「アイルランドの超名門厩舎で働いていた人物」が、ニュージーランドTに込めている筈の思惑 | 元JRA調教師・山田要一のブログ

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おはようございます。

元JRA調教師で、今は、「パーフェクトホースマンズ」の「調教師情報部」に所属している山田要一です。

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今日は、ニュージーランドTについて、私の頼もしい仲間の一人、「元調教師のTさん」から届いた報告を紹介しますね。

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東京都の出身で、広島県にいたこともあった小島茂之君は、高校を卒業してから、築地の魚市場でアルバイトをしていた頃に、一口馬主クラブの会員になったことなどがきっかけで、「競馬に関わる仕事がしたい」と考えるようになって、北海道の門別にある育成施設の「ファンタストクラブ」で働き始めました。

彼は、そこで馬乗りを覚えて、1992年の神戸新聞杯と中日スポーツ賞4歳Sを勝ったキョウエイボーガンなどの調教を担当していたんですよ。

そして、1993年の1月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の7月から1年ほど嶋田功さんの厩舎で厩務員をやって、1994年からの5年間は、浅野洋一郎君の厩舎で調教助手をやっていました。

ちなみに、その頃の浅野厩舎と言えば、私がすぐに思い付くのは、1996年の若葉Sで強い勝ち方をして、皐月賞でも4着だったミナモトマリノスで、この馬を担当していたのが小島君だったんですよ。

浅野厩舎を出た後の小島君は、1999年の暮れから2002年の2月まで、岩城博俊厩舎で調教助手をやって、2002年に調教師の試験に受かると、技術調教師としてアイルランドに行って、ジョン・オックス厩舎で色々なことを勉強していました。

ジョン・オックス厩舎と言えば、皆さんもよく知っている通りで、小島君が行く前には、シンダーで2000年のイギリスダービーや凱旋門賞などを勝っていましたし、彼が日本に戻ってからも、アラムシャーで2003年のキングジョージなどを勝っていて、シーザスターズで2009年のイギリス2000ギニーとイギリスダービーと凱旋門賞などを勝っているように、名門中の名門です。

2003年に自分の厩舎を開業した小島君は、最初の年こそ6勝止まりでしたけど、2004年に10勝を上げてからは、コンスタントに勝ち星を上げていて、2008年には、ブラックエンブレムでフラワーCと秋華賞を勝つなど、「25勝・獲得賞金5億0696万円」という、今までで一番の成績を残していました。

でも、その後は数字が伸び悩んでいて、去年までの5年間は、

2019年→16勝・獲得賞金3億2887万円
2020年→9勝・獲得賞金2億3418万円
2021年→17勝・獲得賞金2億4225万円
2022年→18勝・獲得賞金3億2310万円
2023年→16勝・獲得賞金3億3648万円

と、いい頃の小島厩舎を知っている者から見れば、「物足りない」と言わざるを得ない数字です。

そして今年は、先週までに7勝を上げていますけど、重賞を勝てていないこともあって、稼いだ賞金が「9982万円」と、去年の同じ時期(4月2日【日】まで)の「1億0947万円」とあまり変わらない数字なんですよ。

もちろん、今の小島君は、「いい頃の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょうし、そんな中、今週は、1着賞金が5400万円のニュージーランドTにスパークリシャールを使いますので、私は、彼がメイチに仕上げてくると見ていて、実際、私のところに届いている最終追い切りについての報告が、

「3日(水)、南ウッドに入れられて、6Fが83秒3、ラストの1Fが11秒6という時計を馬なりで出していました。古馬オープンのフィールシンパシーをコンマ8秒先行する形で、相手を抜かせない勝負根性を見せて、最後はキッチリ同入していましたし、引き締まった馬体が目を引くものでしたよ」

というものでした。

そんな訳で、この馬にはいいレースを期待しています。

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ニュージーランドTについて、「元調教師のAさん」から届いた報告は以上です。

さて、話は変わりますが、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページや、いくつかのブログの中で、「馬券に欠かせない情報」を包み隠さずに公開していますので、「正確な情報を知って、万馬券を取りたい」と考えている方には、こまめに確認することをお勧めしておきますよ。

「パーフェクトホースマンズ」のホームページ
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【 こ ち ら 】

元JRA馬主で、一口馬主クラブの代表も務めていた小栗範恭さんのブログ
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【 こ ち ら 】

今日は、ここまでにしておきます。

それではまた。