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こちらは自閉っ子育児ブログです。
私うーさん
夫はじめくん
一歩(いっぽ)くん
知的障害を伴うお笑い好き自閉症児
感覚過敏強め(鈍麻もあり)
特別支援学校一年生
よろしくお願いします。
放課後デイのST評価
放課後デイのSTさんと面談がありました。
本当は言語検査をしたかったけど検査にのらなかったとのことで(あいかわらず無視する…)、活動場面からの評価になります。
理解面:6歳以上と推察
- 【語彙(名詞・動詞・形容詞・色名等)】年齢相応(7歳台)。固有名詞(地名や人名)の記憶力は非常に高く、知っているものが多い
- 【心的語彙(気持ちを表す語)】今後の課題。楽しい、悲しいといった語は理解している様子
- 【数の概念(個数・順番)】理解できている
- 【位置を表す語(上下・左右・前後)】理解できている。「後ろに下がって」等の指示に従うことができる
- 【語順、統語(受動態:〜される)】口頭のみでは難しい。動画やフィギュア、イラスト等の視覚的情報があればわかりやすいと考える
表出面:6歳前後と推察
- 言語表出(語彙、復唱、日常的質問応答等)は6歳前後
- 【心的語彙】楽しい、悲しい等は直接的な行動で表現(楽しい:笑う、同じことを繰り返す/悲しい:泣く、同じことを繰り返す等)。辛いことがあると「チックショー!(コウメ太夫)」と言う
- 要求を伝えたり、相手に質問することができる
- 物事の説明や「〇〇の時はどうする?」といった質問に答えたり、相手に許可を求めることは苦手
今後の課題
- 人への関心は高く、やりとりを楽しむことができます。一方で、自身の予測と異なる反応が返ってきた際に不安になることがあります(表情が硬くなる、泣きそうな表情になる、早口で同じことを繰り返す等)
- 自身の気持ちを適切に伝えられるように支援していきたいと考えています(その時の本人の気持ちを職員が言語化する、表情絵カードから選んで伝える練習等)
- 相手の反応が楽しいと繰り返し要求し、活動の切り替えが難しいところがあります
- 活動や気持ちを切り替えられるようなアイテムや声かけの方法等を検討していきます(事業所以外の場所でも可能な方法を検討し共有)
※あくまで「言語」に特化した評価です。
一歩くんの場合は社会性が著しく低いので、会話からはとてもこんなに言語能力があるとは思えません
説明中も一歩くんが突然ドアを開けて「タブレット!」とSTさんに要求して他の職員さんに連れ戻される場面がありました。(ここのデイではタブレットはSTがいる時だけ使えるルール)
思わず「これ、6歳ですか」と聞いてしまいました
言語能力はあっても社会性が低ければコミュニケーションとしての言葉はうまく使えない、ということですね
- 「受動態(〜される)、あげる/もらう」→相手がいて関係性で成り立つ言葉の理解が難しい
- 「心的語彙が課題」→気持ちを捉えにくいのは、身体の深部感覚の弱さと繋がってるのかなーと思います
社会性の評価は別で後日受ける予定です。