NHKマイルCで、人気薄だったシャンパンカラーとウンブライルを買えた理由は | 元JRA調教師・山田要一のブログ

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厩舎OBという立場から、パーフェクトホースマンズの一員としてファンの皆様と違う視点で競馬のことを掘り下げたいと思います。

こんにちは。

元JRA調教師で、今は、「パーフェクトホースマンズ」の「調教師情報部」に所属している山田要一です。

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私達は、先週のレースで、

NHKマイルC
馬連12990円6点的中

京都新聞杯
3連複2490円2点的中

鞍馬S
3連複13650円6点的中

といった好結果を残しました。

そうそう、これらのレースの内、NHKマイルCを勝ったシャンパンカラー(最終的に17頭立ての9番人気)については、5月1日(月)、「パーフェクトホースマンズのホームページ」で、

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青山洋一オーナーは、東京都渋谷区に本社を構え、美容室の「モッズ・ヘア」や、同ブランドのヘアケア製品の開発や販売などを手掛けている「株式会社エム・エイチ・グループ」の取締役会長を、2015年の9月まで務めていて、その後は、役職を離れて大株主として経営を見守っていますの。

島根県出身の青山オーナーが起業したのは、地元で運転代行の会社を立ち上げたのが最初でして、当時、同じ島根県出身の故・竹下登氏が総理大臣となったばかりでしたから、「目立つだろう」と思って、「総理代行」という名前にしたそうですわ。

その後、青山オーナーは、携帯電話の加入代行や販売といった「通信サービス業」を軸に、「介護事業」や「デジタルコンテンツ事業」などにも手を拡げ、1999年にジャスダックへの上場を果たし、2005年、「モッズ・ヘアジャパングループ」の株式を70%取得してからは、先述したように「美容事業」を拡大していますの。

そして現在では、グループ全体で200名以上の従業員を雇用していて、最近の業績も、

2018年6月期→連結売上高は20億7105万円
2019年6月期→連結売上高は19億6590万円
2020年6月期→連結売上高は17億1848万円
2021年6月期→連結売上高は18億1458万円
2022年6月期→連結売上高が18億4873万円

と記せば分かる通り、15億円以上の売上高をキープしていますので、同社の土台を築き上げた青山オーナーは、「誰もが認める優秀な経営者」と言えますわ。

また、最近の青山オーナーは、IT、不動産、人材派遣など多くの事業に携わっていまして、2015年から、株主・投資家調査といったIR支援などを手掛けている「インベスター・ネットワークス株式会社」(現・株式会社ウィルズ)の社外取締役に就任し、経営に参画するなど、多岐に渡って活躍していますわね。

なお、青山オーナーは、確か2003年からJRAで馬を走らせ始め、現在までに150頭以上を所有していまして、過去の代表的な存在としては、2004年のニュージーランドTとアーリントンCを制したシーキングザダイヤや、2009年のフィリーズレビューなど重賞を4勝したワンカラットや、2016年の桜花賞を制したジュエラーといった名前が挙げられますわ。

2010年のオーナーは、ワンカラットの活躍などにより、過去最高の「23勝・獲得賞金4億2205万円」という成績を残していましたの。

ただ、その後は成績が伸び悩んでいて、一昨年までの3年間も、

2019年→4勝・獲得賞金5460万円
2020年→5勝・獲得賞金9244万円
2021年→6勝・獲得賞金6190万円

と記せば分かる通り、物足りない数字に留まっていましたから、昨年の青山オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていたのでしょうし、実際に昨年は、「8勝・獲得賞金1億3188万円」という成績を残して、一昨年の数字を大きく上回っていますわ。

でも、今年に入ってから先週までは「25戦0勝」という戦績で、まだ「2023年の初勝利」を上げられていませんの。

当然、現在の青山オーナーは、「そろそろ今年の初勝利を上げたい」と考えているのでしょうね。

そういった中、今週は、1着賞金1億3000円(馬主の取り分は8割の1億0400万円)のNHKマイルCにシャンパンカラーを登録していますから、私が青山オーナーであれば、この馬を預けている田中剛先生に対して、メイチの勝負仕上げをお願いしますわ。

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という、「馬主のHさんの見解」を包み隠さず公開していましたし、NHKマイルCで2着だったウンブライル(最終的に17頭立ての8番人気)についても、5月4日(木)、「パーフェクトホースマンズのホームページ」で、

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木村哲也君は、家族や親戚に関係者がいた訳ではなく、お父さんがサラリーマンだったので、元々、競馬の世界に進むつもりはなくて、神奈川大学の工学部建築学科を出ていますし、馬に乗った経験も全くなかったそうです。

でも、急に馬と関わる仕事がしたくなって、一人で北海道に行って牧場で働いて、その後は、アイルランドに行って馬のことを学んでいたんですよ。

2000年の4月に競馬学校の厩務員課程に入った彼は、その年の10月から、1980年の中山記念を勝ったヨシノスキーや、1985年のクイーンSを勝ったアサクサスケールなどを管理していた、佐藤征助厩舎で厩務員をやって、次の年の5月からは、高橋裕(ゆたか)厩舎で調教助手をやっていました。

その後は、勢司和浩厩舎で調教助手と厩務員をやって、中川公成(ただしげ)厩舎で調教助手をやって、2010年に調教師の試験に受かると、次の年の6月に自分の厩舎を開業しています。

初めの年は、「6勝・獲得賞金5941万円」という成績でしたけど、2年目は9勝、3年目は16勝と順調に数字を伸ばしていて、2018年までの5年間も、

2014年→14勝・獲得賞金2億2627万円
2015年→31勝・獲得賞金4億8362万円
2016年→37勝・獲得賞金5億4819万円
2017年→33勝・獲得賞金5億8982万円
2018年→48勝・獲得賞金9億3209万円

という成績を残していましたし、特に2018年は、プリモシーンでフェアリーSと関屋記念を勝って、ステルヴィオでスプリングSとマイルCSを勝つなど、開業してから一番の勝利数で、「最高勝率調教師」も受賞していたんですよ。

でも、その後の3年間は、

2019年→36勝・獲得賞金6億4672万円
2020年→34勝・獲得賞金7億1030万円
2021年→28勝・獲得賞金7億5699万円

と書けば分かる通り、2018年の数字を下回っていましたから、去年の木村君は、「キッチリ巻き返したい」と考えていたのでしょうね。

実際、去年は、ジオグリフで皐月賞を勝って、イクイノックスで天皇賞・秋と有馬記念を勝つなど、全部で34勝を上げて、稼いだ賞金は「16億4896万円」という過去最高の数字だったんですよ。

でも、今年は、イクイノックスでドバイシーマクラシックを勝って、348万ドル(約4億5889万円)を稼いでいますけど、JRAでは、重賞を青葉賞しか勝てていないことなどから、先週までに稼いだ賞金は「2億8127万円」と、まだ去年の2割にも達していません。

もちろん、今の木村君は、「賞金の高いレースを勝って、巻き返しのきっかけにしたい」と考えているのでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金が1億3000万円のNHKマイルCにウンブライルを使いますので、私が木村君でしたら、この馬をメイチに仕上げますし、実際、私のところに届いている最終追い切りについての報告が、

「昨日、南ウッドに入れられて、5Fが69秒8、終いの1Fが12秒1という時計を馬なりで出していました。コンマ4秒先行していた、古馬2勝クラスのステルナティーアと併せる形で、最後はキッチリ同入に持ち込んでいて、動きの良さと馬体の良さのどちらも目立っていましたよ」

というものでしたから、「侮れない存在」と私は見ています。

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という、「元調教師のMさんの見解」を包み隠さず公開していましたから、もちろん、これらの内容を確認していた皆さんも、私達と同じように、NHKマイルCでオイシイ思いができたのでしょう。

そして今週は、ヴィクトリアマイルなどが行われますから、これらのレースもしっかりと仕留められるよう、全力で情報収集にあたっていきますし、今週のレースについての詳しい話は、できる限りこのブログで公開したいと考えていますので、興味のある方は必ず読んでくださいね。

さて、話は変わりますが、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページや、いくつかのブログの中で、「馬券に欠かせない情報」を包み隠さずに公開していますので、「正確な情報を知って、万馬券を取りたい」と考えている方には、こまめに確認することをお勧めしておきますよ。

「パーフェクトホースマンズ」のホームページ
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【 こ ち ら 】

元JRA馬主で、一口馬主クラブの代表も務めていた小栗範恭さんのブログ
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今日は、ここまでにしておきます。

それではまた。