NHKマイルCと京都新聞杯では、「一昨年のドバイシーマクラシックを勝った人物」から目が離せません | 元JRA調教師・山田要一のブログ

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厩舎OBという立場から、パーフェクトホースマンズの一員としてファンの皆様と違う視点で競馬のことを掘り下げたいと思います。

おはようございます。

元JRA調教師で、今は、「パーフェクトホースマンズ」の「調教師情報部」に所属している山田要一です。

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今日は、NHKマイルCと京都新聞杯について、私の頼もしい仲間の一人、「元調教師のIさん」から届いた報告を紹介しますね。

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滋賀県出身の藤原英昭君は、同志社大学を卒業してから、フェブラリーSを勝ったチアズアトムや、シンザン記念を勝ったメイショウテゾロなどを育てた星川薫さんの厩舎で、ずっと調教助手をやっとって、2001年の2月一杯で星川さんが引退する時に、引き継ぐ形で次の月に自分の厩舎を開業しとります。

藤原君は、大学に通っとった頃、ずっと馬術部に所属しとって、色んな大会で上位に入っとったから、そん時は、明治大学におって、3年続けて全日本学生チャンピオンになった美浦の久保田貴士君と、「西の藤原、東の久保田」と呼ばれとったんや。

藤原君の親父さんの玄房(はるのぶ)さんは、1970年くらいまであった繋駕速歩競走(馬車レース)の乗り役やったし、乗り役を引退した後は、大久保正陽(まさあき)さんの厩舎で厩務員をやって、その頃、ミスターシービーが勝った1983年のダービーで2着やったメジロモンスニーなどを担当しとりました。

もちろん、藤原君は子供の頃から親父さんの仕事振りを見とったんやろうから、この世界に入ったんは当たり前やったんでしょうな。

ちなみに、弟の和男君は調教助手をやっとって、昔は北橋修二さんの厩舎でエイシンプレストンとかを担当しとったし、今は、藤原英昭厩舎におるんですわ。

前に藤原君は、「一戦必勝を厩舎のポリシーにしている」っちゅう話をしとったし、その言葉通り、毎年のように高い勝率を記録しとって、1割8分4厘やった2007年、1割9分9厘やった2008年、1割9分3厘やった2013年と、今までに3回も「最高勝率調教師」を受賞しとります。

それからも、藤原君は順調に実績を積み重ねとって、2018年には、パフォーマプロミスで日経新春杯とアルゼンチン共和国杯を、エポカドーロで皐月賞を勝つなど、58勝を上げて「調教師リーディング1位」になって、今まで一番多い「15億9068万円」の賞金を稼いどりました。

そんで、2021までの3年間は、

2019年→35勝・獲得賞金10億0013万円
2020年→38勝・獲得賞金8億2974万円
2021年→30勝・獲得賞金9億1410万円

っちゅう成績で、2018年を大きく下回っとったんやけど、一昨年は、JRAで40勝を上げて、稼いだ賞金は「9億5308万円」と、少しやけど2021年を上回っとったし、海外では、シャフリヤールで1着賞金が348万ドルのドバイシーマクラシックを勝つなど、全部で「約4億6663万円」を稼いどったんや。

ただ、去年は勢いが止まっとって、「33勝・獲得賞金6億4352万円」っちゅう成績で、一昨年を大きく下回っとったから、今年を迎えるにあたって藤原君は、「キッチリ巻き返さなアカン」と考えとったんやろ。

実際、今年は、シャフリヤールがドバイシーマクラシックで2着に入って、120万ドル(約1億7880万円)の賞金を稼いどるし、JRAでは、ダノンマッキンリーがファルコンSを勝つなど、先週までに13勝を上げとって、稼いだ賞金が「2億4975万円」と、去年の同じ時期(4月まで)の「1億8564万円」を大きく上回っとるんですわ。

もちろん、今の藤原君は、「この勢いを止めたらアカン」と考えとるんやろ。

そんな中、今週は、1着賞金が1億3000万円のNHKマイルCにダノンマッキンリー、1着賞金が5400万円の京都新聞杯にファーヴェントを登録してきましたんで、どっちもキッチリ仕上げてくるやろうな。

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NHKマイルCと京都新聞杯について、「元調教師のIさん」から届いた報告は以上です。

さて、話は変わりますが、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページや、いくつかのブログの中で、「馬券に欠かせない情報」を包み隠さずに公開していますので、「正確な情報を知って、万馬券を取りたい」と考えている方には、こまめに確認することをお勧めしておきますよ。

「パーフェクトホースマンズ」のホームページ
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元JRA馬主で、一口馬主クラブの代表も務めていた小栗範恭さんのブログ
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今日は、ここまでにしておきます。

それではまた。