

2025/06/07

製作開始

 

 

 

各部位を組立て・・・

 

 

 

各部位を接続しつつ、製作を続けます。

 

 

 

25/06/08

F-15DJ・ノーマル仕様竣工。

 

 

改修設計・部分改修(F-15DJ Mk.2⇒Mk.2B)

 

半月ほど運用していると、「やっぱり、ミサイル等の武装がないとな・・・」と感じることが多くあり、改修設計・部分改修を行うことに。

 

 

 

ミサイル搭載位置(兵装搭載位置)を3番~7番の5か所追加し、アレスティングフック追加準備施工済みの設計に改修しました。

2025/07頃に、当時は未製作だった他のF-15DJについても設計改修を行いました。

 

 

 

改修後の主翼下はこのようになりました。

兵装を増やすことで、重厚感が表現できるようになりました。

 

 

 

現在この作品は飛行開発実験団の仕様で展示運用しています。

 

 

 

増槽タンクや中距離空対空ミサイル等の装備品も設計・製作し搭載しています。

イベントによって、増槽のみだったりスクランブル対応仕様だったりと装備品の変更を行っています。

 

 

今回製作したF-15DJ・オリジナル仕様は、今後記載する様々なF-15DJの基礎となる作品です。また、様々な仕様での増備も考えております。

どこかで見かけましたら、「・・・なんか、おもろいもんあるなぁ」と思っていただければ幸いです。

 

では、次の記事で( ´ ▽ ` )ノ

まいど(=゚ω゚)ノ

稲木です。

 

今回は2026/01/上旬~03/上旬の間に製作した「B-747-400LCF"Dreamlifter"」の製作についてです。

 

ベースの作成・設計

 

 

今回は、市販で販売されているLEGO™のセット・icons「シャトル輸送機」をベースに製作します。

 

個人的には1から設計し製作することが多いのですが、今回この方法を取ることにした理由は、B747シリーズが外形にそこまで大きく変更せずに、様々な仕様に変更できることです。

 

このシャトル輸送機のモデルは、NASAでオービタ(スペースシャトル)の空中分離の研究や輸送を行ったN905NAです。

このN905NAを遡ると、アメリカン航空に所属していたB747-100型機(正式には、B747-123型機)のN9668でした。

 

ちなみに、NASAではN911NAというシャトル輸送機がもう1機あり、こちらは元日本航空機のB747SR-100型機のJA8117でした。

見分け方としてはアッパーデッキ(2階席)の窓の枚数で、N905NAが2枚、N911NAが5枚です。

尚、現在2機とも保存されており、N905NAがヒューストン宇宙センターのインディペンデンスプラザに、N911NAがジョー・デイビス・ヘリテイジ・エアパークにあります。

 

さて、話を戻しまして。

B747シリーズは様々な運用・用途に分けて多くの型式が製造されました。

旅客機型のみを大まかに挙げると・・・

・-100型

・SR型

・SP型

・-200B型

・-300型

・-400型

・-400D型

・-400ER型

・-8型

・・・大体この9種類に分けられます。

そこで、寸法等を調べていくと、驚くことに“SP型と-8型以外は胴体径だけでなく、機体全長と全高がほぼ同じ数値”です。

これはB747ぐらいの特徴で、他機種(例えばB737やA320シリーズ)の型式変更は搭乗人数を増減させる理由で機体全長を変更します。

B747の場合は搭乗人数の増減を目的とした点より、航続距離の増減に伴うもの、機体構造の強化、エリアルールの効果等といった理由が大きく、基準となる-100型から機体サイズを大きく変更することが無かったと考えられます。

 

そういう背景もあり、今回の製作は市販セット品のモデル機である-100型からの改造でブロックで作成する方法を取りました。

 

と、いうわけで。

 

 

まずは、真面目にセット品を組み、デザイナー(プロのビルダー)の組み方を勉強します。

 

 

 

まずは、オービタ。

こちらのベース機は、“エンタープライズ”。オービタの試験で使用された機体で、現在はニューヨークのイントレピッド海上航空宇宙博物館に保存されています。

 

 

 

そして、シャトル輸送機。

組み方を見ながら「こりゃあ、凄い」と感嘆しつつ、黙々と製作して完成。

 

(完成後の一言)

「・・・やっぱデカいな、この製品。」

 

 

さて、この製品の組み方を“Studio 2.0”という設計ソフトに入れ込み、今回の製作の目標である「B747-400LCF“Dreamlifter”」の設計を行います。

 

 

主翼と水平尾翼の設計変更箇所は少ないので、機体胴体・垂直尾翼・エンジンの設計を行いました。

レイヤ機能(ソフト内では“Step”と表記)を用いて、セット品を流用する部分と新たにパーツ購入する部分と分けて配置しています。

 

 

製作工程

 

 

パーツが届くまで、オービタは別場所へ移動し、尾翼と主翼も外して改造できる状態にします。

 

 

 

発注から2~3週間後、パーツがすべて届きました。

今回は国内とドイツの販売業者から購入しました。

(尚、ドイツから来たパーツは、B787で運ばれてきていました。)

 

 

 

まずはエンジンを作成。

自分でいうのもなんですが、エンジンだけは製品よりも実物に近づけられました。

 

 

 

次に、垂直尾翼を製作。

 

 

 

水平尾翼はシャトル輸送機の特徴の一つである追加垂直安定板を取り外す改修を行いました。

 

 

 

ちょっと寄り道で、オービタとの接続用の支柱部分を取り外す改造を施しました。

 

 

 

いったん尾翼だけ改造後のものを取り付けてみたのですが・・・

 

「・・・あれ?俺、ルフトハンザの-100型機作ってたっけ?」

(あまりにもそれっぽく見えてしまいました(;'∀'))

 

 

 

さて、本筋に戻しまして。

エンジンパイロンの色を変更します。

 

 

 

実機同様に、アッパーデッキ後部から尾翼前までを大幅に改造していきます。

 

 

 

完成!!

 

 

 

飛行姿勢もええ感じにできました。

ε-(´∀`*)ホッ

 

 

今回製作したB747-400LCF“Dreamlifter”は、諸々の都合で展示できる回数は限られますが、機会があれば展示したいと考えています。

どこかで見かけましたら、「・・・なんか、おもろいもんあるなぁ」と思っていただければ幸いです。

 

では、次の記事で( ´ ▽ ` )ノ