おはようございます。
元JRA調教師で、今は、「パーフェクトホースマンズ」の「調教師情報部」に所属している山田要一です。
今日は、葵Sについて、私の頼もしい仲間の一人、「元調教師のIさん」から届いた報告を紹介しますね。
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「親父さんが厩務員」っちゅう家庭で育った上村洋行君は、滋賀県の出身で、1977年の桜花賞やエリザベス女王杯などを勝ったインターグロリアや、1995年のセントウルSなどを勝ったビコーペガサスとかを管理しとった柳田次男厩舎から、1992年に乗り役としてデビューしとって、この年に、トシグリーンに乗った京王杯AHで初めて重賞を勝っとったし、全部で40勝を上げて、「最多勝利新人騎手」を受賞しとりましたな。
その後も、ナムラコクオーに乗った1993年のラジオたんぱ杯3歳Sと1994年のシンザン記念と1996年のプロキオンSを勝つとか、順調に実績を積み重ねとったんやけど、「黄斑上ぶどう膜炎」っちゅう目の病気にかかってしもうて、そん時は乗り役を引退することも考えたそうや。
2004年に4回も手術を受けた上村君は、その後、めでたく病気が治って、また順調に実績を積み重ねとったし、2008年には、スリープレスナイトに乗ったスプリンターズSで、初めてGIを勝っとりましたな。
そんで、重賞を10勝、通算で570勝っちゅう実績を残して、2014年に乗り役を引退しとります。
引退した時の上村君は40歳と、まだまだ乗り役としてバリバリ活躍できる年齢やったけど、前の年に受けた調教師試験に落ちてしもうて、「本気で調教師を目指すには、乗り役との両立は難しい」と考えたそうや。
それからは、池添兼雄厩舎で調教助手をやりながら、毎日8時間の勉強を続けて、5回目の挑戦やった2017年の12月に、めでたく調教師の試験に合格しとりました。
試験に受かってからは、技術調教師として、2021年の2月に引退した角居勝彦君の厩舎で、色んなことを学んどりましたな。
2019年の3月に自分の厩舎を開業した上村君は、それから年末までに、「10勝・獲得賞金1億9691万円」っちゅう、最初の年としてはまずまずの成績を残しとったし、その後の4年間も、
2020年→19勝・獲得賞金2億2195万円
2021年→25勝・獲得賞金4億2467万円
2022年→32勝・獲得賞金4億8978万円
2023年→40勝・獲得賞金8億6367万円
っちゅう形で、成績が完全に「右肩上がり」になっとって、特に去年は、ベラジオオペラを使ったスプリングSで、調教師としては初めて重賞を勝つと、その後も、ステイヤーズSとチャレンジCを勝っとるんですわ。
それに、今年もエエ流れが続いとって、ベラジオオペラを使った大阪杯で初めてのGI勝ちを飾っとるし、ウィリアムバローズを使った東海Sも勝つなど、先週までに20勝を上げて、「調教師リーディング」は4位になっとるし、稼いだ賞金が「6億4567万円」と、もう去年の7割以上になっとります。
もちろん、今の上村君は、「この勢いを止めたらアカン」と考えとるんやろうし、今週は、1着賞金が4100万円の葵Sにガロンヌとモンシュマンを登録しとるんで、ワシが上村君やったら、間違いなくどっちもメイチに仕上げますわ。
実際、ワシのところに届いとる最終追い切りについての報告が、
「昨日、この2頭が坂路で併せ馬をやっとりました。どっちも、気を抜かずに最後までしっかり走れとって、馬体の張りと毛ヅヤがよう見えとったし、追い切った後の歩様に柔らかさがあったんで、力を出し切れるデキに仕上がったんやろ」
っちゅうもんやったから、2頭とも上位入線が期待できそうやな。
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葵Sについて、「元調教師のIさん」から届いた報告は以上です。
さて、話は変わりますが、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページや、いくつかのブログの中で、「馬券に欠かせない情報」を包み隠さずに公開していますので、「正確な情報を知って、万馬券を取りたい」と考えている方には、こまめに確認することをお勧めしておきますよ。
「パーフェクトホースマンズ」のホームページ
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【 こ ち ら 】
元JRA馬主で、一口馬主クラブの代表も務めていた小栗範恭さんのブログ
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今日は、ここまでにしておきます。
それではまた。