おはようございます。
元JRA調教師で、今は、「パーフェクトホースマンズ」の「調教師情報部」に所属している山田要一です。
今日は、NHKマイルCについて、私の頼もしい仲間の一人、「元調教師のTさん」から届いた報告を紹介しますね。
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京都府京都市の伏見区向島(むかいじま)出身の吉岡辰弥君は、競馬好きのお父さんと京都競馬場に行ったのがきっかけで「騎手になりたい」と思うようになって、小学校6年生から競馬場の乗馬センターに通っとりました。
中学校3年生の時に競馬学校の騎手課程を受けたんやけど、そん時にはだいぶ身長が伸びとったし、試験に落ちてしもうたんで、目標を厩務員課程に切り替えて、中学校を卒業してすぐ、1973年のダービーと菊花賞を勝ったタケホープとかを生産したことでよう知られとる、北海道の浦河にある谷川牧場で働いとったんですわ。
そんで、まだ16歳やった、1993年の1月に競馬学校の厩務員課程に入って、同じ年の7月から藤岡範士(のりひと)厩舎で厩務員をやって、12月からは調教助手をやっとりました。
その後、2008年の3年に角居勝彦厩舎に移って、そこで10年くらい調教助手をやって、2018年の7月から、調教師の試験に受かった12月までは、中竹和也厩舎で調教助手をやっとったんですわ。
吉岡君が角居厩舎と中竹厩舎におった時には、走る馬を何頭も担当しとって、調教師の試験に受かったすぐ後、2018年のホープフルSを勝ったサートゥルナーリアも彼の担当馬でしたな。
試験に受かってから厩舎を開業するまでの間は、技術調教師として中内田充正君の厩舎に所属して、馬のことはもちろん、厩舎をどうやって運営したらエエんかなどを教わっとったし、角居厩舎のキセキがフランスに遠征した時に帯同して、海外経験も積んどったんですわ。
そんで、2020年の3月に自分の厩舎を開業した吉岡君は、トゥインクルリーフを使った3月15日(日)の中京6Rで、「JRA初出走・初勝利」を飾っとって、他も入れたら、年末までに「14勝・獲得賞金2億4590万円」っちゅう、最初の年としてはまずまずの成績を残しとりました。
2年目やった2021年は、スマッシャーを使ったユニコーンSで初めての重賞勝ちを飾ると、ジャスティンロックを使った京都2歳Sも勝つなど、「27勝・獲得賞金4億7586万円」っちゅう、前の年を大きく上回る成績を残しとったんですわ。
一昨年は、「22勝・獲得賞金3億7274万円」っちゅう成績で、2021年を大きく下回ってしもうたんやけど、去年は、「38勝・5億6780万円」っちゅう素晴らしい成績を残しとりました。
それに、今年もエエ流れが続いとって、ノーブルロジャーでシンザン記念、ディスペランツァでアーリントンCを勝つなど、先週までに15勝を上げとって、稼いだ賞金が「3億9258万円」と、去年の同じ時期(4月まで)の「1億9730万円」を大きく上回っとるんで、今の吉岡君は、「この勢いを止めたらアカン」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が1億3000万円のNHKマイルCにディスペランツァとノーブルロジャーを登録してきましたんで、ワシが吉岡君やったら、どっちもメイチに仕上げるやろうし、実際、ワシのところに届いとる最終追い切りについての報告が、
■ディスペランツァ
「昨日、坂路に入れられて、4Fが55秒4、終いの1Fが13秒2っちゅう時計を馬なりで出しとりました。4月27日(土)に同じ坂路でやった追い切りでは、しっかり負荷を掛けられとったこともあって、今週は馬なりやったけど、デキがエエ馬ならではの軽快な脚捌きで走れとりましたわ」
■ノーブルロジャー
「昨日、レースでも乗る予定の松山君が坂路に入れて、4Fが55秒1、終いの1Fが13秒1っちゅう時計を馬なりで出しとりました。コンマ4秒先行しとった、古馬2勝クラスのコンクイスタを追いかける形で、最後はクビ差で先着しとったし、追い切った後の気合い乗りが抜群でしたな」
っちゅうもんやったから、どっちも上位に食い込んでくる可能性が十分にありそうやな。
そうそう、吉岡君の厩舎は、今年が開業5年目とキャリアが浅いこともあって、まだGIを勝てとらんので、今回は、「ここで初めてのGI勝ちを」っちゅう思いで2頭を登録してきたんやとワシは見とります。
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NHKマイルCについて、「元調教師のTさん」から届いた報告は以上です。
さて、話は変わりますが、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページや、いくつかのブログの中で、「馬券に欠かせない情報」を包み隠さずに公開していますので、「正確な情報を知って、万馬券を取りたい」と考えている方には、こまめに確認することをお勧めしておきますよ。
「パーフェクトホースマンズ」のホームページ
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【 こ ち ら 】
元JRA馬主で、一口馬主クラブの代表も務めていた小栗範恭さんのブログ
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【 こ ち ら 】
今日は、ここまでにしておきます。
それではまた。