シルクロードSの馬券に欠かせない、「乗り役時代に中山大障害を勝っている人物」の管理馬 | 元JRA調教師・山田要一のブログ

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厩舎OBという立場から、パーフェクトホースマンズの一員としてファンの皆様と違う視点で競馬のことを掘り下げたいと思います。

こんにちは。

元JRA調教師で、今は、「パーフェクトホースマンズ」の「調教師情報部」に所属している山田要一です。

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今日は、シルクロードSについて、私の頼もしい仲間の一人、「元調教師のYさん」から届いた報告を紹介しますね。

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滋賀県出身の中竹和也君は、1980年の4月に吉田三郎さんの厩舎で騎手候補生になって、1984年に試験に受かって、その年の3月に乗り役としてデビューしとりましたな。

そんでもって、ニイキに乗った1985年の阪神障害S・秋で初めて重賞を勝つと、ハッピールイスに乗った1986年の京都大障害・春と中山大障害・秋、ダイカツストームに乗った1995年の中山大障害・春(今の中山グランドジャンプ)と、障害の重賞を4つ勝っとって、調教師の試験に受かって引退した1998年までに、通算で176勝を上げとったんですわ。

ちなみに、1993年には、障害レースで12勝を上げて、障害リーディングになっとりましたな。

で、1999年に自分の厩舎を開業した中竹君は、最初の年こそ5勝止まりやったけど、2000年に10勝を上げると、その後はずっと2ケタに乗せとります。

初めの頃、中竹君はなかなか重賞を勝てなかったんやけど、2009年に、ジョーカプチーノを使ったファルコンSで初めて重賞を勝つと、その勢いで、この馬を使ったNHKマイルCで初めてGIを勝っとったし、2018年は、アスターペガサスを使った函館2歳Sと、ヨカグラを使った小倉サマージャンプを勝つなど、「56勝・獲得賞金13億6822万円」っちゅう、勝ち星と賞金のどっちも開業してから一番の数字を残しとりましたな。

しかも中竹君は、2018年から「日本調教師会」の副会長をやっとって、この仕事をこなしながら、調教師としてもエエ成績を残したんやから、ホンマに大したもんやで。

2019年の中竹君は、ブレイキングドーンでラジオNIKKEI賞を勝って、「JRA全10場重賞制覇」を達成しとったんやけど、他の馬がイマイチやったから、「26勝・獲得賞金5億9074万円」っちゅう成績で、2018年を大きく下回ってしもうたし、その後も、

2020年→22勝・獲得賞金5億3331万円
2021年→30勝・獲得賞金6億6162万円
2022年→26勝・獲得賞金5億4590万円
2023年→28勝・獲得賞金6億1196万円

っちゅう形で成績が伸び悩んどります。

もちろん、今年の中竹君は、「エエ頃の勢いを取り戻したい」と考えとるんやろうし、実際、今年は先週までに3勝を上げとって、その他にも、サヴォーナが日経新春杯で2着に入るなど、稼いだ賞金は「9134万円」と、幸先のエエスタートを切っとるんですわ。

そんな中、今週は、1着賞金が4100万円のシルクロードSにオタルエバーを登録しとりますんで、中竹君は、「先週までの勢いを止めたらアカン」と考えて、キッチリ仕上げてくると見とったし、実際、ワシのところに届いとる、最終追い切りについての報告が、

「昨日、レースでも乗る予定の松山君が坂路で一杯に追って、4Fが49秒7、ラストの1Fが12秒6っちゅう時計を出しとりました。この馬が追い切った時間帯は、かなり馬場が荒れとったんやけど、その割にはかなり速い時計が出とったし、スタートからゴールまで、惚れ惚れするような力強い動きやったわ」

っちゅうもんやったから、エエ走りが期待できそうやな。

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シルクロードSについて、「元調教師のYさん」から届いた報告は以上です。

さて、話は変わりますが、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページや、いくつかのブログの中で、「馬券に欠かせない情報」を包み隠さずに公開していますので、「正確な情報を知って、万馬券を取りたい」と考えている方には、こまめに確認することをお勧めしておきますよ。

「パーフェクトホースマンズ」のホームページ
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【 こ ち ら 】

元JRA馬主で、一口馬主クラブの代表も務めていた小栗範恭さんのブログ
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今日は、ここまでにしておきます。

それではまた。