安田記念のロマンチックウォリアーは買いなのか、それとも… | 元JRA調教師・山田要一のブログ

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厩舎OBという立場から、パーフェクトホースマンズの一員としてファンの皆様と違う視点で競馬のことを掘り下げたいと思います。

おはようございます。

元JRA調教師で、今は、「パーフェクトホースマンズ」の「調教師情報部」に所属している山田要一です。

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今日は、安田記念について、私の頼もしい仲間の一人、「元調教師のNさん」から届いた報告を紹介しますね。

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1960年に生まれたチャップシン・シャム君は、1977年から乗り役をやっていて、引退した1983年までに全部で24勝を上げていました。

乗り役を引退した後は、アイヴァン・アラン厩舎で調教助手をやっていたんですよ。

アイヴァン・アラン厩舎は、香港で3回もリーディング1位になっていましたし、海外遠征に積極的で、主な管理馬には、1999年のジャパンCでスペシャルウィークの2着だったインディジェナスや、2000年の安田記念を勝ったフェアリーキングプローンなどがいますから、日本でもかなり名前を知られていますよね。

JRAと違って、香港の競馬は、とにかく暑い真夏はレースを行いませんので、9月から翌年の7月までが1シーズンになっていて、シャム君が自分の厩舎を開業したのは2003年のことで、最初のシーズン(2003年~2004年)にいきなり34勝を上げるという、幸先のいいスタートを切っていました。

それに、次のシーズン(2004年~2005年)は、アラン厩舎から引き継いだシンチレーションで香港クラシックマイル(G1)を勝つなど、全部で47勝と、一気に数字を伸ばしていましたし、最近は、香港の調教師リーディングでずっと10位以内に入っているんですよ。

そうそう、2012年には、リトルブリッジを使ったイギリスのキングズスタンドS(G1)を勝っていますし、最近は、ロマンチックウォリアーが香港のG1を5勝もしていて、しかもこの馬は、去年、オーストラリアに遠征して、コックスプレート(G1)も勝っています。

こうやって、素晴らしい実績を残しているのは、アラン厩舎で調教助手をやっていた頃に、先ほど名前を挙げたフェアリーキングプローンなど、走る馬を間近で見続けていたからなのでしょうね。

そして今年は、ビクターザウィナーでセンテナリースプリントC(G1)、ロマンチックウォリアーでクイーンエリザベス2世C(G1)などを勝っていますから、今のシャム君は、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金が1億8000万円の安田記念にロマンチックウォリアーを登録していて、シャム君は、今年の高松宮記念にビクターザウィナーを使って、3着に好走させていますし、さっき書いた通り、他の海外遠征でも、師匠のアラン調教師と同じく結果を出していますから、今回は、「勝算があっての遠征」と私は見ています。

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安田記念について、「元調教師のNさん」から届いた報告は以上です。

さて、話は変わりますが、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページや、いくつかのブログの中で、「馬券に欠かせない情報」を包み隠さずに公開していますので、「正確な情報を知って、万馬券を取りたい」と考えている方には、こまめに確認することをお勧めしておきますよ。

「パーフェクトホースマンズ」のホームページ
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元JRA馬主で、一口馬主クラブの代表も務めていた小栗範恭さんのブログ
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今日は、ここまでにしておきます。

それではまた。